路頭に迷わない働き方
最近のメディアの報道を見ていると、将来を悲観するようなものばかりですね。
こんな停滞した雰囲気の中に更に増税をしようとしているのですから、財布の紐はますます固くなっていく ➡ 消費減速 ➡ 景気悪化 ➡ 企業衰退 ➡ リストラ という負のスパイラルが危惧されている。
個人的には増税に反対しているわけではない。北欧国家のようにしっかり社会保障が充実して将来を不安少なく過ごせるようになるのであれば、むしろその道筋をしっかり国が説明・保証するのであれば賛成です。しかし政策がコロコロ変わり、何をするにもタイミングが悪いと思うのは私だけでしょうか?政治家と国民の考え方や実感に大きな温度差があることが問題であることは度々指摘されているのに、一向に改善される気配がない。政治家は全てが選挙を基準に考えているから政策のタイミングがおかしなことになる。
政治家が中小企業や国民の苦しみを理解しないこの国では、もはや自分の身は自分で守っていくしかないのであろうか?
ここにきて終身雇用の終焉や年金制度崩壊などを堂々と口にし出したのだから、ますます国民の不安は高まっていく。果たして来年の今頃は今の職場に居るのだろうか?仕事をしているだろうか?給料は減らされていないだろうか?
最近はYouTubeでもセミナー・コンサル系の配信ではこの手の内容が多い。会社に依存するのはもはや危険。本業以外に収入手段を作っておくべき。なんていうのはもはや当たり前。とにかく今の仕事を一生懸命やりましょう!なんていうお気楽な解説をするものは皆無と言っていいでしょう。会社に依存する時代では無くなって来ているのがよくわかります。まあユーチューバ―の多くが独立起業志向ですから方向性は今の社会事情に見事にマッチしているし、セミナー・コンサル系の視聴数が高いというのも社会人の不安を反映していますね。私も毎日拝聴しております。勉強になります。
絶対的なスキルや職に恵まれている人は上から目線で社会を見ていられると思います。まあこれは自分で勝ち取った居場所ですから何も問題はない。問題なのは努力が足りず運にも恵まれないその他大勢です。何とかしがみ付いてる今の会社・仕事がもう先行き不透明な時代なのですから、年齢やスキルの無さを言い訳にグダグダ言っている場合ではないのです。ステップアップとか見栄えの良いものではなく、泥臭く生き抜いていくための手段を見つけなければなりません。
幸い人手不足の業界は多々あるので突然離職しなければならないような事態になっても、ワガママ言わず覚悟を決めれば何かしらの働き場所は見つけられると思います。しかし数か月は続けられてもそこを新たな居場所として落ち着け・・・ないでしょうねぇ。やはり人には向き不向きがあるので生活の為とは言え我慢し続けるのは限界がある。そこを超えてしまうと精神を病んだりしてしまう。
状況が切羽詰まるほど選択肢が狭くなる。社員ということに拘っても選択肢は狭くなる。やるべきはまだ選択肢が広くある時に自分に合いそうな働き方を探しておくこと。
仕事の内容と労働時間と収入の最適バランスはどこか?
まさにライフワークバランスとはここを知ることから始まります。内容か時間か収入か。どこを一番重要視するかでチョイスの仕方も変わってくるでしょう。これからの時代、正社員ということに拘る必要はあまりないように感じます。
正社員に拘ると当然相手のルールに縛られますので、自由時間や収入に制限が出て来ます。それでもそれがベストと思えるならそれはそれでアリかと思いますが、懸念はそれがポシャったら結局はまた振り出しに戻ってしまいますよ、と。リスクヘッジが利きにくい働き方とも言えますね。
インフルエンサー達がこぞって「収入手段を複数持ちましょう」とアドバイスしているのは、何かがポシャっても残りの何かで最低限の生活を維持できる形にしておくリスクヘッジを推奨しているのです。もうどの会社・どの仕事も信用できないとなると1つに依存するのは危険。例えばA・B・Cという収入手段を持っていれば、Cという収入手段がポシャっても当面はA・Bの収入手段で食い繋げる。その食い繋いでいる間に新たな収入手段DやEを見つけていけばよいし、何かがポシャらなくても現状よりもっと条件の良い収入手段が見つかれば、それを働き方に組み入れるなり何かを切り捨てるということが自由に出来る。自分主導で働き方や収入をコントロールできるという大きなメリットがあるのです。私が現在実行しているのがこの働き方です。何か条件の良いものが見つかり軽運送業が一番条件が悪くなるのであれば、別に軽運送業に拘ることはないと割り切っている。まあ利用できるものはとことん利用すればよい。自分が利用されているような働き方ではいけないのです。
リストラに怯えるのもそこに依存しているからであって、終身雇用や退職金・社会保険制度が崩壊していくのであれば別に会社員に拘る必要もなくなってくるのかな。だったら自分のルールで時間や収入を自由にコントロールでき、仕事をとっかえひっかえ出来るというのは一つの働き方としてはアリではないでしょうか。
フリーランスがもう一般的に市民権を得ている時代だし、会社員を大きく超える収入の者も多数生まれている現実を突きつけられたら古い常識・世界観で「会社員が絶対・一番」などとは言えませんね。生涯を保証されないのであれば会社員もフリーランスも一長一短なのですから大した違いは無くなっている。路頭に迷わない働き方で軍配が上がるのは・・・
もう見えてきましたね。近未来の働き方が。
でもね、自分の娘を嫁に出す時の相手を考えた時・・・
う~ん (´・ω・`) ←やっぱりどこか古い