運送業ドライバーの腕時計の選び方

最近購入した。盤面のデザインの一つが非常に気に入っている
運送業、特にドライバー職の方々は、仕事中に使う腕時計もしくはスマートウォッチを選ぶ基準って何なのでしょう?
デザイン?価格?機能?見やすさ?頑丈さ?
「普段から使ってるやつ」「先輩・同僚から勧められたモノ」「家族や恋人からのプレゼント」・・・
私が軽貨物ドライバーを始めた時は何のこだわりもなく、それまで使っていたごく普通の腕時計をしておりました。
まず最初に試練が訪れたのが、バンド(革製をしていました)がブ千切れたこと。
自分ではバンドに荷物等が当たっているという感覚は無かったのですが、激しい手の動きや汗・雨などの水分の影響、そしてやはり荷物が当たることによる影響で、配達中に時計が落ちた時はショックだったぁ。
軽貨物始めた当時は貯えも無く、車両のローンもあり仕事用に新たに時計を購入するなどちょっと厳しい。
当分我慢して腕時計なし(車両の時計)で我慢していたが、運送業にとっていつどこにいても「時間を知る」ことがいかに重要だということを思い知ることになりました。
仕方なく次の収入が入った時に、6,000円ぐらいで買えた表示が見やすいデジタルのソーラー腕時計(一応シチズン)を入手。
やはり配達職には腕時計があるのと無いのとでは天地ほど違う。
それで満足するほど15年以上前の私は目の前の暮らしにアップアップしていたのでしょう。

見やすく頑丈でハンズフリーとして使えるスマートウォッチが主流に
ところがまだまだ災いが私を襲います。
これも自分では何の自覚も無かったのですが、ふと腕時計を見やると「マジかぁぁぁっ」っと愕然とした。
腕時計のガラス面に大きなヒビが入っているではありませんか!
幸い時計自体は動いてくれていましたが、表示が見づらいことこの上ない。
また、いつ画面がが割れてしまうかという不安を抱えて荷物など持てないし。
その時にようやく気付くのです。運送ドライバーには時計のガラス面の加工・強度が大事なことを。
安価に買える時計はガラス面にはお金をかけていないことが多い。
日常の普段使いなら問題ないかもしれませんが、大事な腕時計はガテン系のハードな職種では仕事で使わないほうがよさそう。
命だけでなく、時計や作業着も長時間の労働に付き合うために損傷するリスクにさらされている。
収入低いのにいろんなリスクだけは高いよなぁ、運送業も建設業も。
そこで考えるのです。
仕事的には安物でいいんだけれど、すぐ傷つき壊れて買い替えるなら結局は高くつく。
ちょっとお金かけてでも損傷するリスクを回避できるモノを奮発して購入するか。
作業時間が長くなっても自前のモノ(作業着・靴・腕時計等)を痛めないような丁寧な動きを心がけるか。
いっそのことガテン系の仕事を辞めるかw
ガテン系の仕事を辞めるという選択肢は非常に魅力的だったが、トリプルワークというスタイルがハマりかけていたので収入も安定し腕時計に少しお金をかける余裕も出てきていたので、私はガテンの現場にも普通の仕事場にも使える機種を探すことに。
そこで購入したのがカシオのG-SHOCK。

GPS搭載機種なら、高齢者の徘徊経路も家族が把握できたりする
数年前にハードオフで処分してしまったので機種名やら何やら覚えていないのですけれど、確か15,000円ぐらいで買えた電波ソーラー。
G-SHOCKは皆様もご存じの通りハードな環境に耐えるタフな腕時計シリーズ。
まさに引退前まで私のドライバー生活と苦楽を共にした相棒でした。
60歳を迎える前に同じG-SHOCKシリーズの中の少しオシャレな「ブラック系」モデルに買い替え。
軽貨物の仕事が昔ほどハードで無くなったというのもあります。
トリプルワークからダブルワークへと移行し時間も少し余裕ができ、高校のクラス会やプライベートの会合に頻繁に顔を出すため、仕事から私事への変化に対応するという選び方に変わりました(まだ2本3本持ちして使い分けるという余裕はない)。
ブラック系の腕時計は実は葬儀関連の時に出番がある。
年齢的に周囲に不幸が起こる頻度が増えてきた。自分の親の通夜・葬式の時にも迷わずブラックを着けていきました。
この使い勝手はメーカーのサイトにも掲載されていませんけどねw

運動や健康管理だけでなく、大気汚染濃度や紫外線まで計測する?
有名人、富豪、スポーツ選手・・・ 名声のある方がお金をかけるのが「腕時計」。
さりげなく見せびらかせるというのもあるし、まあ成功の証明、ステータスなのでしょう。
私のような凡人には理解しがたいお金の使いどころではありますが、金持ちが世にお金を回すことは悪いことではない。
しかしその「腕時計」の世界にも変化が起きています。
そもそもいつでも手軽に時間を確認できるのが腕時計の最大のメリットだったのですが、今や時間だけでなく運動機能や健康管理のチェックまで出来てしまう「スマートウォッチ」が台頭してきている。
GPSが搭載され自分の現在の位置情報や移動経路が地図上に表示されたり、AIの搭載で音声によるChatpotで質問に答えてくれたり調べ物をしてくれたりする。
配達系の仕事をするドライバーにはGPS機能はもはや必須。
Amazonやフードデリバリーではそれを活用してスマホとアプリを通して利用している。
それをスマホを取り出すことなく腕時計をかざすだけで確認できたり、音声で教えてくれたりするのは腕時計ではまだまだできない。
というか、もはや腕時計とスマートウォッチの境界線があいまいになってきた。
腕時計にそれなりの機能を搭載すればスマートウォッチじゃん。

医療機器ではないので精度は?だが、体調を数値で見るのは面白い
そもそもスマートウォッチの定義って何?
「スマートウォッチ」とは、腕時計型のウェアラブル端末のこと。という説明が一般的。
つまりそもそもウェアラブル端末(身体に装着して使用するコンピューターデバイスの総称)には、眼鏡型、リストバンド型、指輪型、など様々な形態があり、その中の腕時計型のものを「スマートウォッチ」と呼んでいると。
根本的には「腕時計」と「腕時計型のウェアラブル端末」は全く別物。ウェアラブル端末が腕時計型の形態をとったために「~ウォッチ」という名称になったのでややこしくなったということです。
だから「スマートリング」「スマートグラス」という名称も納得ですね。
ではAIに精通したオッサンをこれから「スマートオヤジ」と呼ぶ?
だったらこれから私は「積荷スマートオヤジ」・・・(おぉ、ミドルネームみたい)

ゲームの世界みたいに体のエネルギー残量を数字で教えてくれるW
これからドライバー仕事をやってみようかという人がもし腕時計を選ぶなら、私のこれまでの経験から
- バンドは水分や衝撃に強い素材。出来ればバンドの着せ替えが可能な機種。
- ガラス面の素材・強度をチェック。サファイアガラスなどキズに強い物を選びたい。
- スマートウォッチなら時計側で通話操作ができるもの。スマホを取りだす必要がない。
これらは最低限チェックしておきたい基礎的な部分。あとは予算や付加機能、デザイン等でいくらでも機種はある。
そして身体資本の職業でもあることから、私はスマートウォッチを推奨するかな。
先に述べたGPS機能はナビにも使えるし、心拍数やその他健康チェックができるものはその精度にもよるが、通常と明らかに違う数値を検知すると、SОS信号を登録していた医者や家族に自動で発信できる機種もある。
運転仕事では突然の心筋梗塞や脳梗塞で意識を失えばどうなるかは、ニュースでご存知の通り。
もし人通りのない場所や休憩中の車内で倒れたら、発見が遅れて助かるものも助からないことになるかも。
SОSに至らなくても、アルコールチェックと同様に毎日健康状態をチェックするのは自分のため職場のため家族のため大事なんです。
特に高齢者が多い運送業では会社がドライバーに支給してもよいぐらいだと思う。
また、定期的に健康診断をしない個人事業主ドライバーにも需要はあると思う。

ドライバーは常に危険と隣り合わせ。意識を失ってもSОSは飛ぶ
モノを選ぶ際の一つの基準に「デザイン」というものがあります。
軽貨物ドライバー時代初期は経済的なこともあってデザインには無頓着。安くて使えればまぁいいか、という感じ。
何事にも尖っていた元広告代理店営業マンでもこんなに変わってしまうのかと、今思えば人間て不思議なもんです。
でも時間と生活に余裕が出来た頃からはまたモノの外見にも執着するようになってきた。
また、他人の目を意識しない職業から常に周囲に人がいる職業に変わったことも大きい。
別の言い方をすれば、これが「見栄(みえ)」という人間の性の一つなのでしょう。
しかし毎日身に付け、人の目に触れるものであればそこに気を遣うのも大人の世界。
腕時計はそのデザインを自由に変えることは難しい。せいぜいバンドを交換するぐらいか。
一方でスマートウォッチが人気を博しているのは、盤面のデザインを自由に変えることができること。
費用対効果という意味では、機能性と合わせて腕時計より勝っている部分か。
スマートウォッチもピンキリで、中には20万30万する機種もある。
それでも自分を極限まで追い込むアスリートや世界を冒険するクライマーたちにはなくてはならない存在になっている。
皆様が今、必需品として一つ挙げるなら何ですか?スマホを除いて。

前に使っていたスマートウォッチを選んだ理由がバンド2種類付き
耐久性に優れているスマートウォッチなら、仕事中とプライベート時で盤面を切り替えればドライバーにとって2種類の腕時計を持っているのと同等の価値がある。
上位機種になるとサファイアガラス等を用いて盤面を保護しているのが当たり前になってくる。
更に最近は最初からバンドを2種類同梱している機種もある。
ビジネス用の金属製素材のものと日常用のシリコンっぽいものの組み合わせとか。
気軽にバンドを変えて楽しめるのも良き。
スマートウォッチで電話やLINE等の送受信ができるのも普通になってきた。
ウォッチに向かって会話するとか、AIに指示するとか、やってみると滑稽ではある。
昔の「ウルトラマンの科学特捜隊」や「ジャイアントロボ」で見たシーンが蘇る。
「飛べ、ジャイアントロボ!」の大作少年に令和の時代がようやく追いついたのだ。
例えば運転時、ハンドル操作中に電話がかかってきても時計盤に触れれば会話がスタートできる。
これはハンズフリーと同じ状態。スマホをいちいち操作する必要もないので捕まらずに済む。
これが一番ドライバーに役立つかな?
一度使ってみると普通の腕時計には戻れない。
そんな風に思えてしまうスマートウォッチが現役ドライバーの方々にはおススメです。
ドライバーというハードな仕事でも、安心・便利なグッズは積極的に取り入れてみましょう。


