世界同時大幅株安!今こそ“買い”のチャンス?

何これ~?何があったの~?株価ってこんなに下がるものなの~?

トランプ大統領・米国の関税政策が世界経済に大きな影響を与え始めています。
特に輸出入に依存する国々では経済不安が広がり、日本もその例外ではありません。今日は日経平均株価が2,600円以上も下げております。
株式市場ではリスクオフの動きが加速し、先週あたりから世界的に株価が大きく下落する局面が目に付くようになりました。

しかし、こうした「下落局面」こそ、冷静に状況を分析して行動すれば“絶好の買い場”になる可能性があります。
私も先週は割安に感じる米国株をポチポチと拾い集めており、今日の日本市場の下落を見て割安感の強い日本株に強気の指値注文をいれております。
そこで本記事では、トランプ氏の関税政策が日本株に与える影響と、今どのような銘柄・業界に注目すべきかを、初心者目線ながら一緒に考えてみたいと思います。。


なぜ関税政策が株価に影響を与えるのか?

様々な要因が株価を上げ下げするのだ!アタフタするんじゃない!

まず前提として、関税とは「輸入品に課せられる税金」のことです。トランプ大統領は前就任時にも2018年頃から中国や欧州、日本などに対して高い関税を課し、「アメリカ第一主義」を掲げた保護貿易政策を実行してきました。

これが再び本格化することによって、日本市場には以下のような影響が予想されます。

  • 輸出企業の利益圧迫:関税により日本製品の価格競争力が低下し、売上や利益が減る可能性。

  • サプライチェーンの混乱:部品の調達コストが上がり、製造コスト増につながる。

  • 市場心理の悪化:投資家が「世界経済の先行き不安」を懸念してリスク回避を強める。

これらにより、株式市場全体が下落傾向になるのです。


でも、なぜ「今」が買いのチャンスなの?

大きく下げたらそこはピンチではなくチャンスと思えるメンタルで

投資の世界には、「悲観の中に買いあり、楽観の中に売りあり」という格言があります。
また、私の大好きな「人の行く裏に道あり花の山」という格言もあります。
株価が急落する局面では市場全体が過剰反応していることも多く、割安になった優良企業を見つける好機になります。
投資初心者が陥りがちなここ数日のショッキングな報道で「投げ売り」「狼狽売り」といった行動に走るケースも多いですが、見方を変えれば普段手が出せないような銘柄に手が届くチャンスでもあります。
過去を振り返ると、世界的なショックの後に株価が回復し大きなリターンを得た事例は多数あります。

【過去の凡例】

  • リーマン・ショック後(2009年):日経平均株価は7000円台まで急落しましたが、数年で2倍以上に回復。

  • コロナショック後(2020年):一時は暴落したものの、在宅関連やDX銘柄が急騰。

つまり、「ショックで売られ過ぎたが、本来の企業価値は変わっていない」銘柄を探すのがポイントです。
皆が大騒ぎし勝手に売られたら、「ごっつぁんです」と言って安く拾う強いメンタルが最後に笑える人になる?


今注目すべき業界・企業3選(2025年版)

日頃からいくつか注目する銘柄をピックアップしておこう!

では実際に、今のような局面でどのような業界や企業に注目すれば良いのでしょうか?
以下に3つの注目ポイントを紹介してみます。


1. 内需型企業(関税の影響を受けにくい)

関税の影響は「輸出入」が絡む企業に大きく出ます。
逆に言えば、日本国内で収益をあげている「内需型企業」は相対的に安定しています。

注目銘柄例:

  • ニトリホールディングス(9843):低価格・高品質の家具で国内シェアが大きい。円安も追い風。

  • すかいらーくホールディングス(3197):外食業界が回復傾向にあり、国内店舗中心のビジネス。

ポイント:

・日本国内の消費動向に左右されるため、為替や関税の影響を受けにくい。
・コロナ後の消費回復により業績が安定している企業が多い。
・ただし人手不足の影響と資材高騰はどの業界にもあり、特に飲食業関連は表向きの数字だけでは判断してはいけないと思います。
人手不足倒産の急増に見るように需要があってもサービスを提供できなければ、売上の数字は信用できない。


混乱時に強い銘柄もある。冷静な分析が最後に笑える人になる

2. インフラ・公共サービス関連(景気変動に強い)

景気が悪化しても人々が使い続けるサービス(電気、ガス、通信など)を提供する企業はディフェンシブ銘柄として注目されます。

注目銘柄例:

  • 東京電力ホールディングス(9501):電力自由化の波にも対応しつつ、安定した需要。

  • KDDI(9433):通信インフラを支える安定企業。高配当も魅力。

ポイント:

・不況時でも安定収益が期待できる。
・長期保有に適しており、初心者にもおすすめ。
・安定収益の背景には値上げが容易にできるというインフラ独特の強みである調整機能があるということに注目。


3. 割安の高配当株(下落局面での安心感)

株価が下落しても「配当金」という収益が見込める高配当株は、心理的な安心材料になります。
特に長期保有での資産形成を狙うなら狙い目です。
私の投資の基本的ポートフォリオは米国株のETF・高配当株で固めています。株価の変動はあまり気にせず下落局面で溜まっている配当金からポツポツと同株を買い増ししています。
持ち株数が増えれば総配当額も増えるし、何よりも日本の銀行の利息より数百倍の配当が魅力的。

注目銘柄例:

  • 三井住友フィナンシャルグループ(8316):配当利回りが4〜5%と高水準。

  • 日本たばこ産業(2914):国内最大の高配当株。安定的なキャッシュフロー。

ポイント:

・株価下落時でも「配当」が得られるため下値が限定的。
・長期的にインカムゲインを得られる。
・株価の変動にピリピリせずに資産を確実に増やしたい人におススメ。


投資初心者に伝えたいこと

ほったらかしで確実に増えていく配当金戦略は初心者には良いかも

最後に、投資初心者の方にいくつかアドバイスをお伝えします。

1. 焦って一括で買わない

株価の底は誰にも分かりません。買うタイミングを分散(「ドルコスト平均法」)することで、リスクを抑えることができます。
私も米国株(一株単位で買える)のメリットを活かし、自分で決めた基準を満たした時に1日1株みたいな購入をよくします。
タバコ代以下でも1株買える面白さは投資初心者の練習としても是非やっていただきたいなと思います。
喫煙者がタバコ代わりに数百円の米国株を1日1株買っていけば、市場開催日など考慮せずに単純に1年間で365株持てる。
1株500円で買ったとして、1年で365株×500円で182,500円の投資。喫煙者は年間20万円以上タバコにつぎ込んでいると考えると決して無理な投資ではない。
で、1株の利息が年4%(米国の高配当株は大抵もっと高利)とすると、182,500円×0.04で単純に7,300円の配当が貰える。
日本の銀行と比べるまでもないですね。
焦って大量に買わなくても、塵も積もれば山となります。購入金額を数倍に増やしたり、数年継続してやっていくと車1台ぐらい買えたりする。

2. 業績と財務が健全な企業を選ぶ

下落相場でも生き残るのは「体力のある企業」です。自己資本比率や利益率など基本的な指標も確認しましょう。
最初は健全な企業とか将来性のある企業という見極めは大変だしコツもわからない。
今はいろいろなスクリーン機能のある証券会社を利用できるし、ながら聞きでも良いのでテレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」「Newsモーニングサテライト」「ガイアの夜明け」「カンブリア宮殿」はおススメ。
YouTubeでも多種多様な投資系情報があるので、専門用語ぐらいを理解できてくると投資のコツもわかってくるはず。

美味い話には裏がある。自分でやらず人に勧めるって怪しいよ!

3. 情報に振り回されすぎない

ニュースやSNSに一喜一憂しすぎると、冷静な判断ができなくなります。
信頼できる情報源を選び、長期目線で考えることが大切です。
特にYouTubeの中には情報商材を買わせようとか悪意のあるものも散見されますので、「一発当ててやろう!」みたいなノリで投資をするのは危険です。
社会情勢に一喜一憂することなく、余剰資金で長期目線でやるのが初心者には良いのかな?と思うのです。
慣れてくれば「買い時」「売り時」もわかってくるのでより投資が楽しくなってきます。


まとめ

何があっても追い詰められることのない投資を心がけましょう

世界経済が混乱する中では、日本株も一時的に売られる場面が増えています。
しかし、それは優良企業を安く仕込む絶好のチャンスとも言えます。

  • 内需型企業で安定性を取り、

  • インフラ関連でディフェンシブに守り、

  • 高配当株で長期利益を狙う。

この3つを意識すれば、初心者でも安心して日本株に投資できるはずです。
ピンチはチャンス。下落相場でこそ、勇気を持って一歩踏み出してみてください。
まずはお小遣いの範疇で買える株を探し、実際に買ってみることが一番の勉強方法になるでしょう。
株を保有してみるともう株主ですから、企業を見る目線も違ってくるし資産運用の重要さに自然と理解が深まります。

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