仕事とビジネスの違い

仕事とビジネスの違いって何でしょう?

 

仕事は、やることの概要が予め決められていて、そのルールに則って粛々と任務を遂行していくという感じでしょうか。報酬形態はお給料というイメージ。

一方、ビジネスというのは思惑次第で結果が変わる・変えられる世界。自由度が高いが個々の力量で成果が異なるため、報酬形態は歩合的要素が高くなる感じ。

 

稼いでいる人って出来高・歩合制の人が多いと思いませんか?

まあ日本では売上げを極力公平(?)にシェアする会社員というパターンが多いので、その働き方においては突出して稼ぐのは難しいかもしれません。会社の売上げが大きくなっても個々の固定給に即反映されるわけではなく、賞与の部分で一時的にお茶を濁して終わり。

出来高・歩合制が全てビジネスかというとそうでもないのですけど、稼げる可能性は普通の月給制の会社員より高くなる反面、収入が安定しないというリスクも伴う。固定給額が低めに設定されているケースが多い。

 

さて、軽運送業という働き方は仕事なのかビジネスなのか

作業内容から考えると「仕事」ですよね。用意された荷物を指定された場所に納品するという、誰がやっても結果は同じ。速くお届けしてもそれで運賃が高くなるわけではない。

一方で、報酬形態の多くは完全出来高制で頑張れば頑張るほど収入は増える・・・ はず。なのでビジネス的要素もある。

働き方は「仕事」で、報酬形態は「ビジネス」。ここをしっかり認識しておきたい。

私は個人的にはそれぞれの良いとこ取りをしている働き方だと思うんです。やることは決まっているし作業自体も単純・簡単で、そこに経験も性別も年齢も問われないため中高年でも初心者でも容易に始められる。

そんな単純な仕事なら普通は給料形態なら絶対安い。ただ、完全出来高制という救済部分があるので、本人のやる気次第で収入で上を目指すことができる。実際、会社員トラックドライバーより委託の軽ドライバーの方が稼いでいることは全然珍しくありません。逆に過酷で長時間労働で薄給のトラックドライバーがなぜ軽ドライバーをやらないのか不思議なくらいです。

軽ドライバー職に行き詰ってしまっている方は、働き方全てが「仕事」になってしまっているのではなかろうか。目の前の事を淡々粛々とこなす毎日が当然になってしまっているのではなかろうか。

もっと自分が出来ることに目を向けるべきです。仕事の部分は仕事で良いけれど、それが働き方の全てになってしまえば会社員となんら変わらない。せっかく独立して自由に出来る環境を手に入れたのに一つの仕事に拘束されるのでは本末転倒。それで本心から満足されているのであれば外野があれこれ口出しすることではありませんが。

 

独立した動機は何か?軽運送業を選んだ理由は何か?

軽運送業を「ビジネス」として捉えることが働き方の満足度を上げるには必要だと思います。あくまでも収入ネタの一つであり、そこに何をプラスαしていけるのか。もっと稼ぎたいのか。のんびりしたいのか。

最終的に「自分はどうなりたいのか」を追求すること。

その答えが本心であり、実現するためのプロセスを考えていけば自ずとやることが見えてくる。それが日々淡々と荷物を運ぶ仕事のままで良いのかどうか。そこがわからないままイタズラに人生の貴重な時間を消費してしまうのは勿体無い。

是非、自分なりのビジネスプランを見つけていただいて、日々の励みと暮らしの向上に役立てていただければと願う次第でございます。

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