人生は60歳から
64歳と1ヵ月を過ぎて見た目は何とか健康そうな初老のジジイでございます。
しかしここ10年ほどを振り返ってみると体力の低下は否めませんが、生活全般においては年々充実度を増しているような感じがいたします。
収入は右肩下がりで年に数回の定期健診も欠かせない将来への不安要素ばかりな年代ですが、なぜ生活充実感が向上しているのか?
その辺の理由を深堀りしてみたいと思います。
【目次】
- はじめに
- 60歳以降の仕事の重要性とは?
- 仕事を選ぶ際に重要視すべきポイント
- 健康と体力の維持
- 社会とのつながり
- 経済的な安定
- 自分らしさの追求
- フレキシビリティとライフワークバランス
- 新しいチャレンジの重要性
- 終わりなき自己成長と自己実現
- 「良い人生」とは何か?
- おわりに: これからの人生を輝かせるために
1. はじめに
60歳を過ぎた時、私たちは人生の大きな転換点に立ちます。
長年勤めた会社を退職したり、生活スタイルが変わることが多いでしょう。この時期、多くの方が将来に対して不安や疑問を抱くものです。
「この先の人生をどう生きればよいのか?」という問いは、特に仕事の選択や働き方に直結します。
私も肉体労働系の仕事(軽貨物ドライバー)をしておりましたので、特に60歳辺りからの体力の急低下は今後の人生を考える上でかなり悩みの種ではありました。
個人事業主は会社員と違って引退のタイミングは個々の判断がすべて。
それゆえに自分の判断に責任が持てずに悩み、決断できずにズルズルとタイミングを先送りして結局は人生を狂わせる人が多い。
過去にも何度も書きましたが、60代からの転職・職探しは想像以上に厳しい。
「定年してからでも仕事は何とかなるだろう」と考えてはいまいか?
60代半ばになるともはや自分に働き方の選択権はないと言われたりしている。
ここでは、60歳以降の働き方を選ぶにあたり、どのような点を重要視すべきかを探り、それがどのようにして良い人生を実現できるかを考えていきましょう。
2. 60歳以降の仕事の重要性とは?
定年を迎える年齢が近づくと、多くの人が「もう働かなくても良いのではないか?」と思うかもしれません。
しかし、仕事は単なる収入源以上の意味を持ちます。働くことは、私たちの生活にリズムと目的を与え、社会とのつながりを維持し、自己成長の機会を提供してくれるのです。
60歳以降も仕事を続けることは、精神的・肉体的な健康維持に寄与し、人生の質を向上させる大切な要素となります。
何より毎年のように年金制度がコロコロ変わるような危うい社会情勢が今後も続いていこうという中では、よほどの貯蓄・資産がある方以外は収入手段は確保しておかねばならないのは仕方がないところ。
3. 仕事を選ぶ際に重要視すべきポイント
健康と体力の維持
60歳を過ぎると、体力や健康状態は少なからず変わってきます。
そのため、見かけの金額より自分の体に無理をかけない仕事を選ぶことが非常に重要です。
重労働や長時間の立ち仕事などは体に負担をかける可能性が高く、逆に健康を損なう恐れがあります。
適度な運動や活動を伴う仕事は健康維持に役立ち体力の低下を防ぐ効果が期待でき、無理なく長く続けられることがポイントです。
細く長くというイメージは高齢者の働き方にはマッチしているかもしれませんね。
社会とのつながり
仕事をすることは単に収入を得る手段ではなく、社会との接点を持ち続ける重要な方法でもあります。
60歳を過ぎて一旦は引退しても、孤立感を防ぐために社会とのつながりを意識することが大切です。
例えばコミュニティに貢献できる仕事や他の人とコミュニケーションを取りながら進められる仕事は、日常生活に生きがいをもたらしてくれるでしょう。
また、常に誰かとコミュニケーションを取ることで認知症予防にも一役買っていると言われています。
経済的な安定
経済的な安定は、どの年齢でも安心感をもたらしてくれる要素です。
特に退職金や年金が入るとはいえ、生活費や趣味に充てるお金を確保するために60歳以降も収入を得られる仕事を選ぶことが理想的です。
ただし過度に高収入を追い求めるのではなく、自分の生活スタイルに見合った収入を得ることが大切です。
時間やノルマに追われる働き方より、心身をケアしながらできる働き方が好ましいですな。
自分らしさの追求
60歳以降の人生は、これまでにない自由な時間と自己探求の機会をもたらします。
この機会を活かし、自分のやりたいことや好きなことを追求できる仕事を選ぶことが大切です。
これまでに培ってきたスキルや経験を活かして新たな分野に挑戦することも、自己実現の一環として意義深いものとなります。
私も介護職という未知の分野でありながら、運転スキル・運動指導スキル・企画デザインスキルという引き出しが仕事の幅を広げ居心地を良いものにしています。
フレキシビリティとライフワークバランス
60歳以降は、時間の使い方や働き方に柔軟性を持つことも重要です。
自分のペースで働くことができ、プライベートの時間も大切にできる働き方を選ぶことでストレスを減らし、心身の健康を保つことができます。
私は今は自宅至近の勤務先でフルタイムではあるが残業無し。通勤時間が短いのは高齢者にとってすごく大事。
夕方18時以降は完全に自分の自由時間として使えるため、夜が物凄く長く感じられて体力回復にも役立っている。
個人事業主というせっかくのフリーランスなのにダブルワーク・トリプルワークしてバタバタしていた頃がうそのよう(笑)
4. 新しいチャレンジの重要性
60歳以降の仕事選びにおいて、特に重要なのは「新しいことに挑戦する意欲」です。
これまでのキャリアの延長線上で仕事を選ぶのも一つの方法ですが、あえて全く新しい分野に挑戦することで人生に新たな刺激を加えることができます。
学び直しや新しいスキルの習得は、脳の活性化にも繋がり老化・認知症防止に役立つとされています。
新たなチャレンジは自分の可能性を広げ、今後の人生に対する希望と活力を与えてくれるでしょう。
最近のAIをどんどんお試しすることが、私なりのリスキリングになっているように思います。
5. 終わりなき自己成長と自己実現
60歳を過ぎても、私たちは常に成長し続けることができると感じています。
自己成長の過程は年齢に関わらず続くものであり、そのために仕事が重要な役割を果たします。
仕事を通じて自己実現を追求し学び続けることが、満足感のある人生に繋がります。
新しい技術を学ぶ、異なる文化や価値観に触れる、他者との協働を通じて人間関係を深めるなど、多くの自己成長の機会があります。
これはホントに今の自分にも当てはまっていて、巷では評判のよろしくない介護職であっても一つ視点を外して介護以外の部分で自分らしさを発揮できる時間や場所を持つことができれば、割と毎日が面白く感じることができるのではないかと。
6. 「良い人生」とは何か?
「良い人生」とは一人一人異なるものですが、共通して言えるのは「充実感」と「幸福感」を感じられることでしょう。
そのためには他者との関わり方や社会への貢献、そして自己実現が欠かせません。
仕事を通じてこれらの要素を満たすことができれば、人生の終盤においても「良い人生だった」と感じることができそうです。
もちろん収入や生活資金に余裕があればという条件付きと考える人もいるでしょう。
しかし、お金のために残りの人生を奴隷のように働かされるよりは、多少金銭面で余裕がなくても自分のペースで無理なく働き、プライベートでストレス少なく暮らせれば、結果的には豊かな老後と言えるような気がいたします。
7. おわりに: これからの人生を輝かせるために
60歳を過ぎても、諦めなければ未来には無限の可能性があります。
今の自分に何ができるか?どのようにして自己実現を追求できるか?を考え、一歩ずつ前進していけるかどうか。
「まだまだこれからだ」と思える気持ちが、私たちの残りの人生を豊かにしてくれるでしょう。
これからの人生も新たな挑戦や自己成長の場として輝かせるために、希望を持って自分に合った仕事や働き方を見つけ積極的に行動してみましょう。
私は収入的には満足していた50代より、軽貨物ドライバーを引退してからの今の方が収入は減りましたが働き方も暮らしも充実していると自信を持って言うことができます。
失われた過去を取り返しにいこうと日々張り切っておりますだ。