ドライバー辞めてもできそうな医療介護系の仕事

これからは医者が外へ飛び出して行く時代になるのだ!

ついに介護の世界に足を踏み入れた積荷オヤジです。
今日は転職後最初の休日。介護仕事の休日にインボイス不要の軽貨物ドライバーの仕事をするので、完全なる休日はありませんが日中1時間ほどの仕事なのでさほど辛くはない。
週5で介護、週2で軽ドライバー。1週間をキッチリ使い切る生活をどこまで続けられるか?
これが出来なくなった時が年金受給開始のタイミングと思っておりますだ。

さて、別ブログで先に触れておりますが、新しい仕事場で既に3日ほど稼働しております。
たぶん皆様が想像している介護の仕事とは少し違う部分で貢献することになっています。
わかりやすく言えば裏方さんの方の仕事。

介護の仕事というと常に利用者さんの傍に寄り添って、排泄介助や入浴介助をするイメージが強いと思いますが、確かに人体介助はメインでもあり一番重要な部分でもあります。
他の職業であればメイン・重要な仕事というのは花形であり、憧れたり目指したいと思ったりするものですが、こと看護や介護という仕事に関してはなかなかそれが当てはまらない。

運送業や建設業と同様に第三者から見ると「キツイ」「安い」「休めない」というマイナスイメージが付きまとう。
実際に労働対価は低いし人手不足は解消するどころかますます深刻化する一方では、積極的にやってみようと思う人が出てこないのは仕方がないのだろうか。

誰もが求人のウラ事情を読み取れることができる時代

私だってご多分に漏れず介護職のイメージはマイナス側だった。
じゃあなんでそういう仕事が軽貨物辞めてまでやろうという選択肢となったのか?
今回はそのへんに至るまでの事情をお話ししてみたいと思います。

軽貨物を辞めようと思った経緯的なものは過去にも触れましたが、体力的な問題から始まってそこに運送業界の2024問題というドタバタとインボイス、更には燃料費の高騰が見事に重なってしまった。
自分でどうにもならないことが増えすぎたし、この先軽貨物を続ける上であまりにも視界が悪すぎる。
行けるとこまで頑張ってそこから先はその時考えるという方法もあるが、それが通用するのは若いうちの話。

40歳を過ぎてくれば1年1年が選択肢を狭めていく。
50歳過ぎればよほどキャリアを活かすことができなければ自分に選択権は無くなる。
60歳過ぎたらキャリアも実績もゼロスタート。安い単純肉体労働をやるかやらないか。
どんなに嫌な仕事でも年金で足りない分を働かなければならない。

納品の煩わしさがなく、運転だけで良い働き方募集中!

介護という仕事を選ぶ前に真剣に検討していた仕事がありました。
その時はドライバーという運転ノウハウが活かせて、なおかつ肉体的に負担がない仕事って何かないかなぁと。
そういうお題を出すとすぐに思いつくのがタクシードライバーですよね。

確かに運送の仕事の中では体力的には何とかなりそう。
道を知っていれば大きな武器になるし、せいぜい客の荷物をトランクに入れるぐらいが肉体労働か?
公園の横で休憩も取れるし(笑)ガソリン気にせず1日中冷房暖房に浸っていられる。
ただ客に恵まれるか否かという不確定要素が大きいし事件にも巻き込まれるリスクもある。
これだけ物価が上がれば消費が冷え込みタクシーを利用することも自粛するでしょう。

私には最初からタクシーという選択肢は無く、考えたのはこれから需要が増える業界・業種。
そこで最近注目されているのが訪問医療分野。そこを攻めてみた。
私の父が亡くなる前年ぐらいから定期的に訪問診療してくれるサービスを利用しており、その主治医とお話をしていく中でこれからは「病院で待つ医者」と「訪問・診察する医者」という2面制になっていく話を興味深く聞いたのを思い出した。

病院に行く苦痛を解消する往診は高齢化時代の救世主に!

訪問系サービスとしては介護の分野では割と一般的になっているが、医者が訪問するというサービスは需要はあるが現実的にはハードルが高かった。
まず医者は基本的に病院や診療所で日中の診察や手術という業務を行っており、昼間外へ出ていく時間など持てない。
更に日中の業務を終えてから夜間に訪問医療をするというハードなスケジュールをこなすのは難しいし、逆に日中の業務にも支障をきたしては元も子もない。

そこで登場してきたのが往診・訪問診療に特化する医療サービス。
普段余力のある医師や非常勤医師と契約を結び、移動困難等な患者宅に訪問診療を行うという画期的なサービス。
このサービスが爆発的に伸び、認知度が高まったのが「コロナ」での緊急事態宣言。
病院や診療所にも行けず診察困難な社会的状況の中でも、医者や看護師が防護服に身を包み家まで診察や投薬をしにきてくれるというサービスは利用者から高い評価を得た。

当時の菅内閣総理大臣、田村厚生労働大臣、伊原厚生労働省医政局長がサービス業者に視察に来るぐらいでしたから、政府からも訪問医療は注目されており、堅苦しい医療・薬関連の法的緩和措置に繋がった可能性もあります。

医者を運ぶのも重要な物流の一つ。人手不足は許されない。

そんな将来性のある事業ですが問題点も少なからずあり、その一つが医師や看護師の移動手段。
日中、医師が自ら運転して往診するケースも多々みられますが、やはり駐車場所の問題や運転による医師の疲労蓄積という部分はネックにもなる。
診察診療に集中してもらう、訪問をスムースに数こなす手段として生まれたのが「訪問医師の運転代行・送迎ドライバー」という仕事。

毎日訪問先・訪問件数が異なるので医師がいちいち地図やナビなど確認していられない。
そこで送迎ドライバーが日々その時の医師や看護師などをピックアップして、訪問先に送迎する。
診察中は車内待機して(待機中も時給発生)、訪問先ごとにそれを繰り返し最後は医師や看護師を指定場所にお送りして業務終了。

私はこれはドライバーやってた者には天職ではないか!と思いました。
特に運送業だけでなく不動産業でもお客さんを物件まで案内していたこともあるし、何より肉体的負担が少ないのが良い。
この「訪問医師の運転代行・送迎ドライバー」求人は、平日は夜間~早朝、土日祝は24時間の募集というのが一般的。
時給的には1,300円前後という感じ(新最低賃金発表前)。

ドライバー職の中でもステータスが高そう・・・

今のところ「ファストドクター株式会社」と「株式会社コールドクター」が知名度が高く求人も多く出ている。
求人サイトでも見つけることができます。
たぶん今後も同業他社は増えていくだろうし、エリアも広がっていくでしょう。
ドライバーの転職先としては面白いのではないだろうか。

もちろん私も上記2社に加えて医療施設直接募集の求人にも応募してみた。
が、あえなくどれも書類選考落ち。
採用ネックはズバリ年齢。やはり医師の送迎で事故リスクは避けたいのだと。
あと上記2社の場合は車両持ち込みでの稼働はOKなのですが、軽車両は不可となります。
状況によって3~4名乗せるケースもあり医療機器もそれなりに多いため。

先方に喜ばれるのは7~8名乗車可能なミニバンで自動開閉スライドドアならほぼ完ぺき。採用の可能性はぐっと高まります。
まあ大学生でもOKらしいので運転経歴はさほど問われないみたいだが、とにかく年齢。40代が上限と思われるが50代でもチャレンジしてみるのも面白いですな。

今後この分野が大盛況になれば往診ドライバーの求人ハードルも下がってくるかもしれません。
いろいろと観察しておくことは、いつか役に立つかもしれませんよ!

残念ながら年齢の壁に跳ね返されましたが、私が介護職に至る前にはこういう仕事も検討していたということです。

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