衝撃の未来予測:AGIとASIが人類と個人の働き方を激変させる!その2

人工知能が人間の常識を超えた時、人類は駆逐されてしまうのか?

前回はAGIとは何か?ASIとは何か?という初歩・基本的なところを解説してみました。
少し補足しておきますと、AI(人工知能)は「Artificial Intelligence」の略、AGI(人工汎用知能)は「Artificial General Intelligence」の略、ASI(人工超知能)は「Artificial Super Intelligence」の略となります。

ちなみにAI(人工知能)の対義語ってあるのかな?と思って調べてみたら、どうやらNIという言葉が当てはまるようです。
NIとは「Nature Intelligence(ネイチャーインテリジェンス)」の略で、和訳にすると「自然知能」となるでしょうか。
人間や動物などの自然が生み出した知能のことを指すようですが、自然知能は同じ種でも時代時代で区別しても、個体差が結構大きいのが特徴に感じます。
だから“自然”なのでしょうね。
養殖の魚が味が割と均一な感じがするのは、人工的に育てられたから?
そういう捉え方をしてみると、人工知能と自然知能の違い・意味が少しわかりやすくなりますかね?

人間の指示で動いていたAIが、AI自身で指示を作成し動き出す

AGIとASI:その違いと進化:現在のAI(ANI)からAGI、そしてASIへの段階的な進化
現在のAIの主流は、特定のタスクに特化した狭いAI(ANIまたは弱いAI)です。
例えば画像認識、自然言語処理、ゲームAIなどがこれに該当します。
これに対しAGIは人間レベルの汎用的な知能を持つAIであり、ASIは人間の知能を遥かに超える超知能です。
AGIとASIはどちらも理論上の段階にあります。

AIの進化は、ANIからAGI、そしてASIへと段階的に進むと考えられています。
AGIは知識を異なる領域間で転移させ、新しい未経験の状況に効果的に適応できる汎化能力や、事実、関係性、社会規範など世界に関する広範な常識知識を持つことが特徴です。
知識の汎化、異なる領域間のスキル転移、タスク固有の再プログラミングなしでの新しい問題解決が可能になります。
一方、ASIは自律的な自己改善能力を持ち、指数関数的にアルゴリズムを洗練させ知識を拡大すると考えられています 。

AIの進化は特定のタスクを効率的にこなす段階から、人間のように考え学習し、そして人間を超える知能へと向かう明確な道筋を示しています。
現在のANIは与えられた範囲内で非常に高いパフォーマンスを発揮しますが、その範囲外のタスクには対応できません。
AGIは人間のように幅広い知識と理解力を持ち、様々な状況に対応できる柔軟性を持つことが期待されます。
そしてASIは、そのAGIの能力をさらに増幅させ、人類がこれまで想像もしなかったような知的な偉業を達成する可能性を秘めているのです。

この進化の過程においては、技術的なブレークスルーだけでなく倫理的な課題や安全性の確保も重要な要素となります。
AGIやASIが高度な知能を持つようになるにつれて、その行動や意思決定が人間の意図と異なる可能性も高まります。
そのため、技術開発と並行して、倫理的なガイドラインの策定やAIの安全性を確保するための研究開発が不可欠となるでしょう

AIが最善と決断した戦争が勝手に始まる時、人類は何を目撃する?

ASIとシンギュラリティ:知能爆発がもたらす予測不可能な未来
技術的特異点(シンギュラリティ)とは、技術の進歩が制御不能かつ不可逆的になり、人類文明に深刻で予測不可能な変化をもたらす理論上のシナリオです。
ASIは自己改善を通じて指数関数的に知能を高める「知能爆発」を引き起こし、シンギュラリティを実現する可能性があります。
シンギュラリティは人類の理解や制御を超えた超知能の出現を意味し、社会、経済、科学技術などあらゆる面で劇的な変化をもたらすと予測されています。

シンギュラリティの時期に関する専門家の予測は大きく分かれており、2045年を予測するレイ・カーツワイル や、2005年から2030年の間と予測していたヴァーナー・ヴィンジ など様々な意見があります。
一部の専門家は、AGIの達成後すぐにASIが実現し、シンギュラリティが起こると考えています 。

| 主な専門家のシンギュラリティ予測時期 | 
| レイ・カーツワイル | 2045年 |  |
| ヴァーナー・ヴィンジ | 2005年~2030年 |  |
| イーロン・マスク | 2026年 |  |
| ダリオ・アモデイ | 2026年 |  |
| 孫正義 | 2027年~2028年 |  |
| ジェンセン・ファン | 2029年 |  |
| ルイ・ローゼンバーグ | 2030年 |  |
| ジェフリー・ヒントン | 2028年 |  |
| デミス・ハサビス | 2035年 |  |
| サム・アルトマン | 2035年 |  |
| アジェヤ・コトラ | 2040年 |  |
| ユルゲン・シュミットフーバー | 2050年 |  |

最近のサム・アルトマンの発言には、シンギュラリティは2035年よりもっと早く起こるというニュアンスが含まれるようになっています。
いずれにせよあと10年ほどで世の中にこれまでの歴史にないほどの劇的な変化が起こるのだろうか?
10年後、皆様はどこで何をされているのでしょうか?
シンギュラリティ後も普通に働けているでしょうか?
いや、この世に存在していられるだろうか?

生物は生き残れない世界でも、AIだけは新しい世界を築くのか?

ASIの登場は、単なる技術の進歩ではなく、人類の歴史における根本的な転換点となる可能性を秘めています。
シンギュラリティという概念は、物理学におけるブラックホールの特異点に例えられるように既存の知識や予測モデルが通用しなくなるポイントを指します。
ASIが知能爆発を引き起こした場合、その後の社会や技術の発展は現在の私たちの想像を遥かに超えたものになるでしょう。
ンギュラリティの時期については不確実性が高いものの、多くの専門家がその可能性を真剣に議論しており、備えが必要であることを示唆しています。

専門家によってシンギュラリティの時期に関する予測は大きく異なりますが 、その背景にはAI技術の急速な進歩や、人間の知能の複雑さに対する理解の限界など様々な要因が考えられます。
しかし予測の時期がどうであれ、シンギュラリティが起こりうるという可能性を認識し、その影響に備えるための議論や準備を始めることが重要です。

そうそう、今回の数回にわたる AI~AGI~ASI~シンギュラリティ の解説について、同じような内容でもっと掘り下げた面白い内容のYouTubeがありましたので、ここにご紹介させていただきます。↓

私の拙いブログ解説よりよほどわかりやすく印象に残るかと思いますが、こういう動画編集もAIの力を借りて制作しているからこそクオリティ高く観やすくなるんですな。
今回の私の記事も半分はAIの力を借りていますけど、もし3年ぐらい前に同じような内容・ボリュームの記事を書け!と言われたら恐らく5倍以上の時間と労力を費やすことになるでしょう。

介護の職場でもいろいろな制作物やイベント企画を任されていますけど、60代半ばのジジイでも快適にスイスイこなせているのは、正にAIを使う側にいるおかげです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です