休める人、休めない人

恒例の大型連休前のプチ繁忙期がようやく終わり、明日から私は本業10連休(複業は休み無し)となります。

年末の繁忙期より荷量は少ないはずなのに疲労感は夏の方がある。毎年暑さが厳しくなっていくように感じるのは加齢のせいだけではないと思います。殺人的な暑さは仕事をよりハードに感じさせる。

 

明日からお盆休みという人も多いでしょう。「山の日」という祭日がお盆直前に設定されたことで以前に比べてお盆休みが長く取れるとか、休みやすくなったと感じている人はどれぐらいいるのだろうか?それとももともとお盆休みが長く取れていた人にはなんか損したような受け止め方をするのか?

 

一般的な会社ではお正月やお盆の休み方は取引先の都合に左右されます。
物流の世界では従来はお正月やお盆は荷主側となるメーカーや企業が長い休みとなり、荷受側の工場や企業も休みに入るため運送会社や倉庫業も一息つけた感があったのですが、近年は年中稼働しているコンビニやネット通販の台頭により小ロの荷物は絶え間なく動いています。

荷物が動いている以上ドライバーの需要は当然あります。
どういう相手の下についているのか、どういう契約で働いているのか、どういう仕事内容で働いているのかにより、休みの取り方・取れ方が変わってきます。時間を優先にするのか収入を優先にするのかによっても、「休み」の考え方が変わります。

 

ブラックな労働環境としてドライバーが自主的にストライキをして話題になった自販機補充のドライバー職では、相手は正月もお盆も関係の無い24時間無休の自販機ですから常に補充体制を要するため、ドライバーの数が少ない職場では休みがとり辛いというのはありそうですね。

コンビニのルート配送も配達店舗は多いし配達回数も日に数回。商品ラインアップも入れ替わりが激しい24時間年中無休の相手ですからドライバーのシフトも余裕があるとは思えません。一人が連続して休暇を取れるイメージが浮かびません。

どうやらドライバーの休みは所属先の人員に余裕があるかどうかはもちろんですが、相手先の稼働状況に大きく左右される感じがいたします。もし労働時間や休日を大事に考えるのであれば、ドライバー仕事の内容を吟味しないと後悔することになるかもしれません。上っ面の求人情報には都合の良い事しか書いてませんから。配送先は何を対象にしているかを知ることでおおよその働き方をイメージ出来るはずです。休みがちゃんと取れるのか、難しいのか。

 

宅配の世界は社員でなければある程度の労働時間は自分で決めることができるはずです。ただ配達単価が高くはないのでどうしても最低限の収入を作るのに労働時間は長めになるし、休んでもいられないという事情が生じてしまう。休もうと思えばいくらでも休むことが出来る反面、それでは生活が成り立たなくなるというもどかしさ。

話題のアマゾンフレックスも労働時間を自由に選べるという点がウケ、一気にドライバーを確保したように見えてはいますが、現在の収入と労働時間のバランスをどう保っていくのか。更に良い方向へ持って行けるのか注目しています。最初に労働時間ありきという労働の常識を取っ払ったところに皆が魅力を感じたわけですから、これからの人手不足問題解消に向けてのヒントになったはずです。自分の裁量で労働時間を決める事ができるのは「働き方改革」のど真ん中。誰もが一律に同じ始業・終業時間という雇用側の都合で決められたルールをいかに生産性を落とさず近未来的な働き方へアレンジしていけるか。

私はドライバーという職業は安心して働ける仕事とは思っていないので、一時の待遇に飛び付き依存してしまう人はその環境が変わってしまった時、すぐにドライバーを辞めてしまうのだろうなぁと推測してしまう。ドライバーでありながら実はドライバー職を信用していない人は少なくないのでは? というかドライバーという仕事を本当にやりたくてやっている人がどれだけいるのだろうか?他の仕事を諦め単に中高年の雇用の受け皿に収まっているだけではなかろうか?

環境が安定せず将来に希望を持ちにくい職というのは人が集まらなくて当然だし、人がいないから自分が休めないという働き方に魅力を感じろというのが無理。不足している労働力の穴埋めが自分の働き方というのでは悲しすぎます。

自分で自分の労働時間を管理できるようにならないと、いつまでたっても満足度は上がっていかないでしょう。他人の時間を生きることで不満のない収入を得られているならともかく、自分の時間を活用する機会を得ないまま収入も低いのであれば工夫するべきです。
休める・休めないという差はその時だけの問題ではなくその積み重ねが、長い目で人生を見た時に大きな機会損失となります。毎月10日休める人と5日しか休めない人。1年で60日の差が出ます。仕事環境の差で年間2か月の休日の差になる。では収入も2か月分の差になっているかというと・・・?

2か月分何かのバイトでもすれば収入も逆転するでしょう。休めない仕事は休まないほどの労働対価をもたらしてはくれない。だからブラックと言われてしまう。そんな環境にダラダラ長くいればいろいろな可能性・機会を失うことになる。職場に文句を言うより自身が変わらなければ何も解決しません。

「休む」ことに対してどれだけ自由度・自己裁量の余地があるのか?
それが叶わないのであれば機会損失しているのだと自覚しましょう。

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