足元のお宝に気付かない

毎日毎日働いてばかり。給料は上がらないし仕事も面白くない。何も楽しいこと無くこのまま人生終わっちゃうのかなぁ?

なんて思ってる人、ホントに楽しいこと見つかりませんか?楽しいことがどこからかやってくるのを待っていませんか?

 

世の中には何やっても上手くいく人とか、いつも楽しそうにしている人っていますよね。
そういう人の共通点って何だと思いますか?

やらなくてよい事をやらない のが秘訣だそうですよ。

確かにやりたくない事をしなくてよいのなら気持ちは楽ですよね。楽=楽しい。
やりたくない事って苦手にしていることが多いと思うんです。だったら苦手な事に手を出しても上手くいく確率は高くないんだから避ければいいじゃん!

ってまあその通りなんですけど、こういう時に私達は「それが出来れば苦労しない!」 っと、苦手な事をやらなければならない言い訳を探しだす。

楽しそうにしている人、上手くいっている人からすれば、「何でわざわざやりたくない事・やらなくてよい事を正当化してまで苦労しているんだろう?」ってなもんです。この考え方の違いが「やらない人」と「やってしまう人」に分かれるところ。

嫌いなことから逃げてたら人間、成長しないよ! と親や先生、上司から諭されたこと、ありませんか?
子供の頃、苦手なニンジンやピーマンを我慢して食べていたおかげで、大人になった今では普通に食べることができますよね?それとも未だにダメですか?(笑)

食の好き嫌いがある人の言い分は、「それを食べないからって別に何も困ってねーし。自分成長したしぃ。元気だしぃ。」というパターンでしょうか。
何か食の好き嫌い以外にも使えそうな言い訳ですな。
「その仕事しないからってうちの会社回ってるしぃ。給料出るしぃ。自分結婚したしぃ。」

もう何かを諭そうという気にもなりませんな。こんな人、身近にいませんか? ^^;

 

「成長のため」というキーワードはかなり説得力はあります。ただし通用するのはこれから成長する可能性を大いに秘めた人に対してであり、自分にはもはや成長の可能性など無いという人にはなかなか響かない(笑)
中高年には耳が痛いですな。でも聞く耳を持たないので響かない ^^;

ここで「やる人」と「やらない人」の差が更に開いていくようにも思えてしまうのですが、実際はやらなくてもいいような事を一生懸命やってしまう人が歩みが遅くなっているような感じがいたします。

「要領がよい」という言葉が一番当てはまるでしょうか。
あまり良いイメージで使われないことが多いですが、「やらない」というのはまさに要領がよいということなのでしょう。
でも実際それができるのはケースバイケースですけどね。

しかしそのケースバイケースを読み切って「やらない」を実行できる人が要領よく立ち回れる人であり、先読みできずに指示待ち側に回ってしまうタイプの人が損を一手に引き受けるというのが職場のあるあるですね。
不公平感があるようでまかり通っているのは誰もが自分の要領の良い悪いを認めているからなのか、それもお給料のうちと諦めているからなのか。

 

やらなくてよい事をきちんと判別するのは実は大事なこと。世の中にはやらなくてよい事はたくさんあるのですが、慣習や古い常識がそれをやるべき事に変えていたりする。毎朝の朝礼とかわかりやすいですよね。メールやLINEで夜中にも連絡が来るのに、結局は朝の貴重な時間に全員集めて訓示をたれたがる。で朝礼が終わるとすぐにまたメールやLINEで指示が来る。いったい朝礼の時間は何だったのか?

 

人生の中でやらなくてよい事に費やす時間ってどれぐらいあるのだろう?
「寝ている時間以外全て」という人が、冒頭の「何も楽しいこと無い」に該当する?

やらなくてよい事に忙殺されているから楽しいことを見つけられないというのは確かに有り得ますね。他人の時間を生きている人特有の悩みと言えましょう。知らず知らずのうちに視界が物凄く狭くなっているんですね。自分の世界観が失われかけているから。

 

楽しいことって実は足元に転がっていたりする。それに気付くか気付かないかの差だけかもしれません。自分の時間を生きている人は自分の頭上にも背後にも足元にも目が行き届きます。ちょっとした変化にも気付くことができます。だからムダな時間・やらなくてよい事の見分けができる。
上手くいく・楽しそうにできる秘訣というのは結局は自分の時間を生きることなんですね。

 

足元のお宝というのは自分の時間ということ。
誰もが持ち得るはずなのに手にできない人が多い不思議。だからお宝なのでしょうか。

このお宝の使い道はその人次第。無限の可能性を秘めている。
楽しいことが見つからない人は、目の前のゴミ(やらなくてよい事)を整理してみればそこに「自分の時間」というお宝が見つかるはずです。
そのお宝をどう使うかが楽しいことであり、人生を上手く回していくのです。

 

働き方改革とは他人の時間から脱出すること。
自分の時間を生きること。

ここを意識するだけでだいぶ変わることが出来るはずです。

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