子供の日の大人

数ある国民の祝日の中でも覚えやすいのが元旦と子供の日ではないでしょうか?

ともにゾロ目の月日であるのと、誰もが子供の頃から主人公気分でいられた日として楽しい思い出が多いからかも知れませんね。お年玉や凧揚げ、鯉のぼりの歌とか今でも脳裏に蘇える人も多いのでは?

 

しかし元旦とか子供の日は連休の中の1日になっていることで、知ってはいるけど祝日としての特別な存在感は薄れて来ているかも知れませんね。
大人となった今でも多くの人は国民の祝日は有難いと感じていると思う。だがその有難味は子供の頃に感じていた純粋な楽しみとは全く別物になってしまったのか。子供からしてみればいつも仕事してるお父さんと遊べる・出かけられると期待に胸躍らせている一方で、イマドキの激務のお父さんはそれどころではない。やっと会社に行かなくても良い日が来た~っ!というのが本音か。

子の心、親知らず。
元旦は親戚回りしてお年玉回収のアッシー君扱いだし、何より親戚の子にだけでなく自分の子供にもお年玉をあげることに抵抗感があることが悲しい。(´・ω・`)私だけ?
最近はお年玉のみならず「お盆玉」なる余計な風習をマスコミが創り上げようとしている。そんなものが定着してしまったら、第2の恵方巻として社会問題化するのではなかろうか。世の親たちで全国で署名運動してでも阻止しなければ。(大人げないとはここういうこと?)

 

イマドキの子供は子供の日と言えば何を連想するのだろうか?「鯉のぼり」とか知っているのかな?
50代以上の年齢層であればまず「鯉のぼり」と回答する人が多いと思う。実際に今から40~50年位前なら自宅で鯉のぼりを飾っていたお宅は多かったし近所でもよくみかける風景だったのではないか。特に広い庭のある戸建ての家では3m以上もあるような立派な鯉のぼりたちがご近所の目を楽しませていた。

ところが今はそんな大きな鯉のぼりを飾れるような家を見なくなりましたね。それどころか鯉のぼり自体を見る機会が無くなってきている。昔の大きなお宅も売りに出されると業者が買い付け3つ4つと土地を切り、庭も無いような窮屈な戸建てに変えてしまう。そんな家では鯉のぼりなど飾るスペースも無いし、収納しておくスペースも無い。

マンション・アパートならもっと余裕はないでしょう。最近は管理規約がうるさくなっているのでベランダで布団干したり叩いたりすることすら禁じられることも珍しくない。他の家に被さるような大きさの鯉のぼりを泳がすのは無理でしょうなぁ。これでは人目に付く範囲で鯉のぼりが姿を消していくのも当然か。
鯉と言えども時代の流れを泳ぐことは難しかったのでしょうか。

 

と感傷に浸っている暇もなく、人生に2度とないかも知れない大型連休が終わろうとしております。
昨日の子供の日、皆様はどこでどのように過ごされましたでしょうか?普段のストレスを忘れ、子供の頃に戻って精一杯楽しむことができましたでしょうか?

仕事があろうが休みだろうが、そういうリフレッシュする日・時間は必ず持っていないと人間おかしくなっていく。いったい何のために生きているのか。生活の為に働くと言っておきながら生活は二の次になってしまい、労働が生活の中のほとんどを占めてしまっては元も子もないではないか。

 

昨日辺りからニュース・報道では、社会人がこれまで経験したことのないような長い休み明けの心身の不調を危惧する内容の話が増えてきた。過去にもこの時期には「五月病」というものが取り上げられていたが、現代社会はそんな単純なものでは説明できないぐらいにストレスだらけ。心身が弱っている中での特に長い連休明けの現実に戻る時のブルーな気分。サザエさん症候群のもっと強烈な感じでしょうか。休みが長いほどその反動も大きいのは皆様も何となく感じているのではなかろうか?

昔は「鯉のぼり」は子供の成長を願って盛大にやっていた行事ですが、今風の解釈では「世間の荒波・逆風を受け流して生きていこうぜ」みたいな、大人向けのメッセージにも思えて来た。
真面目な人ほどストレス耐力が弱いとも言われます。「鯉のぼり」を見ても「のぼる・・・出世?」みたいに連想してしまってはかなり重症(笑) 多少ちゃらんぽらんな部分がないと受け流せずに押しつぶされてしまう。「いきなりシゴート」ではなく各自のペースで現実に戻る工夫が必要なのではないでしょうか。
まあ会社側からすれば「現実に戻る工夫は連休中にやっておけよ!」ということでしょうが・・・

 

5月5日に限らず、年に何回かは自分の中に「子供の日」を作ってみる。いや、「子供の心を失わない日」の方がわかりやすいか。ガチガチに縛られた心を開放できるような自分なりの過ごし方を考えてみたいですね。
「鯉のぼり」から「出世」を連想するようなことがないように。

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