デトックスな働き方

貴方の仕事・働き方をデドックスしていきましょう!

先月から週2回、軽貨物の仕事の後にスーパー銭湯に行くようになりました。
当初の目的は帯状疱疹後神経痛と思われる頭痛の治癒に効能があるのでは?という淡い期待から。
医師の診断により処方された薬(市販より強い痛み止め)ではなかなか症状が改善しなかったものが、神経痛等に効能があるとされていた銭湯に通ってたっぷり浸かってみたらあら不思議。
ウソのように頭痛が無くなっているではありませんか。

これに気を良くしてしばらく通ってみようと思い、にわか銭湯マニア化しております。
私が通い出したところはスーパー銭湯と言ったってその場所に温泉が湧き出ているわけではない。
神奈川県央の方から源泉を汲んで横浜くんだりまで運んできているもの。なんちゃって温泉なのです。
しかし信じる者は藁をも掴む。身体に良いと思い込んだ者はせっせと通い出す(笑)

まあ私の場合は実際に悩みが解消されたので、なんちゃって温泉でも血行に良いことは間違いは無いでしょう。
帯状疱疹は別としても頸動脈のプラークという脳梗塞に直結するような持病を持ってしまったら、取りあえずはしっかり血流を良くする習慣を付けないとね。
やれることはやってみようと。

収入の多い少ないではない!自由な時間があるかないかだ!

病の治療という大義名分を謳っておりますが、平日の真っ昼間に露天風呂や高濃度炭酸泉という遊び方(?)を知ってしまった!
大繁忙期に早朝から駆けずり回っていらっしゃる軽ドライバーさんには申し訳ないと思いながらも、お金・働くことに振り回されなければこういう働き方もできるのだなぁと、じっくりと湯に浸かりながら感慨にふけったりする。

考えてみれば労働って残酷ですよね。
とにかく対価を得るために身を削って、いや心まで削って働いている方が大勢いらっしゃる。
ほんの一握りの者がチャンスを活かし、労働地獄とは違う世界で暮らすという図式。
俗に言う「勝ち組」と「負け組」というやつですか。

一般的には富や名声を得た者が「勝ち組」とイメージされがちですが、実際は自由な時間を手に入れた者や貴重な人脈を手に入れた者も「勝ち組」と呼べるでしょう。
どれか一つでも手に入れた者は大概他の要素も手に入れているケースが多いようですが。

同じ仕事でも気付きのある者と貧乏くじ引く者の差が出る時代

軽貨物という仕事・働き方においては多くは「富」と「自由な時間」は反比例の関係にあるのではないでしょうか。
足し算の稼ぎ方であるため「稼ぐ」ためには「時間」を大量に投下しなければならない。
逆に自由な時間を手に入れたければ「稼ぎ」に目をつぶらなければならない。
現在の私は完全に後者の状態です。

まあ年代にもよりますよね。
若いうちは一晩寝れば体力が回復するぐらいに元気ですし購買意欲も旺盛ですから、長時間労働でも苦にせず少しでも稼ぐことが一種のステータスと思えるのでしょう。
軽貨物系ユーチューバーなんかは一時期その傾向が顕著でした。
フードデリバリーに殺到した方々もそんな感じでしたよね。ゲーム的要素が稼ぎ方にありましたもん。

しかし年代が上がっていくとやはり体力的な問題が表面化してきて、「健康」と「稼ぎ」を天秤にかけ始める。
ここで経済的に少し余裕がある者(子育てが終わったとか)と、とにかく稼ぎ続けなければ生活が成り立たない者とで方向性が分かれていく。
平成以降の日本の問題はいつまで経っても労働を迫られる暮らしにあるのではなかろうか?

穴の開いたバケツで仕事をしているような働き方に気付け!

子育てが終わっても住宅ローンとか残っていたりするし、給料は増えずボーナスは削られ唯一の心の支えであった退職金すら年々廃止の会社が増えていく始末。
賞与とか退職金とかは軽貨物の個人事業主には全く関係ない話ではあるが、物価上昇や社会保険料UP等は全ての労働者に影響してくる。
特に個人事業主ドライバーには燃料費高騰やインボイスは大きな痛手になる。
これは来年の確定申告時に思い知らされることになるであろうが・・・

働いても働いても懐が豊かになる気がしないのは、穴の開いたバケツで水を汲んでいるような働き方をしているからではないのか?
宅配仕事なんか配達スキルが向上しても単価が上がるわけでなし、それどころかドライバーの上限配達数が「やって当然」みたいなノルマラインとなりますます時間に追われキツくなる。
しかし走れば走るほど自腹持ち出しの燃料費も増え、車のメンテナンスにもお金がかかるようになる。
見た目の売上は増えても出ていくお金も増えたら穴の開いたバケツの労働でっせ?
どこかでこの悪い流れを断ち切らないと。いつまでも若くはないのだから。

金持ちにはなれなくても考え方次第で時間リッチにはなれる!

とにかく末端で働かされるような労働者は使い捨て扱いですから、「お前の代わりなんていくらでもいるから」と安く長時間働くような足し算の稼ぎ方しかできない。
今の働き方をしていても本当の「収入リッチ」にはなれないのです。
であればここは開き直って最低限暮らせるだけの稼ぎだけして、自分の時間というものがどのように手に入れられるかを考えてみるのもありではないか?

末端の労働者でも「時間リッチ」になることは可能なんです。
上でお話した「富・名声」「自由な時間」「貴重な人脈」の中で唯一自分の意思で達成可能なのが「時間リッチ」。
歳を重ねれば重ねるほど「時間」の価値は上がるのです。
毎日早朝から夜遅くまで馬車馬のように働いたって経費引いたら手元に残るのは30~40万ぐらいでしょ?
そこから更に所得税・住民税がかかってくるし、辛い思いした割にはとても「収入リッチ」にはなれません。
ましてや国民年金なら将来は厚生年金の半分程度しか年金貰えないし。

だったら社会保険が付く緩い仕事して自分の時間を優先する生活もあり。年々加入条件も緩くなってるし。
確かにそれだけでは稼げないでしょう。仕事によっては手取りで月に20万いけば御の字とか。
でもそれなりに税金も安くなるし何より経費がかからなければ、考え方によっては宅配ドライバーみたいな働き方と満足度は大して変わらないかもしれませんよ。

スマホに支配されていませんか?これもデドックス候補です

デドックスな働き方は可能だろうか?

基本的に労働って疲労やストレスを伴いますよね?
その対価として十分余りあるぐらいの報酬があるなら問題はないのかもしれませんが。
そこで私は温泉に浸かりながらいろいろと考えてみました。
「働きながら同時に疲労やストレスを無くせることはできないだろうか?」と。

一般的にはまず「自由時間」を手に入れるには収入はそれなりに減ることは覚悟することになるでしょう。
しかしそれが生活を破壊するようなレベルでは逆にストレスは増えてしまう。
解決のヒントは生活レベルは収入に比例して上がっていくことにありそうです。
軽貨物をやり始める前と数年経った今では収入は増えたでしょうが、生活費そのものも増えているのでは?
であれば生活レベルを上手にコントロールできれば収入が多少減っても何とかなるでしょう。
悲壮感漂わせて疲労やストレスのような毒素を溜めていくような働き方しなくてもいいんじゃね?

「デドックス」とはどこかで聞いたことがあると思いますが、英語の「detoxification」の略語で体内に溜まった有害毒物を排出させるというような意味合いで使われます。
健康法としてもよく用いられ、飲食を利用して体内の臓器の機能を改善するなどアンチエイジング(抗老化)というワードともリンクしていたりする。

歳をとるほど新しいことを見つけてチャレンジしよう!

つまり労働により蓄積されていく疲労やストレスを、働き方を工夫することで同時に解毒するようなことはできないか?と。
その一つの形が、軽貨物が終わった後に温泉に浸かるみたいなこと。仕事即デドックス!
それには自分の最低限の生活に必要な収入を知り、その範囲で働き自分の時間をしっかり確保する。

嫌な上司と顔を合わせない、通勤に時間をかけない、目覚まし時計いらずの働き方・・・
皆様の労働における解毒作用のありそうな要素は何ですか?

私の場合は年金受給開始を再来年(65歳)と決めているので、軽い仕事を続けながら「時間リッチ」は可能と判断したので好き勝手なことをやり始めている。
もう体力も無いし病魔も顔を出し始めているからこそのデドックスな働き方を意識している。
もう少し早くこういうことに気付いていれば病魔の登場ももっと遅らせたかもしれませんね。

残り少ない人生は、遊びながら働くのだ!

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