走らないドライバーも一考

ガソリンがまたジワジワと値上がりしてきましたね。

首都圏では現在レギュラー価格はリッター150円台後半という感じでしょうか。この10年間の間に50円以上の価格変動が起きており、運送業を営む会社や個人にとって、この支出部分の影響は大きい。

 

リッター100円を切っていた時もあったわけですから、ガソリン代は1.5倍以上になっているわけで、例えば食品や日用品が1.5倍になったら皆様はどのような生活防衛手段を講じますでしょうか?

1年後には消費税が10%になるかもしれませんが、消費税がなかった時代から考えればそれでも1.1倍程度なんですよね。いかに影響が大きいかわかると思います。

 

とにかく運送業においてはガソリンは最低必需品です。一部の規模の大きい郵便局では電気自動車の配送も行われているようですが、原油価格が高騰したのに電気代が安くなるということはまず無いと思われますので、どんな車を使おうと影響は必至です。

営業車やトラックを多数台所有している会社ではガソリン代が1.5倍なんて即死活問題です。経費削減なんていう生易しい言葉で片付けられません。ガソリン代が高騰したからといってサーチャージを荷主が簡単に認めるわけがなく、会社を維持するために何を削っていくのかというと「人件費」が真っ先にターゲットになる。基本給は削れないので賞与が犠牲になるわけで、社員ドライバーは会社の金でガソリンを使っている意味をよく噛み締めた方がよい。コンビニ等の駐車場でエアコン・アイドリングしながら弁当なんか食べてる場合ではない。

個人の軽運送業も同様です。AT・MTの違いや仕事の内容、エリアの起伏等で変わってきますけど、軽の1BOXですと大体燃費はリッター10km前後でしょう。1日100km走る人なら、月24日稼働するとして、リッター100円なら24,000円、150円なら36,000円となり、人件費に例えれば月の小遣いが12,000円減らされるという対応を迫られる。タバコなんて吸ってる場合ではないですね(笑)

こういう状況がクローズアップされてようやく、走る距離が長ければ長いほど売上は変わらないのに経費が嵩むことの問題に気付いたりする。仕事自体での走行距離もそうですが、仕事をするために移動する距離(通勤等)が長いほど経費も増える。なので私は自宅から近いエリアで本業・複業すべてが完結できるようなコンパクトライフに移行してきました。

 

移動時間が少なければガソリン代が減らせるのはもちろん、時間も生み出すことができます。この時間を生み出せず、副業・複業ができないと嘆くドライバー業の方は多い。経費が増え収入ネタを作れないという、ネット上でよく見られる「軽運送なんて稼げねぇよ!」という理由の一つがこのパターン。ドライバー仕事の常識の枠から外れた働き方を考えてみてもいいのでは?

最近ではクロネコさんも車を使わない配送業務(自転車等)の募集が数多く出ていますし、飛脚さんでも商業施設に常駐して到着したトラックの荷物を商業施設内の店舗に台車で配達するという仕事もある。時給的には1,500円前後という感じですが、後者は雨風寒暖の影響がほとんどないので、中高年にはなかなか良い案件かと思います。時給だって他のバイトに比べれば恵まれているし経費はかからないので、下手したらドライバー仕事より良いかもしれません。私も60歳過ぎたらそちらにシフトしてもよいかなと真剣に思ったりしてます。

経費の負担が大きくなり稼ぎが減ってきたと感じてきたら、ちょっとその働き方から外れて考えるのもアリだと思います。走らないドライバーというのも、近未来的な軽ドライバーの一つの働き方として私は実現しつつありますから。

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