支出を管理できない者に明日は無い

収入を増やすことが幸せへの王道だと思っていませんか?
確かに一理あるとは言えましょうが、絶対的な正論とはまた違うような気がいたします。

なぜなら、収入が増えた人が必ずしも幸せにになっているとは思えないから。
むしろお金に振り回されてその人にとってのベストな人生を歩んでいないようにすら見えてしまう。

 

一寸先は全く持って不透明な時代になりました。
社会構造の速く激しい変化や政情不安、世界的なコロナウイルスの終息が見通せない中で、自分の生活・収入・仕事は一生安定していると思っていませんか?

特に他者に雇用されている状態の者は他人に支配されていることを自覚するべし。
終身雇用・年功序列・退職金という昔ながらの甘い制度の崩壊が始まっており、中高年はもちろん30代前半の伸び盛りでさえいつリストラの対象となるかわからない。
日本国民には職業選択の自由はあるが、雇用されてしまえば相手のルールの下で働き方も収入も自由にはならない。

社会のグローバル化に伴い競争も激化。企業は末端の労働者には関心は薄く、いかに利益を追求するかに集中するあまり人件費の非常なカットも当たり前になっている。
折しも多くの業界でAI導入とロボット等のオートメーション化が進み、利益優先で考えれば余計に人件費の切り捨てが急務となってきています。

誰がやっても仕上がり品質が同じように出来てしまう単純作業は、近い将来どんどんAIやロボット等に労働力が置き換えられていくでしょう。
これらに該当する職種に従事されている方は、いつまでも雇用が続くわけではないと覚悟されたし。

このように人の労働に対する評価が年々下がっていくような時代なわけですから、特別な才能・能力もなく普通に働いている人が収入を増やしていくのは極めて困難になっていきます。
むしろ仕事があるだけマシ、収入は右肩下がりになっていくのが普通だと考えておかないと。

例え今現在、会社の業績が良いとか自分の仕事が順調だと思えていても、住宅ローンを組むとかいかに危なっかしいか理解できるでしょう。
頭金が8割以上あるとか、キャッシュで買える人以外はローンは避けたいものです。

生活の収入と支出の損益分岐点を把握しよう!


さて、自分の収入が年々右肩下がりを続けていくという仮定の下で、私達はどのように生きていけば良いのでしょう?

過度にビクビクする必要はありません。
要は収入より支出が下回る生活を続けていければ良いのです。
ただしボーナスや臨時収入で補填・凌いでいるようではただの自転車操業です。

損失分岐点の確認ということでは毎月ほぼ収入が変わらない会社員と安定しないフリーランスではだいぶ違ってきます。
フリーランスの支出のポイントはどこになるのでしょう?

その解説の前に私自身の経験をお話します。
私は50歳目前で軽貨物運送業で独立したわけですが、開業当初は数ヵ月赤字の状態でした。

特に痛かったのは運送業の支払いサイトの長さ。
これは業界特有の悪習というか、支払いは実稼働・締め日の2か月後というのが一般的な状況で、9月に開業・稼働したものの実際の入金は11月。
一般的な会社員にはちょっと理解し難いですよね。
もし会社員である皆様のお給料が2か月後の振込だったらその会社に入りましたか?

更に稼働前に車(中古)を購入したことも赤字の要因の一つ。
車の償却と事業収入の無い最初の2ヶ月が、その後しばらく生活に尾を引くことになります。
親戚からの借り入れや若干の貯え、そして開業と同時に始めた副業(10月入金)で何とか凌ぎましたが、この時の苦しみを味わったことで収入と支出への考え方が養われたのだと思っています。


先に言いましたが今後は収入が減少していく時代を意識しましょうと。
私の個人的な感覚で言うと収入を増やすことより支出を減らすことの方がより現実的かと。
収入を増やすには自分だけの努力では達成できない部分もありますが、支出を減らすことは割と自分の意志・行動で可能になる。
ただしそこは本当に苦しいことを経験しているか否かで自分を律することができるかが決まります。

私がよく「喫煙者は支出を減らせる部分があるからいいよねぇ」と皮肉っぽく言いますけど、これ凄く重要なことですよ。
1日1箱吸う方は単純に月1万5千円以上タバコに使ってますよね?
支出を減らすことは収入を増やすことと同じと何度も申し上げておりますが、自分が奥さんだったら「喫煙したければタバコ代分の収入増やせ!」と言うだろなぁ。いや、喫煙習慣を変えられない将来性に悲観して別れるか・・・

飲酒習慣も数千円×回数という支出となり、額としてはバカにできません。
毎日のように自販機やコンビニで缶コーヒー買ったりすることも、1回の額が小さいから大して気にも留めていないかも知れませんが、そういう支出を意識できる人からみれば「まだまだ支出減らせるよね?」とツッコミたくなる。

別に「節約しろ!」と言いたいわけではありません。
ただ日常の中で支出を減らせる(収入増と同等の効果)要素がどれだけあるかを整理して欲しいのです。
特にフリーランスの場合は収入が毎月定額ではないのですから、適当に支出をしている習慣を改めないといつまで経っても貯えはできません。

出ていくだけだったお金を入ってくるお金に変える生活体質がこれからは必要不可欠になっていきます。
お金に働いて貰うことは、成功している人は割と皆さん当たり前のようにやっている。
自分の快楽や悪習から抜け出せない者は、働いても収入が減っていくこれからの時代を生き抜くことはできないでしょう。

生活がヤバくなってから慌てて支出を減らそうと思ってもそれは無理。
そこで出来るぐらいならとっくに出来ているはずです。
本当に厳しい経験をしていない人はいつまで経っても自分を甘やかし続ける。

 

フリーランスの場合は嫌でも自己管理能力を高めていかねばなりません。
毎月収入が変わるなら、「支出は収入の8割まで」のようなルールを自らに課す。
支出を増やしたければ収入増やせ!と暗黙の叱咤激励を自分に言い聞かせる。

私の小遣いはフリーランスの変動制というルールで収入の10%と決めてやってきました。
今は支出をかなり減らせる生活が出来ており、今後の収入減少を受け入れる準備は出来つつあります。

60歳超えれば働きたくても働けない現実が目の前にあります。
当然労働収入は減っていくしどうにもできないことは日々増えていく。
幸い私は喫煙・飲酒の習慣が無く、支出に対するストレスは少なくて済んでいます。

収入が増えないなら支出を減らそう!
今のうちから体質改善・生活改善しておかないと、数年後は悲惨なことになるかもです。

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