欲と確率は反比例

コロナに振り回された2年目の年末を迎えようとしています。
昨年より多少は街に活気が戻りつつありますが、それでも以前のお歳暮やクリスマス商戦と比べればまだまだ寂しい限り。
そして新たに「オミクロン」という変異ウイルスの登場で、世界的に人の流れに制約がかかれば先行きは不透明なまま。

 

収入や仕事が不安定な状況が長引けば、当然消費欲は落ち経済は回らない。
年末年始は多くの日本人にとってはまとまった休みが取れるチャンス。
しかし渡航規制で海外に行く手段を絶たれたり、出国した先で治安以上に厄介なウイルスリスクがある以上は旅行など楽しめませんよね?
下手すれば帰国することさえままならなくなる。

 

じゃあせっかくのまとまった休みは何すればいいの?

ここなんですよね。日本人の勤勉さが如実に表れるのは。
休みの使い方が上手くないというか、引き出しが少ないというか。

テレワークが導入された時も出社しちゃう人は結構いました。
それまでの延長線でしか動けない人。環境が変わった時の適応力でわかります。
リストラの対象になり得る評価部分でもあるので、会社員の方は注意しましょう。

人の行動の根底にあるのは「欲」だと思うのです。
「お金」「名声」「性」「承認」「支配」「購買」「食」「睡眠」・・・

 

誰にでも一つは何かしらの「欲」はあるでしょう。
それに気付いていてもいなくても、無意識に行動に出てしまうのが「欲」。
身の回りにいませんか?露骨にギラギラした欲の塊みたいな人(笑)

同じ無意識なものでも飲食や睡眠、排泄等は誰にでもある体が欲している生理的要素。
「眠い」「お腹すいた、のど渇いた」や「トイレ行きたい」というのは、欲というより人体的メカニズムのため自分でコントロールするには限界がある。
これらは隠さない人多いですよね?皆に平等にあることだし、トイレは隠し通すと大変なことになるし。

ただブラックな職場や児童虐待のケースでは、生理的な欲求すらままならないこともある。
大人は自分の判断で何とか立ち回れるでしょうが、食事も与えられずトイレにも行かせてもらえず失禁すれば体罰され寝ることもままならない児童がいることを考えるとやり切れませんね。

 

人間誰しも欲求が満たされるわけではない。
欲求にもいろいろなレベルがあって(もちろん人によってレベル差はある)、可能性や難易度によって満たされる確率が変わってきます。

わかりやすいのはギャンブル。
競馬のオッズは実力・人気馬のように勝つ期待値(確率)が高く投票が集まるほど、逆に配当は少なくなる。
一攫千金を夢見る「欲」の強い人ほど、負けるリスクを承知で確率の低い方に張ってでる。
皆様は確率重視派ですか?それとも万馬券愛好家かな?
大レースだけは確率抜きで参加する人は多いですけどね。

 

最近は「ウマ娘 プリティダービー」という人気ゲームの影響で競馬に興味を持った若い女性が急増していますけど、今のところは彼女らは「欲」とは離れた位置にいる。
これがいつ「金欲」に目覚めてギャンブルの世界に足を踏み入れてしまうのか。
世のオジサンたちは別の「欲」を心に抱き、彼女たちを歓迎するのだろうか・・・(危)

オイラの欲はニンジン・・・?

年末ジャンボの季節ですが、宝くじというのも世間ではいろいろと叩かれている確率の世界。
当たれば「何億」という大金を手にすることができるが、当たる確率は天文学的に小さい。
それでも当たる人が必ずいるということが確率を飛び越えた「欲」となり人を吸い寄せてしまう。

そして競馬のオッズ同様に当たる確率によって配当(当選金)が変わってくる。
競馬にはいろいろと予想の根拠になりそうな情報(馬体重・追い切り・パドック・騎手・レース間隔・距離適性・血統・馬場適性等)があって、予想する楽しみも魅力です。

しかしバラ・連番で購入したりスクラッチ的な宝くじには予想が入り込む余地が無い。
せいぜい過去に当選者を多数輩出した売場とか、当選者に多い年齢・性別・イニシャルとか(笑)
単なる結果論ですな。

余談ですが私は会社員時代は都内の新橋が勤務先で、大当たりの名所として有名な「新橋烏森口宝くじラッキーセンター」でよく高額当選金の時のくじを購入しておりました。
多い時には購入窓口が8つぐらいあって、どの窓口で購入すれば当たりそうか?と考えた時、私は好みのタイプのお姉さんの窓口で決めていたことを思い出しました。
ただでさえ確率の低い勝負事に「金欲」に加えて煩悩まで持ち込めばそりゃぁ当たるわけがない。

話がちょっと脱線しましたが、予想する余地も無い一般的な宝くじに対して、自分で予想するタイプ(ロトやナンバーズ)はまだ好き勝手に数字を決められる楽しみはある。
だから当たり(同じ予想数字)が数本出るという偶然も成り立つ。
1等が10億円の時もあれば1億円に届かない(複数当選者)時もある。

ただ当選者が多いからと言って当たる確率が高まったわけではない。あくまでも偶然の産物です。
以前も書きましたが、ロトの予想ソフトというのが普通に販売されています。
過去の当選の出目(数字)を分析し確率を高めようというソフトで、抽選ごとに予想数字を出してくれるのですが、まあ当たらない。

1回ごとに数字はリフレッシュされるのですから確率は毎回同じなはずですよね。
また同じソフトを使っている人は同じ予想数字になるわけですから、当たれば当選者も複数人出るため高額当選とはならないでしょう。
ここでも確率と欲は反比例するんですね。

ギャンブルの世界は欲と確率がわかりやすい。これはルーレットや麻雀も同じ。
大きく稼ぐには確率の低い方に張る、もしくは難しい手役作りに挑む。
しかしそこにどれだけの勝つための根拠があるか?が大事であり、闇雲に挑戦しても勝つのは難しい。

転職もそう。皆が躊躇するのは成功か失敗かの確率で考えてしまうから。
成功したいなら確率が低くても張る!リスクを取れないなら一生現状で我慢しろ!
せっかく生まれてきたのに自分のやりたいことがやれない人生って何?

って起業家セミナー等では厳しく指摘される重要な部分です。
自分の欲を成就するには敢えて確率の低い方に目を向けろ!と。
それは失敗しろ!っと言っているのではなく、皆が避けたくなる方向に実は成功のカギがあったりするのだよという教え。
軽貨物運送業なんて昔は成功確率のとっても低い職業だったけど、今は確率が上がっちゃった?(笑)

欲求のレベルが高まるほど成就する確率は低くなるのが一般的。
しかし確率がゼロではないのなら、確率を上げる余地を見つけ挑戦する価値はある。

「欲」と「確率」の相関性を理解し、自分の本当の「欲」と度合いを知ることで行動が変わってくる。
人生が上手く行っていないと思っている人は、一度「逆張り」も考えてみてはいかがですか?
確率ばかり追っていては結果もそれなり。

「欲」と「確率」は反比例なんですから。

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