Midjourneyを使ってみた!
日本中を興奮、楽しませてくれたWBC(WORLD BASEBALL CLASSIC)が終わってまだ丸4日しか経っていないんですね・・・
いかに大会期間中が充実・凝縮していて時の流れが速かったのか?
現実に戻るといかに自分が退屈な時間の中でもがき蠢いているか?
時間という流れは誰にでも平等とは言うけれど、人によって環境によってずいぶん感じ方が変わるものですな。
時の流れの速さを感じると言えば、今年になってまだ3か月しか経っていないのにAIテクノロジーの世界が一般人にもわかるほど急速に突き進みだした感じがします。
テクノロジー分野に詳しい方ならもっと以前からAI関連の世界が指数関数的な進化を始めていることはわかっていたでしょう。
ところがここ1~2か月の短期間では60代の軽ドライバーのオッサンですら身近に接する機会が増えている。
このペースで進んで行けば「シンギュラリティ 2045年問題」なんて相当前倒しになるのではないか?
1ヵ月ほど前にこのブログでも「ChatGPT」を私が実際に使ってみた話をしました。
その時私が使ったのが「ChatGPT3.5」というバージョンだったのですが、今は既に「ChatGPT4」というバージョンアップされたものがリリースされており、当然精度・性能は「ChatGPT4」の方が上。
「ChatGPT3.5」ですらスゲェ~と驚かされたのにもっとスゲェ~精度・性能のものがもう出ている・・・
「ChatGPT」だけでなく「Claude」やら「Bard」やら「Bing」やら、何か一つを理解する前に次々と出てくるので、60代のお爺ちゃんドライバーどころか普通の中高年サラリーマンでさえもはや追い付いていくのに難儀しているのでは?
しかも最初は英語しか使えないAIもあるので、業界の人・語学力のある人以外に浸透してくるのはまだまだ先になりそう。
日本人が世界の後塵を拝するのは語学力の部分も大きいとAIの進化に触れ改めて感じる次第です。
とここまではAIの中でもチャットボットAI(機械学習・会話)型と呼ばれる、文章生成に寄ったものの話でしたが、積荷オヤジの次の挑戦は画像生成系のAIを使ってみようと思いました。
今回使ってみたのは画像生成系AIでも割と知名度の高い「Midjourney」。
日本語が使えた「ChatGPT」とは違って「Midjourney」は今のところ英語のみ対応。
一応指示入力スペースでは日本語も可能なようだが、英語指示よりかなり結果への反映精度が劣る。
まあ文章生成ではないので何とか英語で指示さえできれば、ものの数十秒でクオリティ高い画像が出来上がってくる。
Sign Inを完了させるまで全て英語orローマ字での入力が続いていく。
まずはDiscordのアカウントを作らないと先に進めません。
Discordのアカウント取得が完了すれば招待状が届き必要項目を入力していけば晴れて画像生成指示コーナーに入れます。
これらの工程や画像生成および調整のやり方はもっとわかりやすく詳しい解説をしているYouTubeやブログがあるので、そちらを参照にしていただいた方がよろしいかと。
ようやく辿り着いた画像生成コーナーでまずやらねばならないのが「どんな画像を作りたいか」の指示ですね。当然。
コーナー一番下にチャットツール入力スペースがあって、まずそこに「/imagine prompt」と入力しスペースを空けて指示を入力し、Enterキーを押して数十秒待てば画像が4つ表示されます。
無料利用の場合は利用可能枚数が少ない。ものの1時間も経たずに制限に達し有料版に移行しないと使えなくなる。
自分の画像も他者が次々と生成してくる画像チャットの流れに埋没するので探し出すのが最初は困難。
今は利用者がかなり多く生成画像も凄いスピードで流れていく。
自分の画像を即見つけるやり方もあるのだが、その辺は他のYouTubeやブログを参照してください。
なお有料版で一番高いプラン(月額30$)では枚数制限なく自分だけの生成部屋を与えられるので、他者の画像に埋もれることなく落ち着いて何度でも何枚でも好きなだけ画像が生成できる。商用利用も可能になる。
最初は有料(月額10$というプランもあるが枚数制限はあるしチャットコーナーでの利用)にするほど使わねぇだろうなぁと思うのだが、やり始めるとハマる!
日本円にすれば今現在の為替レートでは月額1,300円ちょい、もしくは使い放題プランなら月額4,000円ほどでお絵描き遊びが出来る。
もちろん仕事やプレゼンでオリジナルのイラストや画像を作る人なら、その制作の手間暇を考えたらすぐに元は取れるでしょう。
YouTubeやブログで画像AIを使ったお小遣い稼ぎとして、「ココナラ」や「クラウドワークス」に登録して「ブログ代行」や「イラスト・ロゴ制作」を請けてしまうことが紹介されています。
確かにこれまでご紹介してきたAIを使うことで、3,000文字程度のブログ記事やクオリティ高い画像が1分も経たずに創作できるわけですから、例え単価が低くてもお小遣い稼ぎとしては効率よくできそう。
ただしこれはあくまでも現時点での話で、今後これらのAIを使いこなす人が増えていけば何も他人に発注せずとも自分で思いのままに制作できてしまう。
どうせ他人に仕事を依頼してお金払うなら画像生成プラン月額4,000円を選びますよねぇ。
確実に無くなっていく仕事を想像しないで「これだ!」と飛び乗るのは浅はかではないだろうか?
そしてもう一つ注意したいのが制作物の納品にはほぼ必ず調整指示が入ります。
ブログのような文章的なものなら人間が細かく手を加えていくことができるが、今回私自身が画像生成をやってみて確かにファースト出力は驚くほど速いしとても自分では描けないようなクオリティのものが出てくる。
ただやはり日本語と英語のニュアンスや伝え方が難しいと思ったし、ファースト出力されたものにクライアントの要望を加えて調整していくのはかなり困難ではないかと感じました。
英語圏の人のイメージと多言語の国の人のイメージはだいぶ違う。
今回、軽自動車というキーワードを加えて何種類か出力してみましたが全く意図と違うデザインしか出てこない。
軽自動車という概念は英語圏では認識されていないのか、日本人がイメージする軽自動車のデザインが出てこない。
英語での指示が不適格だったのかもしれないが、デザイナーに指示した出来上がりと同等なものが出てくるとは思わない方がよい。
細かい修正が入ることを想定すると、まだまだ画像生成AIで素人が迂闊に商売するのは危険だなぁと強く思いました。
ただこういうAIのクセを把握し使いこなせるようになれば、やはり自分では到底出来ない分野の作業も可能になってくる。
今後ますますAIの精度が向上していけば痒いところにも手が届くようになるでしょう。
いろいろと実際に使ってみると、もう高い経費払って長時間の配達仕事なんてやってる場合じゃないなぁと思ったりする。
労働対効果を考えると短時間でそこそこの収入の可能性も感じるし、「いつでもどこでも」という近未来の働き方としては有りだなぁと。
少々面倒くさくても時代の流れには触れておくべきですな。
肉体使う仕事はいつまでもできるわけではないが、AIを利用(例えば音声入力指示)することで労働寿命は伸ばせる。
近未来はもう未来ではなく現実です。
以上、お爺ちゃんによるAIレポートでした