ジジイのワンチャン!

高齢者にもワンチャンある時代!そのやり方を知らないだけ!

虎視眈々と末端労働者からのワンチャンを狙っていた積荷オヤジですが、ついに花開く機会がやってきたかもしれません!
現在はこれまでにご紹介してきた通り軽貨物運送業を引退し、60代からの数少ない求人の中から将来の可能性を吟味して介護施設の介護助手(施設の裏方さんの仕事)を選択し、低賃金ではありますが地道に働いております。

基本的には高齢者向けの求人は多くが単純労働(キツイ仕事も結構ある)で低賃金というのがお決まりで、そこからスキルアップしたり昇進・昇格などまず縁がない世界。
何せ物覚えも悪くなり体も動かなくなっていくわけだから、待遇が良くなる要素がない。
もし皆様が採用する側の立場でしたら、高齢者に伸びしろなど期待しませんよね?
せいぜい次の採用者が決まるまでの繋ぎとして現場を回してくれればよいと。
じゃあ私が将来の可能性と言って選んだ介護職の裏方の仕事にどんな可能性があるのだ?と。

梯子の先の景色を見ようともしない働き方で人生終えるの?

60代でも上昇志向は持とう!
実は軽貨物を引退した後の働き口として介護職関係を選択肢にし始めた時点では、明確な将来性は見えていませんでした。
それどころか賃金は安いし身体介助のある仕事では精神的ストレスは半端ないし、人間関係もよろしくない世界という噂で普通だったら選択肢には入れないでしょう。

ただ私は天邪鬼な性格で、好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。
他人が敬遠するようなものにこそお宝が潜んでいると考え、人の行動の逆を推理することは昔からやってきた。
だから周囲に反対されても暗黒時代の評判の悪かった軽貨物運送業に飛び込んでみたりした。

軽貨物では「花の山」と言えるほど良い思いをしたわけではないが、子供を私立の高校・大学へ行かせてやれたことは選択したことに間違いはなかったと思う。
もし普通に会社員のままだったら子供の好きなように進学させてやれなかったと思うし、そこは人生って紙一重なのだと今思い返しても冷や汗ものです。

待っていても何も起こらない。自分で仕掛け動いてみよう!

長く働けることが賃金より優先した
さて、介護職を選んだ話に戻りますが、当然ながら他の選択肢との比較・検討の影響もありました。
どうしてもこの仕事がやりたい!というのではなく、まあ消去法の結果で残ったというのが正直なところ。
車両の誘導とかビルの清掃、買物カートの回収など高齢者の求人はいくつかありますが、どれも自分が使い潰されるイメージしか湧いてこない。

ところが介護施設内での仕事を良く調べてみるとかなり多岐にわたり、施設内の造りもバリアフリーが基本で1年中空調管理された働く高齢者側にも優しい環境。
これは得点高い。長く働こうと思ったなら賃金以上に魅力に映った。
そして大抵は入居者向けにレクリエーション活動が盛んであり、そのアイデア出しと実施に苦労しているという。
これは広告代理店時代に培った企画マンとして活躍の場がありそうだと感じたのです。

自分が変わり挑戦してこそようやくチャンスは巡ってくる!

積荷オヤジのワガママな就労条件
そんなこんなで人生最後の働き先になるであろう仕事の条件を絞ってみたところ、

  • 始業時間が朝早くない
  • 極力自宅近く
  • 空調完備
  • 無資格未経験可(=身体介助が無い仕事)
  • レクリエーションやアイデアが求められる機会がある

というかなりわがままなポイントに集約され、現在お世話になっている施設になったと。
もちろん賃金が高ければ高いほどいいのですが、そうなると必然的に身体介助が伴う仕事になる。
ストレスと賃金の関係は介護職においてはバーターの間柄と言えましょう。
だからと言って身体介助が伴う仕事は必ず高賃金なのか?というとそうとも言えないところが悲しいのですが。

60代でも勝負できる!重苦しく働かず、チャンスを掴もう

積荷オヤジのワンチャン
でここからは「ジジイのワンチャン」の話をさせていただきます。

先に「レクリエーションやアイデアが求められる機会」と述べましたけど、現在の施設でも毎日何らかのレクリエーションが実施されています。
さすがに毎日のレクリエーションではネタや新鮮味も枯れてくるし、皆が忙しいので何かアイデアをと出し合ってるヒマもない。
そしてスタッフ自らがレクに参加するとなると、自分の持ち仕事の時間を削ってということになるため皆がやりたがらない。

そこで現在は苦肉の策として、現場スタッフではなく事務所のスタッフがアイデア出しから実施までをカバーしている。
事務所の仕事としては見学(施設利用希望者や求人応募者等)への対応、面会のご家族様の対応、納品や工事等の業者との対応、緊急時の各連先(ご家族や病院等)との手配や施設車での搬送、入居相談・契約・本部との報・連・相、近隣関連施設との会議、本部での会議・・・
とほぼ朝から夕方まで時間に追われている。
そして特別なイベントを実施する際にはチラシやポスター制作、小物の買い出しなど雑務に追われている。

閃きは観察力と準備の賜物。そこに行動力が伴って報われる

閃きとは?
そんな姿を見ていて「これだ!」と閃きました。
事務所の実務的以外の雑務作業をサポートしてあげれば喜ばれるんじゃね?と。
アイデア出しはさほど苦にしないし、今は時間に追われるような窮屈な働き方もしていない。
特にチラシやポスターの制作などは、昔取った杵柄がまだ自分の中に残されている。
これまで事務所の方々が時間に追われて作ったやっつけ作品より数段良いものを提供できる自信がある。

そこで今回の対外向けのイベントのチラシを頼まれてもいないのに勝手にサンプルを作って事務所に提案してみたら・・・
これが好評であれよあれよという間にチラシだけではなく、ポスターまで正式に作る羽目に。
この出来上がったチラシやポスターが本部の方や近隣の施設長の目にとまり、裏方のクソジジイの評判が急速に広がっていく。

調子に乗って施設従業員向けにイベントの内容を周知させるインスタ用にも使える1分間ほどのサンプル動画まで作ってみた。
この64歳のクソジジイが発揮した突然の制作能力。
いったいあのジジイは何者なんだ?と騒がれるのが心地良い。

年齢や体力など関係ない。AIを使う側になれるかどうかだ!

AIを使えるだけでまだまだ戦力になれる
実は私の才能でも何でもない。単に生成AIを活用しているだけなのです。
チラシやポスターなんぞは画像の生成からレイアウト・コピーなども含めて、1時間ほどで出来上がる。
仕事終えて家帰ってチャッチャッと1案2案すぐ出来てしまう。
それをメール添付して事務所に送っておけば翌日には修正箇所を指摘してくるので、また修正してデータを送ってという程度の作業。

今のところは完全に私の無償テレワークみたいな作業になっていますが、周りが思っているほど「やらされている」とか「損した気分」とかにはなっていない。
もともと私がワンチャン狙いで勝手にアピールしただけ。
突破口を見い出そうとしているのはこちらであり、上手く流れがこちらに来ているので今は金銭的な評価になっていなくても問題ない。
ワンチャンに片足突っ込めた感触があるので今後が楽しみではある。
実際に今回のイベントの総指揮を任されたし、イベント用の音楽まで作ったのはやり過ぎか?(笑)
こんな音楽 ↓ を私のようなクソジジイが簡単に作れる時代なんですよ! 作詞作曲:積荷オヤジ

裏方のジジイから広報マンへ
イベント用に稟議上げて予算を特別に出してもらっている関係上、本部提出用の動画をこれから作らねばならない。
そして早くも12月のクリスマスイベントのアイデア出しから制作物一式まで私に振ってきている。
それだけではない。
正式に「広報」の肩書までいただき名刺まで作ってもらいました。
先週あたりから施設長と営業に同行したりして、広報らしい動きも増えてきました。
裏方のジジイが営業として名刺配って活動している。
高齢者の働き方でこんな劇的な変化が起こることなど滅多にないと思うのです。
でも今のところ裏方の仕事分のお給料しかいただいてませんが(-_-;)

どこかに芽を出せる場所はある!それを探すのを楽しもう!

やりがいのワンチャンを探れ!
広報の部署付けになったからと言って、もちろん裏方の仕事は今まで通りしっかりこなしています。
「単にタダ働きでいいように使われている」と指摘されればそれまでですが、やることは増えても働き方は充実しています。
クソジジイでも信頼され仕事や作品が評価されるのはこれ以上ない幸せを感じます。

ワンチャンの可能性を信じチャレンジしてみたらこんなことも起きるのだ!

と高齢者の働き方に少しでも希望と参考になれば幸いでございます。

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