ノマドと軽ドライバー
働き方改革の流れの中で「ノマド(nomad)」という働き方にも注目が集まりました。nomadは英語で「遊牧民」という意味なのですが、ノマドワーカー = 遊牧民的な働き方 = 特定な職業を持たず、時間や場所にとらわれないで働く人 という言葉が市民権を得たように普通に使われるようになっています。
勤勉な日本人には一種の憧れと映るのか、定職に付けない者の言い訳・逃げ道ではないかと蔑んだ目で見ている方もいらっしゃるようです。さて皆様はどうでしょうか?
個人的にはこの働き方は十分有りだと思います。軽量ノートパソコンやスマホ・タブレットが普及しWi-Fi環境が広がって来ている時代、わざわざ特定のオフィスにみんなが集まらなければ出来ない仕事なんてどんどん無くなってきているわけだし、逆にそういう流れを否定して「会社という箱の中に入って仕事するのが当然」というような変な常識がまかり通っている職場にこそ疑問を感じる。もちろんそうしなければ出来ない職場・仕事もあるが、可能性を否定する姿勢はこれからどうなっていくのか・・・
私の持論では軽ドライバーという仕事と副業の相性は抜群であると重ね重ね申し上げてきましたが、その副業の中でもノマド的にできるビジネスは更に魅力的です。昨日、配送仕事を終えてそのままマンションのモデルルームに行ったりしてましたが、今の私には平日の昼間でもブックオフや家電量販店でせどりの物色したりファミレスでくつろいだりとやりたい放題できる環境を創りつつあるので、ノマドワーカーという働き方というか収入を作る手段にも着手している。近未来的軽ドライバーを目指す者として、一つの仕事に固執することなくいろいろな収入手段を持つことは、頑強な生活基盤を築いていく上で必須要素です。
私が実際に知っている範囲でもノマドワーカーと呼べる人は何人かいますが、共通しているのが皆さんノンビリしているようで結構稼いでいること。サラリーマンの収入なんて馬鹿らしくなるぐらいです。そもそも会社という中間搾取のない状況だし、通信費以外は事務所家賃・水道光熱費・人件費のような余計な費用もかからず、収益は全て自分の懐に入ってくるわけですから会社員より収入が上回るのが当たり前。しかも自分の都合でいつでもどこでも働け・・・いや、もはや働くという言葉はふさわしくないかも知れません。好きなビジネスを好きなだけできる状況を自ら創り出したわけですから、会社員という安定にしがみついている者が自力で稼ぐ手段を築いたノマドワーカーを「定職に付けない者」と蔑む方が恥ずかしい。だったら会社を離れて自力で収入作ってみろよ!と反論されたら何もできないかもしれませんね。
ノマドワーカーにはパソコン系スキルをお持ちの方が有利なことは確かです。モバイルを使いこなせれば可能性は広がりますが、ネットオークションや投資等ならスマホが操作できればできることですし、まずはお小遣い程度の収入を得る程度ならどこでも少ない時間で始めることはできます。憧れだけでいきなりノマドワーカーになれるほど甘くはありませんが、今の生活の中に少しづつノマド的にできる収入手段を取り入れていけば、道筋は開けていくと思います。いつも言ってますが60歳目前の爺さんが実践していることは誰にでもできるはずです。できないのではなくやろうとしていないだけです。
目の前に定年・老後の問題がぶら下がっている私とは違って、30代40代の方々はまだ深刻な問題と感じていないかもしれませんが、無理に労働しなくても済む収入手段を持っておくことは年金対策としては最善の部類だと思います。病気・事故でドライバー収入が無い状況でも収入を生み出すわけですから、真剣に考えておきましょう。
旅行中でも、入院中のベッドの上でも、老いて寝たきりになっても収入を得られる働き方こそ、いつでもどこでもできるノマドワーカーの真骨頂です。