シナプスシナプスルルルルルー
シナプスシナプスルルルルルー
いったいなんのこっちゃ? ですよね。
昭和の時代を生きてきたオッサンオバサンなら、全体の語感やルルルルルーから「魔法の呪文?」と連想するかもしれません。
そこに行きついた中高年の方々なら、まだ脳神経は働いているようです。
今回は私たちの人生に大きく影響を与える「脳」について知ったかぶりしてみようと思います。
シナプスというのは脳組織に重要な役割を果たしている構造の中の一つの名称です。
「脳」と言えば何を思い浮かべますか?
あのグニュグニュとしたグロテスク風な塊。実際に現物を見たこともないのに、いつの頃からか私たちは脳裏に脳(笑)が焼き付いている。
脳の立場からしてみれば自分の姿をご主人様にグロテスクと思われているって、不愉快この上ないかと。
でも脳自身が認識して保存しているようなもんですから・・・ あぁややこしい!
人間の思想や感情、更には体感的に伴う痛みなども管理・コントロールしているのが「脳」。
実際は体感的な痛みはとてもコントロールできると思えないし、思想や感情を抑え込める人もそう多くない。
ただ、人知れぬ秘境とかで修業を積んでいる仙人のような方なら全てをコントロールできそう。
いわゆる「無の境地」と言う状態か。宗教等でよく教祖様がおっしゃっているような。
全ての苦痛から解放されるには確かに「脳」を何とかするというのは一理ある。
しかし中には「洗脳」という悪いイメージに代表されるように、あらぬ方向に導かれることには注意したい。
「脳」が理性を失い暴走を始めると、そこで管理されている人体のあちらこちらにも変化が表れる。
「目の輝きが失われる・怪しい光が宿る」「暴力的な言動」「善悪の判断の欠如」・・・etc
いかに「脳」がその人を象徴しているかがわかる。
どこかの国の代表を見ても同じではないか。
子供の頃からおかしかったわけではなかろうが、世継ぎや出世欲から人生が狂ってくる。
明らかに「洗脳」されることで人格が常道を逸するというのは恐ろしい。
脳を理解しないと上のステージは目指せない!
ここで専門的サイトのイラストをお借りして簡単に「脳」の構造をおさらいしておきましょう。
脳には右脳、左脳という大分類があり、右脳がひらめきや芸術的能力に影響し、左脳は言語や基本的なことに関する理解や概念に影響すると聞いたことがあると思います。
右脳は理系、左脳は文系 みたいな覚え方してましたよね?
皆様は自分がどちらに秀でていると思いますか?
苦手な側を叩いても決して良くはなりませんよ!
叩いて少し大きくなったからと言ってもそれは脳が大きくなったのではなく、単なる コブ です(_ _*)
そしてもう少し具体的に機能に影響する分類が上図 ↑
基本的にはもともと人間に備わっている「五感」を中心に関係しているのですが、「前頭葉」は学びや経験により発達の度合いが変わってくるので、個性や人間性はここが大きく影響しているようです。
俗に言う「引き出し」と呼ばれる経験値のストック場所でもある。
そして外部からの情報をインプットしたり、アウトプットするための伝達する手段に関わる構造の一部を「シナプス」と呼んでいます。
神経情報を出力する側と入力される側を繋ぐ伝達のための接触構造。電車の車両を繋ぐ連結器の部分と言えばわかりやすいか。
シナプスの語源はギリシャ語の”to clasp”(留め具・握手の意味)と言われています。
いつから「シナプス」に変わったのか定かではありませんが、「繋ぐ」という役割においては語源は正しそう。
図中の「ニューロン」とは脳の神経細胞のことで、一般的な成人の脳にはこの細胞が100億から1000億程度あるらしい。
途方もない数ですが、まあヤクルトの乳酸菌だってあの小さな容器にそれぐらい詰まっていることを考えれば、細胞や菌のような肉眼で見えない世界は人知の想像のはるか上を行っている。
成人の脳には100億~1000億の細胞が・・・なんて考えると、自分は本当は頭が良いのでは?と勘違いしたくなりますが、まあ何事も下限の方で考えるようにしておけば失望癖は治るかも。
就職や転職の求人広告で「給与は●●万円~〇〇万円」なんてのはいっぱいあるし、いつも上限の方で期待してませんか?(笑)
脳細胞は単体で存在しているのですが、シナプスを介して興奮や抑制といった応答反応を起こし(神経伝達物質を発生)、それを標的細胞側のレセプターという細胞外からやってくる様々なシグナル分子を選択的に受容するタンパク質が受け止める(野球のグローブみたいなもの)という仕組み。
その連鎖が隅々まで行き渡っているのであたかも脳細胞全体が連結しているように見えるわけで、シグナルが一瞬のうちに脳や体中の神経に行き渡るのも連鎖のおかげ。
図中のインパルスは細胞中の電気信号のことで、お笑い芸人のことではありません。
インパルスがリレーされていくことで人間の意識や痛みが確認できる。
頭やヘルメットに電極をだくさん付けた検査風景をみたことがあると思いますが、脳波の電気信号測定をしているんですね。
説明を聞けば聞くほど頭の中が混乱することってありますよね。
書いてる本人だってよくわかっていないんだから。オイッ!
そんな時はシンプルに考えること。
例えば細胞の数をヤクルト乳酸菌に置き換えたり、神経伝達物質はアドレナリンやドーパミンに置き換えてみたりするとわかりやすくなる。
興奮すると「アドレナリンが出たぁ~っ」と言ったりしますよね。
まさに一時的な高ぶりが神経伝達物質を生みシナプスを介して神経細胞を駆け巡っている状態なのだと。
神経発生比率の大幅低下と既存の脳細胞を失う恐怖
脳の解説はこれ以上は詳しく解説いたしません。もう知ったかぶりの限界です。
これまでの話を踏まえて、生き方・働き方にどう結び付けていくか?
脳の前頭葉を意識して良質な学びと出会い、経験値をストックしていく。
それが「引き出し」となり、いろいろな場面で貴方を助けることになる。
単なる出来事としてボーッとやり過ごしていてはいけないのです。
普段から頭は使いましょう。
何も深く考えないで何となく生きていては脳細胞も増えないし「シナプス」も働かない。
それどころか頭を使わなければせっかくある脳細胞は衰えもするし消滅していくこともある。
単純作業の仕事に長く従事していると、考えたり動いたりすることが億劫になり休日もゴロゴロしていたりするのは脳の働きが衰えている兆候かもしれません。
毎日が単調になることも危険です。
意識低いサラリーマンは毎日同じ時間に同じ場所に行き同じ人間の顔ばかりみている繰り返し。
「だってしょうがないじゃん!」という言い訳や屁理屈は咄嗟に思いつく。
脳はまだ働いてるじゃん!
言い訳や屁理屈を生み出す「脳」があるのだから、先回りしてアイデア出して行動しましょうよ。
何事も年齢や環境のせいにしてはいけない。
脳が錆び付いてしまったら、それこそ人生は終わったも同然。
何か頭の回転が悪くなったなぁと感じたら・・・
魔法の呪文、シナプスシナプスルルルルルー と唱えましょう!