貴方の仕事、時給換算で2,000円なら、続ける?辞める?

会社員の方なら1度は自分の仕事が時給換算にしたらいくらになるか?を計算したことがあるのではないでしょうか?
いろいろな仕事・アルバイト等を経験したことがあれば、それらとの比較あるいは体感で割に合う合わないがわかると思います。

 

しかしそこで算出された数字というものはあくまでもその人自身のものであって、人によって満足度は変わる。

業種による大まかな賃金相場の違いというのはよく言われますね。
IT系や金融系は割と高め、人海戦術系の現場仕事などは安めとか。
単純作業に近い内容になるほど安くなる傾向がある。

頭脳労働の方が肉体労働よりも良い報酬というイメージがありますが、ここはちょっと抵抗があります。
確かに肉体労働は内容はそう難しくないものが多く、反復性が強いので仕事・作業自体はすぐに覚えることが出来る。
しかしそれが単純作業として見られているのであれば、ちょっと残念。

体力的に続かない人が多いことからも、誰でも出来る仕事ではない。
キツイ仕事を続けられる体力・精神力・忍耐力というのは十分特殊能力に値する。
ガテン系でも繊細で職人的な仕事はある。

実際、肉体労働の中でも見た目の額面的には良さそうに見える仕事はあります。
ただしそれを時給換算した場合と労働対価として考えた時に、他の仕事と比べてどうなのか?
50歳60歳になっても続けられるかどうかというのも大事な評価要素です。

また外資系の企業の方が日本の企業よりも給料が良いというイメージも昔からありますよね。
社員目線では仕事の内容自体は外資系も国内も大して変わらないように思えますが、人を労働力としてどう見ているかという根本的な部分・国民性の違いが表れているように思えます。

海外は内部留保より労働力への報酬を厚くして、前へ先へとビジネスを進める活力に積極的。
一方で日本の企業は慎重と言えば聞こえは良いが、会社の保身が第一優先事項。
そして株主有りき、次に役員報酬・内部留保と続き、ビジネスの大事な原動力である従業員への報酬は一番最後。

特に米国株と日本株の株価の力強さの差に企業方針が如実に表れています。
前へ進む力か、現状維持か。

外資系はドライであり報酬は良くても人の入れ替わりは当たり前。血の循環が良好でありお金も回る。
一方の日本の企業は雇用に守られ全体的に保守的なイメージ。それがこれまでは会社員が安心安全と心の拠り所とされてきたのですが、今は40代でリストラは当たり前。人が入れ替わるのではなく出ていくばかり。
お金はある所に溜まる一方で末端の労働者には行き渡らない。

さて、こうした事情を踏まえて今の私達のお給料・報酬が果たしてどのぐらいの透明性・正当性を持って決められているのでしょう?

ちなみに私は現在複数の収入源があり、それぞれに時給換算が違うので比較が出来る事がある意味役に立っている。
例えばメインとサブで軽貨物の仕事をしていますが、大体両方に共通している時給換算で言うと約4,000円~5,000円という感じ。
短時間でそこそこの収入になるため、巷の宅配仕事よりは労働対価はかなり良い。

夕方以降に倉庫での仕分け仕事をしていますが、こちらは求人上の時給は1,000円ちょっと。
一応深夜にかかるので深夜給もつくし社会保険も付けて貰っているので、実質で1,400円ぐらいになるかなぁ。
この求人上の時給と実質時給の差を作り出せるか否かは仕事を選ぶ上で大事です。

WEBライターやブログの収入は作業時間を時給に換算すると、その時点では1,000円に届かない。
ただ好きな場所で好きな時に出来る究極の隙間仕事だし、ストック収入的な要素があるので長期に渡ってズルズルと収入が発生するのが魅力的。
いつか肉体労働が出来ない体になった時のために、収入ネタとして持っておこうと。

株やバイナリーオプションは不労所得のジャンルですが、時給換算で数万円になることもあるしマイナスになることもある。
時給がマイナス?  日本人が投資をギャンブルと勘違いする部分ですね。
ここが安定して機能するようになれば肩書きは軽ドライバーから投資家へ変更します(笑)

どうも私は決められた働き方より不確定要素のある働き方が好きなようですな。

以前、軽貨物を始めて数年経った時に軽ドライバーやるなら時給換算での最低ラインは1,750円とお話したことがあります。
この頃はサブの配送仕事をまだしておらず、本業だけでの感覚でした。
日収制で金額も現在と同じ。当時は1日9~10時間を軽貨物に費やしておりました。宅配なら1時間に12~13個ぐらいの感じでしょうかね。

 

今は軽貨物の時給換算した最低ラインは2,000円以上は無いとダメでしょう。
理由の一つはガソリン他経費の高騰。そしてAmazonFlexの時給換算が2,000円という明確な仕事が登場したから。
特に自腹で経費がかかるような仕事の報酬は、一般的なアルバイトの時給と同じにするわけにはいかない。

そして一つお伝えしたいのが、最初は我慢だよっ と。

私も今は開業当初の半分位の時間で同じ報酬を得ているので、時給換算すれば見栄えは良くなっている。
最初の頃は副業する時間も微々たるもので、なかなか辛かった。
しかしスキルが上がることで報酬が上がったり、自分の時間を持てるようになり違う仕事も取り入れられるなど、単純に最初の時給換算でずっと行くわけではない。

会社員だって初任給のまま10年20年と変わらなければヤバいでしょ?
自分の現在地を常に定点観測しておくのは大事です。もちろん会社の業績や方針・業界の勢いなども。
そして先行きにどのくらいの伸びしろがあるのか。
自分の働きには自分で値段をつけたいものです。

私の会社員時代は広告代理店という労働時間が異常に長い業種で、終電逃した時のタクシー代・ホテル代が月に20万ぐらいかかったこともある(もちろん会社負担)ような恐ろしい働き方してました。
それでも仕事は面白かったし「訴えてやる!」みたいなギスギスしたことはなかった。

残業代という概念のない世界だったので時給換算したら30歳ぐらいの時でコミコミでも1,100円ぐらい。
ただ当時の一般的なアルバイト代は800円ぐらいの記憶があるので、かろうじてアルバイトよりマシ?

今の一般的な会社員(30歳)だとどうなんでしょうね?
残業無しで週40時間勤務、月180時間労働だと仮定して月収コミコミで35万だとすると、時給換算なら1,944円。
これには往復の通勤時間や付き合いの飲み等は含まれないので、実質はもっと低くなる。
テレワークが導入された会社では給料同じなら通勤時間や付き合いが無いだけお得に感じるのは当然か。
まあボーナスが年間で120万円出るなら均せば時給換算で2,500円にはなる。

それでも何か安いですよねぇ~?

皆様の今の時給はおいくら?
有難いと思いますか?それともアルバイト程度でビックリしてすぐに転職考えますか?

こういうことに敏感になっていないと、一生奴隷労働でいることに気付かずに人生終わりますよ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です