2024年をどう乗り切るか?

どんな問題が起きていくのか?収入と生活を守れるか?
昨年マスコミを始めとして大騒ぎしていた物流の2024年問題がいよいよ目の前に迫ってきました。
しかし長い間大騒ぎした割に一向に解決に向けた政策や妙案が出てこなかったように感じます。
それどころか問題は物流に限らず建設業や教育・医療・介護・保育等様々な業界・業種にも広がりを見せ始めています。
最近ではバスやタクシー業界での人手不足や低賃金問題が露呈し、運行に支障をきたすほど深刻になってきましたね。
でもこれらは騒がれ始めたのがつい最近のように感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、何年も前から懸念・指摘されていた問題なのです。
各業界業種で企業や現場の努力により何とか問題を解決しようとしていたのが、ついに臨界点を超えてしまった。
コップに並々とつがれた水が表面張力でギリギリ溢れなかったような状態が、堰を切ったかのようにコップの外に流れ出そうというのが2024年という感じ。
そうなる前に何とかできたはずなのにねぇ・・・

何かのキッカケで水(問題)が溢れ出す際どい状況の日本
日本政府が慌ててやろうとしているのがコップから溢れ出てくる水をいかに受け止めるかみたいな場当たり的な政策。溢れ出てからでは遅いっつうの!
コップから水が溢れる前にやらなければいけないことをやろうとしない。
人手不足の原因にも触れようとしないし、スピーディにやるのは増税と政治資金パーティだけ。
政治家たちが国民の方を向いて政治をしているとは到底思えません。
そんな不安が日本列島に充満している中で迎えた2024年。
元旦早々に北陸地方を襲った令和6年能登半島地震が国民を苦しめるなんて悪夢でしかない。
元旦は帰省している方も多いし旅行で地方に出かけている人も多いでしょう。
ましてや夕方、これから親族ご近所団らんで年の初めの宴を始めようとしている時。年に何回もない楽しい時間に震度5~7という余震本震に見舞われるとか、急転直下に奈落の底に突き落とされるような事態は無慈悲すぎる。
特に冬の北陸という寒さの中での停電とか断水とかも厳しい。
海岸に近い所に家が密集している様子も伺えたが、東日本大震災の時の津波被害の教訓から多くの人がすぐに高台に避難していた様子も報じられていたのは素晴らしい。
しかし余震が収まらない中ですぐ夜を迎え、普段から苦しい生活に耐えてきた方々の絶望感は察するに余りある。

災害時の頼みの綱はドローン輸送。早急な法整備が望まれる
大手運送会社は速攻で災害エリアでの集荷配送の遅れや中止を報じ、生活物資が枯渇する不安を掻き立てる。
軽貨物ドライバーの方々の活躍もどこまで役に立つことができるのだろうか。
一夜明ければ家屋の倒壊や損傷、津波の規模等被害状況がより明らかになるだろうが、本当に苦しいのはライフラインが止まり生活物資が枯渇するこれからかもしれません。
元旦だと災害ボランティアも集結に難儀することも考えられる。帰省時期での鉄道等はチケット確保も難しいし。
ローカルのバス路線やタクシーも人員不足で更に正月シフトでは臨時運行も困難。
帰省客が慌てて帰京しようにも交通機関がマヒしてしまっているという皮肉。
ニュースで見ているローカル路線に頼る生活者の苦労をまさか帰省で味わうとは思わなんだ。
元旦早々の大災害は2024年問題そのものを浮き彫りにしたかのように感じてしまうのです。

歴史に名を残す政治家は日本では現れないのだろうか?
そんな厳しい年のスタートですが、素晴らしいと思ったこともあります。
ネット上の緊急支援募金が災害発生から8時間ほどで1億円に迫る勢いで増え続けている。
これぞ国民の力、日本人の民力の高さだと思わずにはいられません。
生活が楽ではないのに見ず知らずの他人に奉仕できる心意気。まだまだ日本人も捨てたもんじゃありませんね。
それに比べて日本の政党・政治家たちは恥ずかしいもいいところですな。
国民から吸い上げた税で自分たちはやりたい放題。
悪事がバレそうになると途端に知らぬ存ぜぬで屁理屈を並べ詭弁に終始する。
こんな腐った政党・政治家こそが2024年問題と言えるのではないか?

あちこちに降りかかる火の粉を黙って見ているだけなのか?
おらが町(村)の先生に投票を続けてきた有権者たちも、そろそろ日本全体のことを考えてもらわないと。
各マスコミの世論調査では岸田首相の支持率が未だに20%以上あるという不思議。
任意のネット調査では支持率は10%切っているようだが、どちらが実態を反映しているか?
自民党が国民ネット投票を頑なに実施しようとしない理由がわかりますよね。
YouTubeで何度も流れていますけど、本当に岸田さんの答弁は酷いよなぁ。
「YES か NO で答えてください」という質問にダラダラと理屈を並べて結局は何が言いたいのかわからない回答に持っていく。
政治家の特徴って相手を攻めている時には端的にわかりやすく詰め寄っていくが、逆に攻められたり劣勢に回ると途端に歯切れが悪くなり回りくどい言い回しをして質問の本質から逃げますよね?
党や派閥の中で勉強会をやっているという話をよく聞きますが、キックバックのやり方とか劣勢に立たされた時の答弁の仕方を一生懸命やっているのではないかと思ってしまう。

解決できずに燃え尽きるか、解決に向けて闘志を燃やすか
結局は国民の方を向いて政治活動をしていない。
景気をよくするには一旦消費税を中止するなり廃止するなりが何より即効性があると誰もが思っているのに検討もしない。
燃料高騰問題もトリガー条項が明らかに発動要件を満たしているのに、買い控えが起きるとか時間がかかるだの何だのとやる気をみせない反面で石油元請けに対する補助金については即実施する。税金を課して補助金とか狂ってる。
これでは自民党との癒着が囁かれている業界への忖度以外の何物でもないと指摘されるのも当然。
このまま自民党政権がダラダラと続いてしまうのであれば、各業界業種の2024年問題は確実に進行していく。
いや問題は2024年だけでは済まない。2025年以降も更に被害を拡大しながら続いていく可能性がある。
でも政治家は無傷であり財務省にいい顔しておけば自分たちは安泰。国民がどうなろうが知ったこっちゃない。
どこかでこの流れを食い止めねばならない。一度自民党を止めるのが唯一の問題収束策と皆が気付き出している。
2024年に実施される選挙ではとにかく自民党を敗北させる。それで世の中がどう変わるか見てみたい。
「票を入れたい野党が無い!」という意見も相変わらずですが、だから消去法で自民党というスタンスが自民党を腐らせてきたのも事実。
2024年問題解決に向けてはまず自民党を律するところから始まると個人的には思っている。
過去の民主党政権の悪夢を引きずっている方も多いですが、今の自民党を延命させるのもダメでしょう。
災害時の国民の団結力があれば2024年問題も跳ね返すパワーがあるはず。
今の自民党には残念ながら何も期待できない。
皆のアイデアで何とか不安を払拭していきましょう!