軽貨物、オリジナルカクテルを作るように働き方を考えよう!

配達ノルマ、長い労働時間、中間搾取、契約解除、アカウント停止、誤配、遅配、破損、紛失、車両故障、事故、駐禁キップ、低単価・・・

軽貨物の仕事に関するネガティブなワードの一部を並べてみました。
他の仕事と比べてリスクは低いと言えるでしょうか?
労働対価は高いと言えるでしょうか?

老若男女がハードル低く割と簡単に始められる仕事として、求職難民の受け皿としても地味に需要がある(?)軽貨物運送業。

深刻な人手不足が叫ばれている運送業界において、トラックドライバーの求人が苦戦している中で軽貨物ドライバーは最近若者の参入者が増えている。

その理由の一つが昔からの運送業が持つ「キツイ」「労働時間が長い」「稼げない」というイメージがだいぶ緩和されてきたことが挙げられると思います。

とは言ってもまだまだ古い体質の運送会社は数多くありますし、特にトラックドライバーの働き方においては長い時間拘束される割には待遇面で他の職業と大きく劣る部分が見受けられます。

 

軽貨物ドライバーはほとんどが個人事業主として、委託請負でどこかと契約することになります。
仕事は「宅配」が圧倒的に多いですが、スポット・チャーター便や商業貨物便、企業専属便等、いろいろとあることに気が付かない人もいるようです。

軽貨物で独立するにあたって、一体どのような働き方・収入・労働時間などを目指していくのか?
ここをあやふやにしたまま、ただ漠然と「稼ぎたい」と始める人は結構多くいらっしゃる。

軽貨物は簡単・単純で誰でもできる仕事であるがゆえ、賃金も安い。

 

YouTubeなどで軽貨物で月収50万以上稼ぐという人が出てきていますが、結果の数字だけに魅了されるのは危険です。

50万稼いだ人は、宅配の場合なら日々低単価の荷物を長時間働いて得た報酬であり、普通に仕事していれば得られるという甘いものではありません。
これは机上の計算より実際2~3日もやってみればその厳しさに気付けると思います。

 

軽貨物に参入しても割と早く辞めていく人は、真面目なタイプが多いように思います。

どちらかというと常識的な考え方をする人は、労働時間・労働内容・収入が一般的なサラリーマンの世界と比べて割に合わないと感じるでしょう。

それは軽貨物の仕事・働き方を「あるがまま」「言われるがまま」にやってしまうから。
せっかく個人事業主として独立したのに、結局は御膳立てされている仕事を相手の決めたルール・賃金でやってしまえば、割に合わないに決まっている。

そこに何のオリジナル性もなければ工夫もないのですから、「キツイ」「稼げない」という巷の運送業イメージの中に埋没してしまうのです。

委託請負契約は弱者には不利な内容が多いのですが、そんな中にも突破口はあるのです。
相手だってドライバー不足の実情に困っているわけで、何でもかんでも上から目線で言えない部分がある。
そこで仕事内容において交渉してみましょう。
労働時間や日数などを自分の生活ペースを主体にできるように考えましょう。

 

以前は軽貨物の仕事というと、宅配も企業便も週5~6日で1日8時間以上とか100個以上とかの労働ノルマを契約条件にしていた時期が長く続いていました。

しかし働き方改革が叫ばれ、劣悪な労働環境が問題視され人手不足が顕著になった運送業界は以前のような長時間拘束するような契約から、ドライバー側にある程度の融通を利かせる契約が可能になり配達員を確保する方向に舵を切ってきました。

例えば午前中だけor午後だけとか、週末or週3日だけとかを認める契約も増えています。
厳しい条件をつければ人が集まらないための苦肉の策とも言えましょう。

もし軽貨物で稼ぎたいなら労働時間を長くすることになります。
しかし軽貨物で労働時間を長くすることは = 経費が増えることにもなります。
収入も増えるが出ていくお金(ガソリン代とか)も増えるということ。

 

軽貨物の働き方の最大のメリットは複業を組みやすいこと。
別に軽貨物で稼げなくても複業が稼いでくれればいいんです。

そのためには軽貨物に時間を取られすぎないということも大事になってきます。

軽貨物で夕方以降夜遅くまで配達しても残業代や深夜給がつくわけでもないし、収入を増やせる要素としては微々たるものです。

であれば軽貨物というベースを活かしつつ、そこに各人の得意な分野や趣味で味付けした時間を加えて、オリジナルな働き方を創り出せば良いと思うのです。

 

朝から晩まで配達マシーンと化した働き方を一生続けたいと思いますか?
たぶんそのような働き方は途中で苦しくなってくると思います。
苦しさを乗り越えて余りある収入になればいいんですけど、その瞬間最大風速的な収入がずっと続くわけではありません。
配達スキルがあっても会社員の給料と違って毎月安定した収入にはならないのです。

軽貨物の仕事に何を加えるかは貴方次第。
貴方にしかできない働き方が生まれるかもしれないし、複業が軽貨物を軽く超える収入をもたらすことだって可能です。

午前中だけ軽貨物、午後からはフットサルの手配師、夕方からはせどりのネタ探しとAmazon出品とか、別に何をするのも自由なわけでこの環境は活かさないともったいない!

働くということに拘らなくても収入を生み出す手段はいくらでもあります。
他人がどうこうとか関係ありません。稼ぎたいなら自分なりのスタイルを探しましょう。

軽貨物はあくまでもオリジナルカクテルのベースであって、その配分は自由です。
加える味付けの中身をしっかり考えれば、オリジナルカクテルとして貴方の作品が軽貨物の代表的な働き方として後世に語り継がれるかもしれません。

それぐらい自由な発想で軽貨物を利用した働き方を考えてみると、なかなか楽しいですよ!

いや、軽貨物に限らず今の仕事や働き方に行き詰まっている人は、是非、貴方にとってのオリジナルカクテルをどう作るかを自身の働き方に当てはめてみてください。

一つの仕事に固執・拘束されていると味気ない人生で終わってしまうかも。
「貴方の働き方」というオリジナルカクテル・作品を創り上げてください!

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