積荷オヤジ、年金受給者になる

40年以上働いてきた結果がこれか~い⁉国民年金ならアウトぉ
軽貨物暗黒の時代を生き抜いてきた私にもついにその時が来ました・・・
年金受給者の仲間入りです。
今月、人生初めての年金が銀行口座に振り込まれました。
といっても私の場合は65歳までの1年間は特別支給の老齢厚生年金のため本支給額の半分にも満たない額ですが、それでもこの1年間は70万円以上の年金が支給される。
月額換算で6万円ほどですが、ちょっとしたアルバイト代ぐらいでも不労所得のように収入に加わるのは高齢者には大きい。
これが本支給(私の場合は来年誕生月以降)になればその倍以上の年金額が支給される。
それでも年金だけでは生活費(家賃・水道光熱費・通信費・食費等)をギリギリ賄えるかどうか。
ちょっと病院のお世話になろうものならヤバイ状況。飲まず食わずで凌ごうとしたら健康寿命を縮めるだけ。
やはり生きている間は働かなければいけないのか?
私の場合は配偶者と共生しているからまだ妻が年金を受給できるまで頑張れば生活は何とかなる。
現在フリーランスの方で国民年金の人は、年金本支給になっても最高で月額6万5千円程度。
家賃すら払えない老後をどうするのだろうか?

バイトにも採用されねぇ!次の年金支給日までどうしよう…
年金は人生最後の砦?
ちなみに年金支給というのは、基本は偶数月の15日に2ヵ月分が振り込まれます。
年金支給日の前月・前々月分が振り込まれるということで、誕生月によって初回の受給額が変わるようです。
例えば9月生まれの方なら初回支給分(10~11月分の2ヵ月分)が12月15日に指定口座に振り込まれますが、今回の私のケース(8月生まれ)は9月分のみ10月15日に1ヵ月分だけ振り込まれました。
次回は12月15日に10~11月分の2ヵ月分が振り込まれ、以降は毎偶数月に2ヵ月分が振り込まれるということ。
何か奇数月生まれの方が得するような感じにもなりますが、でも最初に振り込まれるまで偶数月生まれより1ヵ月余計にかかるので結局は公平なのだと。
※1日生まれの方など例外もあり。
今は複雑な年金のこともネット上で気軽に調べることができるが、昔の人は年金の仕組みとか理解できていたのだろうか?
まあ昔の人ほど年金だけで老後を過ごせる額をもらえていたのだから、いちいち仕組みなど考えないか。
年金制度も毎年のようにコロコロ変わるし、何よりある年齢になれば自動的に受給が開始されるというわけではない。
ちゃんと理解して国民自ら申請しないともらえない。
しかも自分の寿命がわからないので繰り上げるのか繰り下げるのか、決断全てが自己責任というのは情弱を不利に追い込む国の意図が透けて見えるようなやり方に思えて仕方がない。

卵は贅沢!卵を外せないならラーメンやめて卵かけご飯にしろ
非正規の悲劇はすぐそこに
非正規を増やすような社会にしておいて、今度は非正規を強制的に社会保険加入に導こうとしている。
貧困層にも税・保険の負担を増やし、財務省の顔色ばかり窺いながらあっと言う間に法案を通す。
こんな政治を何年も続けている政党になぜ投票するのだろうか?
それはたっぷり年金をもらっている層の投票率が高く、特に生活に不満も無く惰性で投票する党を決めているからだろうか?
現実には肝心の若い層が選挙に行かないことも大きく影響しているのでしょう。
定職に就かず(就けず)、このまま行けば自分たちに不利益が襲い掛かるということを理解していない者が多い。
私が身近に感じる配送系の仕事でもギグワークやフーデリ等、「今が稼げれば」「今が楽しければ」という者が恐ろしく増えた。
ユーチューバーという稼ぎ方も様々な職種に結びついており、「YouTubeやりたいから取り合えずネタにするためこの仕事してます」みたいな働き方してますもんね。
特に配送系の仕事に多い。Amazon宅配とかフーデリとか。
将来を悲観しながら目の前のことだけしか視界に入らないような生き方をしている者にとって、政治というのはどのように映っているのだろう?
世にに溢れている非正規群に「長期的視点」「将来」を意識させることは無理なのだろうか?
いや、彼ら彼女らだって望んで今の環境に浸っているわけではない。
ただ、面接にすら辿り着けない就活やその日を暮らせる程度の仕事しかないことにもっと怒ってもいいのにね。

宅配やフーデリで人生何とかなると思った自分の愚かさを嘆く
できるのにやらない
昔は学生運動が盛んで、大学構内に立てこもったりして社会に対して主張をするなど過激な行動が当たり前のようにあった。
今の時代にそんなことをやれば更に就職は難しくなるだろうし、先に理性と打算が働き実際の行動には至らない。
若者の風潮を昔と今で比較してみると、「今が稼げれば」「今が楽しければ」というのが令和の時代っぽくて、「今主張しないと」「今闘わないと」というのが昭和っぽい?
国・政府としては過去の教訓から、若者のエネルギーを恐れている節がある。
国民に不平不満が充満しているのはいくらボンクラ政治家の集まりでもわかるでしょう。
そのエネルギー、特に若者が動き出すことを恐れているのはいつまでたってもネット投票に手をつけないことからもわかる。
高齢者の投票率が高いことは自民党を有利にしている。
しかしネット投票では高齢者の投票率は逆に下がるかもしれないし、若者を中心としたネット慣れした者たちが政治に口を出せるとなると政治の世界も一気に様変わりするかもしれません。
それは堕落・腐敗した自民党には都合が悪い。
だから若者の投票率を上げる仕組みを作るのは大して難しくも無いのにやろうとしない。
ネット投票にすれば人や手間、チラシやパンフレットなどの制作費も削ることが出来るのにやらない。
ガソリン代も依然として高値安定が続いている。
国民からふんだくった税金を補助金として価格を抑えることでいろいろやってますアピールしているが、何ということは無い。
トリガー発動すれば補助金など必要なく、劇的に燃料費を抑えることができるじゃない。
でもやらない。 どこかで利権がはたらいているのだろう。
利権で政治家が守られているなら、国民を優先することなどやらないよなぁ。

70歳になっても住宅ローン抱えてるとか、年金で返すのか?
年金だけで暮らせる社会は来る?
再び私の年金生活スタートの話に戻りますが、子供の頃にイメージしていた年金と実際に自分が年金受給者になってみての年金では、もはや別物のように感じます。
定年まで頑張ったご褒美として、余生は余計なことを考えなくても暮らせるんだというゴール地点を動かされたショック。
しかもゴール地点を動かされただけでなく、金額も縮小し手続きも猥雑化してきている。
労働のゴール地点にようやく辿り着いたとホッとしたら、ゴールは更に遠くに行ってしまい、生活のハードルがもっと上がって途方に暮れている。
「いつまで働きゃいいんだよ!」と、今の心境はそんな感じです。
年金を受給できることは確かに有難いが、それで生活が成り立たないのだとしたら国民はどうしたらよいのだろう?
私の場合は個人事業主として国民年金となった期間があったが、すぐにそのヤバさに気付いて社会保険に加入できる働き方に修正した。
個人事業主では社会保険に入れないという固定観念を捨て、働き方を工夫すれば社会保険に入れることを知るだけでも将来が変わってくる。

この道の先に目的があるか無いかで、健康寿命も変わってくる
国民年金の月額約65,000円より厚生年金の月額十数万円を意識した働き方を考えるべし。
何度もお伝えしてきましたが、これは未来からのメッセージです。
「数十年後のことなんて考えてる余裕はないぜ!」
という意見もわかります。
私も軽貨物で独立した時がそうでしたし、国民年金と厚生年金の違いなど理解していなかったし・・・
だからその空白の数年間が年金を受給できる立場になってから中途半端に苦しんでいる。
年金を貰える嬉しさと、年金を貰える年齢になってしまった悲しさと、年金だけでは生きていけない現実。
今の心身の調子なら70歳までは何とか働けるだろう。
しかしそれ以降は・・・ (/ω\)