給料よりマネタイズの時代

給料は他人が決めること。マネタイズは自分が作ること。
前回は話題のChatGPTの最新版、「GPT-4o」にブログを書かせてみました。
手の込んだプロンプトならもっと違った構成や文章になると思いますが、適当なプロンプトでもあの程度の記事が1分ほどで出来てしまう。
ブログやSNSへ凄い頻度で投稿している人は、まず生成AIを活用して行っていると思って間違いないでしょう。
記事の品質はもちろんですが、更新頻度や被リンクの数なんかも収益に影響してくるため、AIを使いこなせる人は大した労力も無く収益が発生するシステムを簡単に構築しているようです。
最近よく聞くワードに「マネタイズ」があります。
意味はシンプルに言うなら「収益化」でしょうか。
もともと「貨幣の鋳造」「通貨の発行」などを表していた言葉ですが、近年ではIT用語としてよく用いられています。
今は普通にWebサービスが個人レベルまで浸透し、誰でも自分の価値や知識、スキル、情報などをお金に換えることが可能になってきた。
労働の対価としての収入とは別の、「何か」を収益に結び付けることを「マネタイズ」と呼ぶことが一般的です。

配送スキルが上がる分だけノルマが増える。もうムリだぁ!
先日、別ブログでAmazon配達員の新たな訴訟の話をいたしました。
訴訟の内容はこれまでの訴訟とほぼ同じく、アプリで毎日労働を管理されるのは労働基準法上の労働者にあたるということと、まるで「働かせ放題」のような過酷な長時間労働に対して、残業代が支払われるべきだと主張しています。
まあ他のAmazonの訴訟同様、今回も配送員側が分が悪い。
- まず雇用契約ではなく業務委託・請負契約であること。
- アプリを使った働き方は事前に確認した上で契約している。
- 配達数量が日々変化することを納得した上で契約している。
Amazonの配送問題はいつも同じパターン。
稼ぎたくて参入しているのだから、配達数を増やしてくれることは有難いこと。
でも青天井までは望んでいないということか。
譲れない部分があるなら契約締結時に詰めておくべきでしょう。
やり始めたら「もうお腹いっぱいでできません!」というのは事業主としてはちょっとなぁ・・・
しかも食べきれなかった分は残業代としてよこせって。
個人事業主や自営業者には土日祭日や残業という概念はないはず。
Amazonの宅配なんてSNS上でもYouTube上でもいくらでも仕事内容とかデメリットとか紹介されているのに、何で毎度毎度同じ泣き言で訴訟に行きつくのだろう?
我慢できないほどの仕事なら辞める自由もある。別の仕事を探すことはしないのかな?
長時間労働は覚悟してやり始めたはずなのに、残業代という言葉が出てくること自体に個人事業主としての自覚が足りないのかなぁ。

血の涙を流した対価が給料。仕組みで稼ぐのがマネタイズ。
宅配ドライバーにとっての「マネタイズ」とは何か?
まあシンプルに言ってしまえば、労働(運転・配送・荷積み荷降ろし)の対価を頂くことですわな。
ただし肉体労働への対価としての報酬だから、厳密には収益化という意味とはちと違う。
確かに自分の価値やスキルが収入にはなっているのだが、収入を得るための支出が大きすぎるのが「マネタイズ」の響きとは違う。
私が掲げている「近未来的軽ドライバー」というのは、労働対価ではなく「マネタイズ」を生む働き方をイメージしています。
単純に「何個運んだ」「何キロ走った」「何時間働いた」という当たり前の収入ではなく、ドライバー職の常識の外で何が出来るか?というところに焦点を当てているのです。
いつも言っている「走らないドライバー」というコンセプトなんかはまさにそれ。
ドライバー職なのに走らないことで何が生み出せるか。
そういう非常識なところから攻めていきたいんです。

自分だけでは出来なくてもAIを使えばマネタイズは無尽蔵
先述のAmazon配送員の方々は、ある意味では真面目にドライバー職をやり過ぎたための犠牲者とも言えるのかな?
荷物を運ぶこと以外の選択肢が無いがゆえに、仕事に追い込まれてしまった。
何か別の「マネタイズ」のネタを持っていれば、どこかでAmazon仕事を客観的に捉えることができ訴訟などという無駄な時間で嫌な思いをせずに済んだかも。
荷主(Amazon)にケンカ売ったわけですから、例え少々の残業代みたいなものが貰えたとしてもアカウントは消されるのではないか?
Amazonからすれば今回ケンカ売ってきた配送員たちには、不適格事業者として出入り禁止みたいな扱いをするでしょうし、それだけの覚悟があっての訴訟でしょう。
どっちにせよもうAmazonの仕事が出来なくなるなら、もっと早く見切りつけて他の仕事探せばよかったのにと思ってしまう。
私が思うに「マネタイズ」とは最小の労力で収益を作ることではないかと。
不労所得に近いかも。
本業としてするより副業としてのイメージがある。片手間でできてこそ「マネタイズ」を可能にしそう。

どこからでも収益を発生させる仕組み=マネタイズは最強!
給料よりマネタイズ
本動画は https://no-lang.com によりCC-BY-SAライセンスの下で作成されました。
VOICEVOX:春日部つむぎ
Images:
Toshkent moliya instituti by GulomNazarov, CC BY-SA 4.0 (https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Toshkent_moliya_instituti.jpg)
Hand holding White Snow in Heart shape image – Free stock photo …, Public Domain (https://www.goodfreephotos.com/Free-Stock-Photos/hand-holding-white-snow-in-heart-shape.jpg.php)
Finance Free Stock Photo – Public Domain Pictures, Public Domain (https://www.publicdomainpictures.net/en/view-image.php?image=242323&picture=finance)
Income Measurement Free Stock Photo – Public Domain Pictures, Public Domain (https://www.publicdomainpictures.net/view-image.php?image=268389&picture=inkomensmeting)
Money Saving And Passive Income Concept Free Stock Photo – Public …, Public Domain (https://www.publicdomainpictures.net/view-image.php?image=331614&picture=money-saving-and-passive-income-concept)
Money Free Images – Make Money Public Domain Images, Public Domain (https://www.stock-free.org/make-money-dollar-usd-page-5.html)
やはりIT社会が「マネタイズ」という言葉に市民権を与えたのだと思う。
特に一昨年あたりからの生成AIブームというか、その生成AIを活用しての低労力と稼ぎ方が半端ではない。
もう時給いくらだの配達単価いくらだのという収入の世界とは全く別次元。
人間が稼ぐには限界があるが、AIに稼がせることは可能性しか感じない。
いくら感情的にAIを否定しようとも、「こんな記事書いてみて」という単純な指示だけで4,000文字ほどのブログ記事を1分足らずで書いてくるAIとどう張り合おうというのだろうか?
いや、今はまだまだ序の口。AIの進化は止まらないどころか加速し始めている。
これだけの短期間にどれだけのマネタイズを生み出したのだろうか?
もはや20代を中心としたAI副業はサラリーマンを本業とする人たちの収入を軽く凌駕し始めている。
「お給料」という月に1回の楽しみのために数百時間を提供する労働者より、「マネタイズ」というほぼ労働を伴わないようなシステムを構築した者が勝ち組になりつつある。
別に勝ち組にならなくてもいいんです。
ただAmazon配達員のようにどんどん辛くなる環境でも続けなければいけない選択肢しか持ち合わせていないのはマズイ。
なぜしがみついている荷主や雇い主に反旗を翻すような状況になってしまうのか?
そんな夢も希望も未来も無いような収入手段しかない状況を回避できるのが「マネタイズ」。
せっかく働き方・稼ぎ方の多様性が目の前にあるのに、いろいろ試そうともしないで苦しんでいる場合じゃないのでは?

Amazonだけが仕事じゃないさ。宅配だけが仕事じゃないさ。
無料で開放されている生成AIもたくさんあり、誰もがお試しできる状況にはある。
恐らく使い方がわからない以前に、それを使って何をしたらよいかがわからない人が多いと思われます。
私だってその一人。おこがましくもこんな場違いなブログにおいて生成AIを紹介していること自体が噴飯もの。
ただ頭脳労働をしていない60代のジジイでも何とか使うことが出来、少しでも年金の足しとなる「マネタイズ」の可能性を感じてもらえるならやる意義があるというもの。
今はやたらと生成AIに関するYouTubeを見まくっている。
既にあちらの世界を熟知し、新しい「マネタイズ」を生み出している方々には感心するばかり。
やはりAIに使われる側ではいけない。AIを使う側にならないとこれからの時代は置いて行かれる。
AIにいいように使われて苦しむAmazon配達員の姿は、AIを使う側に立って「マネタイズ」の未来を映し出すための格好の教材に思えて仕方がないのです。