労働集約的な仕事の崩壊の序曲を見た!

ボクが全部やっておきます

お盆休みが終わると、これでようやく暑さのピークも過ぎたかな?という淡い期待と、これから秋・冬へと向かう何か寂しい気持ちが入り混じったテンションが落ちていくような感覚に囚われます。
特に日の入り・夕方暗くなってくる時間が目に見えて早くなってくるのは、1日の有効に使える時間が短くなっていく感じがして私は好きではありません。

 

私は表向きは軽貨物ドライバーを本業としておりますが、暗くなってからの運転は上に挙げたようなテンションが下がる時間であるということと、そこそこの高齢者であるがゆえの事故リスクを減らすために夜の運転仕事は避けております。

その代わりと言ってもあれなんですが、夕方以降の時間は屋内・室内でできる仕事のみ。
今は大きな倉庫にてピッキング業務に携わっているか、自宅にてWebライター等のクラウドワークをしているかという感じ。

軽貨物の仕事は私の場合は距離もさほど走らずに済むので経費も低く抑えられ、労働時間も短く非常に労働対価が良い。
日収契約のため短時間で終えるほどお得度が高い働き方をしています(その代わりに1日の稼ぎは決まってしまうが)。

回される側になっていることを知るべきですよ!

軽貨物運送業は基本的には「足し算」の収入という稼ぎ方になるため、収入を増やすには労働時間も増えてしまうという労働集約的産業の特徴というか致命的なビジネスモデルの一つでもある。
ニンジンを追いかけて走り続けるような働き方とも揶揄される。

(A)労働時間は短く時給換算にしたら凄い金額だが、日収の上限が決まっている。

(B)単価は安いが数こなして長時間働けば、1日3万円超えも可能(夢がある?)。

私は(A)の働き方であるが、日収的には(B)の平均的な日収(配達数120~150)とほぼ同等か4/5ぐらいかなぁ。
収入として物足りない分を夕方以降の屋内・室内作業の複業で補填する感じ。
まあ生活費は軽ドライバーの収入で十分賄えるので、15万~20万ぐらいをお気楽な複業で加算しているのが私の働き方。
決して一つの働き方に拘束されず収入も依存しないスタイル。

ちなみに宅配で日収3万円というのは1日200個配達完了というのが目安となる(実際は不在再配達やら急な配達時間変更指示があったりして実質220個程度は配達する感じか)。
毎日この数量が安定してあるわけではないし、悪天候や道路状況によって配達できる数も変動する。
見た目に稼げそうな感じもするが走れば走るほどガソリンも消費し出ていくお金も多いので、実際は期待していた収入には届かない人は多い。
ただし軽運送業オンリーで稼げる可能性としては宅配仕事は№1かなぁ。

オペレーター 一人で現場作業員10人分の効率

先ほどチラッと労働集約的産業というワードを出しましたが、私が夕方以降に従事している倉庫のピッキング作業というのも典型的な労働集約的産業の一つである。
しかし近年は様々な業態においてDX(デジタルトランスフォーメーション)意識が浸透してきて、AI、IoT、ビッグデータ等のデジタル技術を利用し業務フローの改善や効率化が進んできた。

日本にも次々とアマゾンの物流センターや大手企業の入る大型物流施設が建設されているが、ピッキング等の単純作業はほとんどがオートメーション化されており、肉体労働=人海戦術 のようなイメージは過去のものになりつつある。
そしてこの流れを後押ししている要因の一つにコロナ騒動もあげられるでしょう。

私の従事している倉庫は大手企業の大型倉庫ではあるがかなり施設は老朽化しており、オートメーションと呼ぶには程遠い。
次々と運ばれてくるトラックの荷物も、実際はドライバーは一旦車から降りて事務所で受付してから搬入ゲートへ向かう。
大体メーカーごとに搬入時間帯が振り分けられているのだが、大型連休前や悪天候時などは到着予定が大幅に狂うトラックが続出し受付は大混乱。敷地の外までトラックは順番待ちで並び時には搬入できたのが到着から6時間待ちとか。
順番待ちしているトラックに指示しに行くのも警備員とか、いつの時代の話なのだ?

人知を超える作業効率が求められる時代

到着が遅れれば屋内でのピッキング作業にも影響が出る。
作業員のほとんどがアルバイトであり、シフトが決まっているため自分のシフト内に荷物が到着しなければすることがなくなる。
仕事をしてなくても時給は支払われるし、作業は数時間遅れでも発生するのでそのしわ寄せは後ろの者に。
しかし本来は数時間もずれたところにピッキングを想定していないのでそこに作業員はいない。
でどうするかというと、社員が緊急で呼び出され対応する羽目になる。

アルバイトには作業が無くても時給は支払われ、社員は休みだろうが寝る時間だろうが対応させられる。
昔ながらの労働集約的な現場では時としてこういうケースはあり得る。
毎年のように起きているのは台風や大雪。

この場合は交通機関が麻痺するためトラックどころかアルバイトも到着困難。
社員は事前に現場で寝泊まりするなど何とか対応するしかないが、そこまでするアルバイトはいない。
いや、寝泊まりして現場にいる間中ずっと時給や残業代が発生するならやる奴はいるか(笑)

ところが最近、作業員が大幅に足りなくなる事態が発生した。
コロナ第7波である。

数集まらなきゃ回らないなんて、おかしいと思わない?

これまでのコロナでは幸いにも社員やアルバイトにはコロナの影響はほとんど無かったので普通に回っていた。
ところが8月になってからアルバイトに体調不良が目立ち始め、陽性反応が出た者や家族に陽性者が出て濃厚接触者として行動を規制された者が続出。
お盆休みはもともとアルバイトもシフトを入れる者は減るのだが、お盆あたりから全体のシフト表は欠勤(予定)マークだらけ。
ほぼ登録している者の半数以上が出勤できない状態となっている。

幸い社員は大丈夫(本当か?)なため、先週は全員が休みを振り代えるなどして現場に出ていた。
アルバイトも大丈夫な者はシフトを増やしたり残業するなどして協力はしているが、職場の半分以上が欠勤なんていう状況は社会人経験のある人ならヤバいことは想像できるでしょう。
正直これが何日も続いたらアウトですよ。労働集約的な仕事の限界を目の当たりにしました。

ただでさえ求人の応募も少ない寂しい海っぺりの人通りのない倉庫仕事。時給だって最低賃金に近い。
昨日は急遽どこからか応援が数名入ってギリギリ回していたが、やはり人海戦術で回す仕事は少子高齢化時代にはそぐわない。
人を増やす必要に迫られるが時給を上げれば会社は回らない。でも何かあれば人手も確保できない。

貴方のイノベーションは何?

ドライバー仕事だって高齢化しているし報酬は増えないし、さらに2024年問題はすぐそこに。
人で回して成り立たせる仕事は誰の目にも限界が見えてきている。
私が労働集約的な仕事に懐疑的なのも、運送業やピッキング等の生々しい経験があるからでしょう。

自分の仕事を「絶対なもの」と思わないことは、もしかしたら正しいのかも・・・
そしてそれに代わる働き方を考え用意しておくこともこれからは必要か。

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