ワイパー
4万kmほど走行してはいましたが程度の良い中古で購入した現在の愛車ですが、やはり車は消耗品の塊であることをつくづく思い知らされますね。
走行距離10万kmを超え、そろそろメンテナンスにお金がかかる時期になってきました。昨日は馴染みのスタンドでベルトとブレーキパッドの交換をしてきました。
さらにワイパーのゴムもへタって来ていたので、久しぶりにカー用品店に行きフロント・リアともブレードごと購入いたしました。軽運送業歴10年以上なのですが恥ずかしながらワイパーを購入するのは2回目。「ほぼ毎日車を使用するのに10年で交換2回なんて有り得ねーだろっ!」っとツッコまれそうですが、実はこの間に愛車が4回変わってまして、ワイパーの寿命より車の寿命の方が短いという実に贅沢なことをやっておりますだ。
だからお金が貯まらない・・・(≧◇≦)
中古車の外れを引くとこういうことになるので気をつけましょうね。
前回のワイパー購入がいつだったのかもよく覚えておりませんが、使って非常に便利だったと記憶していたのがsoft99社の「ガラコワイパー」。濃縮ガラコを配合したシリコーンラバーのワイパーを使うだけでガラスに被膜を形成し撥水効果を発揮するという、面倒臭がり者には重宝する優れもの。ワイパー能力も優秀で、確か1年ぐらいはワイパーだけで撥水効果が持続していたかと。もちろんお値段はノーマルなものより少々お高いのですけど、お金より時間をケチる男、ミスター怠け者の私は、後々楽したいので今回もガラコワイパー(フロント用だけ、リアはノーマルなワイパー)を購入しました。
お店の車種適合表を参考に運転席側、助手席側、リアのサイズを確認し、運良く「ワイパー2本以上お買い上げの場合、交換工賃無料!」というサービスをやっていたので、せっかくですからお願いすることにしました。
てっきりピットにいる整備担当の男性が交換してくれるのかと思いきや、意外にもレジをしてくれた若いお姉さんが直接駐車場に来てやってくれることに。なかなか手慣れていてものの3分ほどで3本とも交換完了です。
「こういう作業って研修とかで習うんですか?」と聞いてみたところ、「いえ、特に作業的なことは研修では教えてくれないので、OJTの流れの中で各自が先輩の作業から学ぶしかないんです」と明確な回答をいただきました。
う~ん素晴らしい! というかどの仕事でもまあ当たり前のことなのでしょうけど、こういう基本的な部分を疎かにする者は長く働けずに途中で去っていくのだと思うし、誰に指示されたわけでもないのにガツガツ吸収していく姿勢の者は、早くに次のステップへと上がっていける。受け身で仕事している者はボヤボヤしている間にどんどん周囲から置いてけぼりを喰らい、気付いた時には職場に居辛くなるんですな。そして転職を考えるのですが、受け身の姿勢が直らない限りは次の職場に移ったところで同じことの繰り返しになるだけだと思います。
将来の視界が開けて来ないのは周囲の責任ではない。その人自身に視界を良好にしようというワイパー機能が働いていないのが問題。ゴムが劣化していることに気付かず、周囲にはガラス面とのビビり音が響き渡っているのに本人がそれを気にしていない。こんなことを放置していればゴム部分(心)だけではなくブレードやアームといった本体(人体)に関わる部分にも不具合が出てきてしまう。そうなる前に自分自身をきちんとメンテナンスすることが大切なんですけどね。
20代30代で学ぶ事ができなければ、40代50代で学ぶという作業はますます難しくなるばかり。気力も体力も衰えてくるとワイパーも錆び付いてきて動かすことも容易ではなくなってくる。若いうちの疲れは疲れに入らないと歳をとってから思うようになりました。
未来・将来の視界は時代とともに不鮮明・不透明になってきていますが、だからと言ってワイパーを止めてはいけないのです。視界を遮られた車は進むことができないのですから。