アマゾンは本気か?

先日お伝えした軽ドライバーがアマゾンの配送を直接請け負うことができるという Amazon Flex が結構周辺のドライバーさんの間でも話題になってきました。

さらに今週新たに「10万円インセンティブキャンペーン」というニンジンをぶら下げて来ました。条件を満たしたドライバーに10万円を支払うという太っ腹企画。

 

キャンペーンの内容は、4月15日までにAmazon Flexのアプリをダウンロードし、4月15日までに登録を完了していること。そして3月24日から5月25日までの間に、1週間に48時間以上の配達を合計4週間以上完了すること。キャンペーン期間中であれば連続の4週間でなくてもOK。
上記条件を満たしたドライバーに10万円のインセンティブが登録した銀行口座に支払われます。インセンティブ獲得・支払い後にすぐにAmazon Flexを辞めても(仕事をするしないは自由なので、登録だけ残しておきやりたい時に予約してやればよい)ペナルティは無いようです。

 

現在のAmazon Flexの報酬額から、単純にキャンペーン達成の4週間の収入例を計算してみると、24ブロック(48時間)×4週×3,750円 + 100,000 = 460,000円(税込み)

週48時間を4日間でやるのか6日間でやるのかは一応自由。1日12時間配送するなら週休3日で460,000円(インセンティブ抜きの平常で360,000円)。週休3日のドライバー仕事で残業・不在再配達無しでこの金額をどう考えるか?現在の仕事の労働時間・報酬と比べて旨味はあるか?

4週間でなく1か月として考えるとあと20~30時間前後の配送が可能になるので、収入的には4~5万円増やすことも可能になる。週休3日で月収400,000円以上。週6日の稼働(週休1日)なら1日8時間の配送で同じこと。今の世間一般のドライバー仕事のイメージから言えば待遇は悪いとは思いませんが、まだ始まったばかりで経験者のコメントや情報が少なく判断がし辛いです。噂によるとベース基地が平和島だけでなく数か所増えたようです。より多くのドライバーが参加できるように着々と環境が整えられているのでしょう。

どうせやるなら早い方が多少の先行者メリットを享受できるという気がいたします。100,000円も欲しいし(笑)
後々参加者が増えていった時に、古株として信用を築いていた者が担当者の印象として贔屓目で見てもらえるのはどこの職場にもある光景ですから。

 

本業としている運送会社で、この話題をトラックドライバーに話してみました。

予想通り彼らは全く知りませんでした。いつも「辞めたい辞めたい」言ってるのに(笑)
もう飼い殺しの社畜のような働き方で「辞めてからどうする?」という考え方が出来なくなってしまっているのでしょうか?トラックドライバー以外の働き方について情報不足勉強不足が甚だしい。
一応食い付き方は凄かったです。「今より労働時間が減って倍稼げるじゃん!」と目がキラキラしてました。だけど行動力はない。「まず先にやってみてよ。もし良かったら俺もやってみようかな」だと。

もう絶対にチャンスを自分から獲りにいかない典型的なタイプの言葉ですね。
現状のブラック的な労働環境に相当な不満を持っているのに、環境を変えることを恐れている。いつも明るいうちに仕事を終えて帰っていく軽ドライバーには僻み妬み嫉みの愚痴嫌味を言うくせに、面接不要で登録すれば得られるチャンスを研究・検討しようともしないのが不思議。ただこの手の人は自分で先頭切らないが、誰かが上手くいったら続いて動くタイプですので、軽ドライバーに限らず現状に不満を持つトラックドライバーがAmazon Flexに流れ込んできたら、アマゾンはトラック版Amazon Flexも始めるのではないかと思ったりする。

 

日本の物流を掌握しようという野心が運送の世界にも垣間見えて来たアマゾン。
好条件をエサに多くのドライバーを確保してしまえば中小の運送会社は消えていくでしょう。運送版不労所得で美味しい思いをしていた元請けも、下で働いてくれるドライバーがいなくなれば消えてなくなる運命か。中間搾取が無くなればドライバーの待遇が改善されることが期待できる。
もはや運送業界で生き残るにはいかに条件の良い労働対価を示してドライバーを確保できるかが一つのポイントになってくる。これまでの運送会社のビジネスモデルが問われる時代。しかしそんな今更の次元で争っていては日本の物流は危ない。

 

アマゾンは本気で日本のドライバーを狩りに来た!

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