Canvaを使ってみた!
60代からでも間に合うAIツール紹介コーナーの第3弾です。
第1弾が文章生成が得意な「ChatGPT」、第2弾が画像生成が得意な「Midjourney」、そして今回は様々なデザイン加工が簡単に出来てしまう「Canva」を実際に使ってみたレポートです。
現在62歳のガテン系のお爺ちゃんでも一晩でこのぐらいは作れちゃうということが参考になれば幸いでございます。
それにしても次々と出てくるAIツールのスピードには追い付けていませんが・・・(-_-;)
さて「ChatGPT」「Midjourney」というゼロから新たな文章や画像を生み出すAIツールと違って、「Canva」は割と身近に感じることができます。
既にアドビ社の「Photoshop」や「illustrator」を使ったことがある人は多いと思いますが、用途としてはこれらに近い。
新たに何かを生成することもできるのですが、使った感じとしては既にある文章や画像を加工してオリジナルなデザインを手軽に作ることが出来るので、普段の生活の中で役に立つシーンが容易に想像できる。
そういう意味では「Photoshop」や「illustrator」といった専門的な高度な知識を必要に感じるイメージではなく、officeソフトの「PowerPoint」的なテンプレートを利用して一般主婦でも学生でも普通のサラリーマンでも使うことができる、最も取り組みやすいAIツールだと思いました。
例えばこの程度のアニメーション入りの画像なんてホイホイできる。
他のAIツールと同様に「Canva」にも無料版(Canva Free)と有料版(Canva Pro)があり、もちろん有料版の方が使える機能やテンプレートが格段に増え、クラウドストレージも1TB付いてくるのでパソコンやスマホの容量を気にせずドンドン自分のデザインを作ることができる。
で有料版(Canva Pro)はいくらかと言うと、利用者1名についてのお値段が年間12,000円。月額に直せば1,000円ポッキリ!
ちなみに「ChatGPT」「Midjourney」「Canva」のそれぞれ一番高い有料版を全部使っても月7,500円程度。
タバコ代に月にその2倍以上使ってる人、そろそろお金の使い方を真剣に考えた方が良いのでは?
詳しい人なら「Microsoft 365」ならExcel、
Word、
PowerPoint、
Outlook、
OneNote、
Access、
Publisher、
OneDrive(共有・共同編集可能な1TBのオンラインストレージ)がセットで年間税込13,334円(1,111円/月換算)の方がいいんじゃね?と感じるかも。
これらにもAIが搭載されてくるので果たしてどこまで魅力的なツールとなるか?それでも値段は据え置きか?
「Microsoft 365」は最大15台のデバイスにインストール可能【PC(Windows、Mac):5台まで・モバイル(iOS、Android):5台まで・タブレット(iOS、Android):5台まで】とコストパフォーマンスが良い。
常に最新版にアップデートされた状態で利用できるのも良いですね。
まあどちらが良いかは使い方次第。
エクセル・ワード・パワーポイント以外は使わないという人も結構いるだろうし、オリジナルなデザインをSNSにすぐに使いたいなぁという人にはあらゆるSNSプラットフォーム向けのサイズが事前に用意されているCanva Proは非常に使いやすい。
パワポやエクセルで作ったものをリサイズするのって慣れない人には少々ハードルが高いかも。
これからご紹介するのは私が昨晩2時間ほど使って作ってみたデザインの一部。
作った画像にアニメーションを加えるのも簡単。
パワーポイントにもアニメーション機能はありますけど、「Canva」に比べれば初級者には簡単とは言い難い。
例えば上の画像では単純なロゴ制作にアニメーションを加えてみました。(もちろんアニメーション無しもできます)
ロゴのデザインテンプレートも豊富だし個人の名刺に使うのも面白い。
個人事業主だからこそオリジナルな名刺を自由に作れるのだから、パソコン不慣れな人にも「Canva」は無料プランでもおススメできる。
もちろんロゴだけでなく名刺デザインのテンプレートもこれでもかというぐらい用意されている。
そこに写真やイラストを加えて必要な文字要素(書体やサイズも自由)を入れれば一丁上がり!
なんなら「ChatGPT」に考えさせたキャッチフレーズや「Midjourney」で生成したあり得ない画像など盛り込めば、強烈なインパクトを残せる名刺が出来上がる。
これはアニメーションを加えた名刺っぽい自己紹介スライド。
SNSやブログ向けにサイズ等をちょちょっとカスタマイズすればすぐに使えます。
短時間で適当に作ったのでシンプル過ぎますが、これも文章生成AIや画像生成AIを組み合わせればオリジナル性がUPします。
こんなものがド素人でもすぐに出来てしまうのが便利だよなぁ。
また新聞やチラシなどもフォーマットを使うと縦書きのデザインも簡単。
自分で1からレイアウトを構成していく必要が無いのは本当に楽です。
こういうのは情報を見聞きするだけで知ったつもりになるのではなく、実際に使ってみることでその可能性を肌で感じることができる。
ちょっとこの新聞、定期購読してみたい!(笑)
町内会やPTAで広報を任されている人やクラブ・サークル等でトピックや案内をメディア風に発信したい人はAIツールを活用することで作品のクオリティがぐっと違ってきます。
もちろん手書き・手作り風も味があって良いのですが、実はAIツールにも手書き・手作り風のフォーマットが用意されている。
苦労せずとも素人感は人工的に作れてしまう時代なんですな・・・
私がこれまで紹介している「ChatGPT」「Midjourney」「Canva」の内容は、私の未熟さゆえに本来持つ凄さを全然伝えきれていない。
というか既に次のバージョンが出てしまうので、お爺ちゃんがある程度簡単にまとめて紹介する頃には更にグレードアップした機能・性能のものになっているし、他にも様々なAIツールが毎日のように世の中に送り出されている。
まあその辺のスピード感は「60代からでも間に合うAIツール紹介コーナー」ということでご容赦願います。
毎週末にAIを一つ一つ実際に試してわかりやすく整理して紹介するのも、ガテン系お爺ちゃんにはなかなか大変。
たまたま個人的にこういうの好きだし近未来を題材に働き方や生活を考え提案することをやっているので、AIは避けては通れないですしね。

SNSですぐに使えるフォーマットがいっぱい!
今回「Canva」を紹介してお気付きになった人もいらっしゃるでしょうけれど、現在副業でこのようなクリエイティブな作品を販売している人は結構多い。
これまでは自分の才能で作品を生み販売していた人も、AIを活用して同様にクリエイティブな作品を販売する人と共存していかねばならなくなる。
いや、むしろ才能は人間で+制作はAIにさせるというハイブリッドに分担できる人が生き残るであろうと思うのです。
今回私が適当に作った制作例も、もう少しターゲットやコンセプトを絞って作り込めばもしかしたら評価して制作依頼してくれる人もいるのでは?
と思わせるぐらいに使い勝手は良かった。
簡易デザインクリエーターとしてお小遣い稼ぎぐらいならできそうと思わせるAIツールが、実は世の中にいくつも出てきているのだよと知っているだけでも危機感がだいぶ違う。
実際に触れてみて使ってみるとAIを知らない使えないということがいかにヤバいかがわかる。
だから私は週末は完全に働かないことにしてAIを理解・勉強する時間としました。
目先の時給仕事よりその先の世界を推測していくことが今の最優先事項となっています。