どうなりたいの?
自分の将来像を明確にイメージしていますか?
子供の頃、何になりたいかという質問に何と答えていたか覚えていますか?普通のサラリーマンと答えましたか?
大半の人は違った人生を歩んでいると思いますが、どこでどう進む道が変わってしまったのでしょう?
親から特殊なレールを敷かれたり強要されたりしていなければ、子供の頃は深く考えずに好きな事楽しい事やりたい事を目をキラキラさせながら答えていたと思います。
今、そんな純粋な心で将来を語れますか? あの時のキラキラした目は何処へ?
物心が付いてくると物事を先回りして考えるようになり、なりたい気持ちより可能性で判断して諦めることが多くなってくる。結果、選択肢を自分で縮めていくことになり、多くの人がサラリーマンという無難な場所に落ち着いてしまう。
ただ、いくら就活が上手くいったと思ってもそれは自分が本来望んでいるわけではない事ですから、それなりに情報収集し比較検討して苦労して入社したにもかかわらず、あれやこれやと不満を抱きまた別の道を模索することになる。
もし入った会社が居心地がよく自分に合った職場だったとしたら、それはラッキーです。中にはそういう方もいらっしゃいます。ただし現在心地よく感じている環境がずっと将来まで続いていけばです。
自分の将来像を判断する材料の一つとして、同じ職場の上司があげられます。その職場で働き続ければやがては今の上司と同じ立場・肩書き・責任・収入になっていくことでしょう。今は部下の立場で楽しく仕事ができていても、上の立場になった時その姿が果たして将来なりたい・やりたいことなのかどうか。
中間管理職って一番苦しい位置ですよね。役員の顔色伺いながら下からは突き上げられる。以前何かのアンケート調査で「昇進したくない」という回答が多く寄せられていたことを思い出しました。残業代が付かず責任ばかりが増え割に合わないという理由が多かったみたいですが、よくわかります。上司が素敵な人であれば良いのですが「この職場でどんなに頑張っても結局は今の上司と同じか~い!」って、一気に人生のモチベーションが下がったりして。
物流・運送の世界でも似たようなことが起きています。ご存知のように高齢化・人手不足が顕著な業界ですが、実際に職場にいると本当にくたびれた世界です。長年その職一筋に頑張ってきた方が多いのですが、さすがに体力も衰えミスや事故も増えているにも関わらず、人手不足で休ませてもらえないのだと。事務職ならまだしもガテン系で50代60代が20代と同じ作業を強いられているのはパワハラではないのか。
こんな現状を間近に見たり聞いたりしたら、そりゃ誰もやりたいと思わないでしょ。本人達だって若い頃は体力・腕力にものをいわせてエリート会社員に負けないぐらい稼げたからやりがいもあったでしょうけれど、年々賃金は右肩下がりで引退もままならないなんて・・・ ごくわずかに存在する貴重な若い衆が大先輩のボロボロになった姿を見て、自分もここにいてああなりたいと思うだろうか?
時代とともに生活様式や働き方が目まぐるしく変わるので、やりたい事なりたい事も変わっていくのは至極当然なのですが、その自分の本質・原点は同じ場所にあるのだと思います。そこに嘘ついて見栄張ってカッコつけても結局は楽しめないし続けるのが苦しくなる。
私は子供の頃、漫画家か小説家になりたいと思っていました。残念ながら絵心は進歩しなかったのですが、執筆に関してはブログが10年続いていることが証明しているように好きなんだと思います。読書も大好きなのでここが私の本質なんでしょうね。会社員辞めてからようやくわかってきましたが。
私のなりたいことは・・・不労所得者!キラキラ!(笑) 労働は苦手です。
近未来的軽ドライバーは自分のなりたい事やりたい事をしっかり把握し、そこに向かって進んでいる。例えそれがドライバー職でなくても!(オイッ ^^;)