2024年 今年を漢字ひと文字で表すと
今日は大晦日。
昨日で私は今年最後の介護仕事を終了いたしました。
もちろん施設は1年365日24時間稼働しており、今日もお正月も夜勤にも出勤されるケアスタッフや看護師の方々がいるおかげで、日本の介護の仕事が回っているのです。
私は週5日稼働のフルタイム勤務ですが、正規社員ではないのでシフトの融通が利くため(だから正社員を選ばなかったというのもある)、大晦日から1月3日まで有給を挟みながらの4連休という介護職にしては恵まれた環境におります。
前にもお伝えしましたが、私は現場でも介助には関わらず(車イスでの誘導程度はします)、裏方の仕事と最近では管理職に近い広報の仕事に携わっております。
この広報の仕事をすることで今年の私の満足度は一気に跳ね上がりました。
昨日は午前中に裏方の仕事を片付け、午後はずっと与えられた個室で先日購入したタブレットを持ち込んで来年のイベントスケジュール等を企画・整理しておりました。
こんなことしていても誰にも文句言われない介護職というのもあるんですね。
すっかり年末の風物詩として定着した、1年の世相を漢字ひと文字で表す「今年の漢字」。
皆様も何かしら考えたことがあるのではないでしょうか?
毎年京都の清水寺で貫主(かんす)の揮毫(きごう)が行われますが、同じ文字でも書体が変わっているのも注目です。
2024年の漢字ひと文字は「金」でしたね。
「また金?」と思った人は私だけではなかったのでは?
最近では2012年、2016年、2021年、そして2024年と4回も選ばれているんですな。
この選ばれた年に共通点があるのはご存知ですか?
そう、オリンピックが開催された年なんですね。
最近は日本人選手の活躍が目覚ましいので、「金」という字が印象に残ったのも頷けますけど。
オリンピックは4年に1回の開催が基本ですが、2020年の東京開催はコロナのため1年延期され2021年になりその延期分はスライドせず本来の2024年パリ開催になったというわけ。
東京とパリの2開催が、間隔が4年ではなかったという異例の大会だったのですね。
しかしもし上記の4回のオリンピックで日本選手の金メダル獲得数が散々たるものであったなら、その年の漢字は「金」ではなかったかもしれませんね。
ちなみに今年の漢字の候補上位10傑は次の通り。
- 1 位 「金」 (キン・コン/かね・かな・こがね) 12,148 票
- 2 位 「災」 (サイ/わざわい) 9,772 票
- 3 位 「翔」 (ショウ/かける・とぶ) 7,487 票
- 4 位 「震」 (シン/ふるう・ふるえる) 7,427 票
- 5 位 「新」 (シン/あたらしい・あらた・にい・さら) 6,545 票
- 6 位 「選」 (セン/えらぶ・える・よる・すぐる) 6,071 票
- 7 位 「変」 (ヘン/かわる・かえる) 6,027 票
- 8 位 「暑」 (ショ/あつい) 5,674 票
- 9 位 「楽」 (ガク・ラク・ゴウ・ギョウ/たのしい・たのしむ・かなでる・このむ)4,562 票
- 10 位 「米」 (ベイ・マイ・メ/こめ・よね・メートル) 4,335 票
上位の「災」や「震」は正月の能登の大地震を始めとして各地で地震が多発したのでわかるし、8位の「暑」も2023年は2位だったようにもはや日本の気候のイメージから外せないですよね。
昨年以上に暑かった印象があるのに今年は8位。それより上位にもっと印象深かったものがあったということか。
「金」という字、何度も選ばれていますけど毎回書体が変わっていますよね。
マンネリ化を意識しているのか同じ字でもいろいろ書けるのも感心してしまいますが、今年の「金」の字は読めない人多かったのでは?
まあ戒名なんかもその場で書いてもらうと、読むどころか字の造りがどうなっているのかわからないこともありますよね。
字を会得することも含めてお寺の修行なんでしょうなぁ。
私が2024年の世相として投票したならば「脳」(人工知能)かなぁ。
この夏もまだ軽貨物ドライバーとして外で仕事していたなら「暑」を選んだでしょう。
しかしプライベートでも仕事でもAIを使う機会がメチャクチャ増えたし、AIをひと文字として良いなら間違いなく「AI」だなぁ。
清水寺の貫主(かんす)様はAIって書けるのかな?
さて、すでに登場している画像にあるように積荷オヤジの2024年を漢字ひと文字で表すと
「活」
となります。
自分としては2024年後半に広報の仕事に携わることができ、もう20年以上前のスキルを蘇らせることができたこと。
いままさに労働者の出涸らしとして朽ち果てようとしている爺さんが時空を超えて活かされている。
「復活」「活気」「活躍」というワードが大げさではなく今の自分に当てはまる。
加齢と体力の衰えは、経験値と好奇心とAIのおかげでそこそこカバーできるという自信になった。
ちなみにこの「活」という文字をAIに記事にさせてみると次のような回答がありました。
活字に宿る魂、生命力あふれる漢字「活」の世界
「活」という字。それは単なる文字ではなく、生命の鼓動を宿し、私たちの心を揺さぶる力強さを秘めた存在です。
漢字「活」が持つ意味の深淵
「活」は、生き生きとした様子、勢い、生命力といった意味を持ちます。それは、単に「生きている」という状態を表すだけでなく、より深遠な意味を内包しています。
- 生命力の象徴: 生物の息吹、生命の根源を象徴し、私たちに生きる喜びを思い出させてくれます。
- 変化と成長: 静止することなく、常に変化し成長していく姿を表し、私たちに新たな可能性への期待を抱かせます。
- 力強さ: 困難を乗り越え、前に進む力強さを象徴し、私たちを励まし、勇気づけます。
「活」が用いられるシーンと、その言葉が持つ力
「活」は、私たちの身の回りで様々な言葉の中に現れます。
- 活気あふれる市場: 人々の活気あふれる声が響き渡り、活気に満ちた市場は、生命力そのものを感じさせます。
- 活発な議論: 熱のこもった議論は、活発な思想の交換であり、新たな価値を生み出す源泉となります。
- 活字に刻まれた想い: 活字に刻まれた言葉は、作者の魂が込められており、読者の心に深く響きます。
これらの言葉は、単に事実を伝えるだけでなく、私たちの心に何かを呼び起こします。それは、感動であったり、勇気であったり、あるいは希望であったり。
「活」が私たちに与えるもの
「活」という字は、私たちに生きる喜び、変化への期待、そして困難を乗り越える力を与えてくれます。それは、まるで暗闇の中で光を灯すような存在であり、私たちを照らし、導いてくれるのです。
まとめ
「活」という字は、単なる文字を超えた、生命力あふれる存在です。その力強さは、私たちの心に深く根差し、私たちをより豊かな人生へと導いてくれるでしょう。
高齢者になると「気力」「体力」「集中力」が失せてくるのは私も実感しています。
そしてこういう高齢者の特徴が社会から疎遠にされ自信を失っていき、ますます気概を失っていくのだと。
心身共に弱ればそれは「生命力」の弱さに繋がっていく。
高齢者でも元気はつらつとしている方は、何かしらの生き甲斐を持っているようです。
私もただ身体が動く裏方仕事の高齢者としてさほど期待されずに採用されたと思われるのですが、おせっかいなチラシ提案からイベント全体を任され、企画編集した動画が全国組織の中で最優秀賞に選ばれるなど、干からびた体中の細胞が躍動するような感覚を味うことができました。
まさにAIが書いた記事が当てはまる。
なので物欲のなかった爺さんが、仕事用に身分不相応な高機能タブレットなど購入して職場で生成AIを駆使して本来の裏方仕事以上のことをやっても楽しくて仕方がない。
60代も半ばになろうとしてからでも人生は面白くできる。
そういう希望を持って、来年以降も自分を活かしていこうと思います。
この1年のお付き合いに感謝して、皆様のご多幸をお祈りし新年を迎えたいと思います。
ありがとうございました。