63歳のオヤジが求人サイトに登録してみたら・・・

いつまで働くかを考えて実現出来そうな仕事を探してみよう

本業を軽貨物運送業から介護職に変更してから2か月半ほど経過しました。
まだ2足の草鞋を履いている状態ですがだいぶ働き方のリズムも落ち着いてきて、このまま健康でいられるのなら大病しなければ70歳までは労働寿命は続けていけそうです。
ただ別ブログでも既報の通り「帯状疱疹」みたいな突発的な病気に端を発したり、親の介護疲れ等で一気に心身弱ってしまうケースもあるため60歳近くになってきたら自分やその周辺のケアを怠らないようにしなければならないと思う。

あまりにもスムースに軽貨物(本業)引退⇒介護職への転身が実現したので自分でも驚いている部分もありますが、介護職に方向性を定める前にもいろいろと長く働ける道を探ってもがいておりました。
その一つの例として「中高年が求人サイトに登録して、どんな仕事を紹介してもらえるのか?」という興味津々な就活もやっておりました。
軽貨物現役の時は「軽貨物と相性が良さそうな仕事」として、別に何が本業になっても構わないというスタンスで特に希望職種を告げずに情報を取っていたのです。
個人事業主となっても就活(マルチワークするための)歴は長いのです。

一応自分の経歴・職歴を登録。希望の職種等もあればリクエストを出しておく。
もちろん年齢が若ければ若いほど幅白い求人情報を紹介してもらえる可能性は高くなるし、よほどの専門的なスキルがなければ30代40代と年代が上がるにつれ紹介される案件も減っていくのは仕方がない。

登録してみて一体自分にどんな需要があるのかを確認しよう

私の経歴としては「広告代理店」「不動産」「ハウスメーカー」と営業マンとしての経歴が25年ほどあり、軽貨物運送業として独立自営のスタイルが15年。そこにジムのインストラクターが7~8年という副業歴を追加。
他のスーパーの品出しや倉庫の仕分け経験は省略(何のスキルにも評価されなさそうなので)。

で、こういうざっとした経歴で63歳に対してどんな仕事を紹介してくるのか?

案件の紹介のされ方としてはおおよそ2パターン。
1つは履歴・経歴とヒアリングにより総合的な判断で紹介サイトから提案してくるパターン。
そしてもう一つは紹介サイトに登録している雇う側の企業からのスカウトメールが来るパターン。
マッチングサイトなので企業側からも(その時点で個人情報までは見れないが)、応募者の履歴・経歴から脈ありと思える応募情報は見ることができる。

これまでの経歴からやはりスカウトメールが多かったのは運送業関連。
かなり前から人手不足なのが伝わってくる。特にトラック系が圧倒的に多い。
私の経歴がドライバー経験者だから先方は期待しているのでしょうけれど、私はトラックはどんなに待遇・条件が良くても(そんな案件は一つもありませんでしたが)絶対ヤラナイと決めているので、申し訳ないが即 ”没” 。

その仕事を選ぶ理由が見つからない!サヨナラ!運送業!

一応「極力自宅から近いエリア」をこちらの希望として登録しており、求人サイトから紹介されてくる案件は横浜市内の会社なのですが、個人情報詳細まで見れないスカウトメールの場合は、全く想定していないエリアからの求人も届きます。

運送関係で言えば都内のトラック会社からスカウトが来たりするが、何で長時間労働低賃金の仕事するのに通勤で1時間以上かけなきゃいけないの?という感じ。
例え月収手取り40万と言われてもやらんがな。

もっと凄いのは最近、静岡のタクシー会社からのスカウトメールがあった。
どんだけ人手不足なんだよ?と呆れてしまった。
横浜から土地勘も全くない静岡のタクシー会社に通勤?例え寮があったとしても独身だったとしても行かない、いや行けないし。

北関東や名古屋といった遠方からの期間工のスカウトメールも来る。
昔なら短期集中的に稼げるイメージがあったけど、高齢者が簡単に続けられる仕事ではない。
やはり人手不足から手当たり次第に募集をかけまくっているのだろうか?

外仕事は高齢者には不向きと思えるが、募集は年中出ている

そんな経緯があっていろいろと求人情報を頂いたり、自分で何が軽貨物とマッチするのかと考えることを続けてきた。
ある意味個人事業主の働き方についてのヒントになったり、軽貨物との相性を考えたり副業・複業の可能性を広げることに役立ってきた。
言わば「個人事業主の転ばぬ先の就活トレーニング」という感じ。
これは切羽詰まってから始めるより、普段から見聞を広めておくことをおススメします。

私が軽貨物を始めると同時に副業を重視していたことの延長で、今日まで求人を見ておくことは続けております。
もちろん40代50代60代と加齢による意識の変化や働ける職種が絞られてきている悲しさはありますが、他人からの紹介やスカウトメールの中には「おっ?」というノーマークだった仕事もある。
その一つが介護職。

まず軽貨物との相性という部分では全く想像もしていなかったし、何より資格も経験も無いので自分には無縁な仕事だと思っていました。
ところが60歳を超えて体力の衰えを隠せず体調にも不安を感じ始め、そろそろドライバー職を主としている働き方に疑問を抱くようになっていた。
そこへ親の介護問題が降りかかった。60歳過ぎての親の介護は辛かったが、この数年間の出来事が私を介護職に導いたのは間違いない。
介護の世界を日常で実践的にだいぶ学ばせていただいていたので。

突然現職を辞めなければいけなくなる事態を考えておこう!

父が旅立ってから求人サイトへの応募希望条件に「介護職」を加えてみて、待遇の乏しさや敬遠されている仕事というのが実によく理解できた。
普通なら真っ先に応募条件から外しそうなものだが、逆に多くの求人案内を見ていくうちに「もしかしたら意外に長く働ける職種かもしれない」と思うようになった。

もし私が全く健康上の不安もなく体力の衰えも感じていなければ、軽ドライバーが本業でその他を副業というスタンスは変わらなかったでしょう。
しかし残念ながら運転職を続けることに不安を抱えるような健康面での問題が発生し、軽貨物に代わる本業を考える必要に迫られた。
そこで何を重要に考えるべきか?となった時の答えが、「長く働き続けられる環境」。

見た目の待遇より、まず自分の置かれた状況を考えよう

時給換算で比較すれば介護職より条件の良い仕事はいくらでもある。
ただ自分がそれらの仕事に採用されるかどうかは全く別の話。
例えばコンビニの店員も人手不足だし、高齢者も働いているお店もあるから採用されるかもしれない。
でも今のコンビニ仕事はやることが多く接客のストレスもある。私は例え少し時給が良いからといってその仕事で長く働けるイメージは全然湧いてこない。

そう、理屈上の求人条件の違いは「年齢」というハードルで全く比較対象にすらならない現実がある。
もっと違う仕事いっぱいあるでしょ?と簡単に思われるかもしれませんが、長く働けるという条件をクリアできそうなものは私には限られる。
現実的な視野で求人を眺めていると、資格・経験を求めない介護の求人は数社面接を受けてみて60代でも採用される確率は決して低くないと実感した。
逆に言えば資格・経験無しなら、入浴・排泄といった身体介助もない仕事に就けることも多く、世間一般にイメージされているハードな仕事と違う働き方も可能。
もちろん面接でその辺はしっかり確認しないと、自分の望まない働き方になる可能性もある。

送迎ドライバーも求人は多い。軽ドライバーの転職もOK

そんなこんなで登録した求人サイトから自力では探しきれなかった情報を得ることができ、自分の望むこと(長く働ける環境)に辿り着くことができた。
大事なのは高齢な自分に何が出来る?何が長く続けられそう?という視点。
そのプロンプトを間違えなければ、自分が探すよりAIが面白い回答を出してくれるかも?

人生最後の仕事がようやく身の丈に合った「自分らしさ」なのかもしれませんね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です