貴方の原石は何?

地球上には数えきれない生物がいて数えきれない種別に分かれ、その中の1種に「ヒト = 人間」がいる。

その人間も生息している地域・国により使う言語が異なったり、体格・肌色・髪色といった見た目の特徴から血液型やDNAという遺伝分野での個人差があり、全く同じものは存在しないという。

 

何百・何千億という生物の中で、自分は唯一無二の存在であるということを自覚していますでしょうか?
それぞれに個性があって当然であり、生まれながらにしてオンリーワンなのです。よく他人との違いを優劣で比較対象されがちですが、優劣というより個人差として受け止めておきたい。親はそこのところを子供にしっかり教えてあげないと「イジメ」の問題に繋がってしまう。

他人との比較・競争なんかより、自分の中の「原石」をまず見つけて欲しい。

では原石とは何か?

辞書的には、「加工の施されていない宝石、原料となる鉱石」となりますが、人間的に用いると「才能」や「魅力」「可能性」の前段階というか、潜在的に秘めてはいるがそれを磨くことにより最大限に価値を高めることができるもの という感じでしょうか。宝石類であれば原石は姿形があるものですが、人間の原石は目には見えないし本人であってもその存在に気付かないことが多い。

成功している人、第一線で活躍している人って、たぶん自分の原石に気付いてそれに磨きをかけた(かけている最中)のだと思うのです。自分の原石に早く気付くことが出来ればそれだけ個性を輝かせることが出来る。
自分の中に眠っている原石に気付かなければ(気付いていても磨くことをしなければ)、せっかくの可能性や才能を開花させないまま人生を送っていくことになる。

何かモヤモヤしたまま毎日を過ごしている人って、自分の原石に気付かず仕事や生活のどこかにミスマッチが生じたまま時間だけが過ぎていく状態なのではないでしょうか?
本当はやりたい事がある。それは自分に合った働き方や趣味であると感じているのに一歩踏み込めずにいる。それは原石に気付きかけているのだが磨きをかけていないため、自分の気持ちに素直になれない・行動や決断に自信が持てていない状態なのでしょう。

原石に気付き磨きをかけだすと、自分がやるべき事、進むべき方向が見えて来て思考や行動にブレが無くなって来る。この状態が「自信」と言えるでしょう。

 

「自信」とは自己を信頼すること。

自分を信じることが出来るようになると決断が速くなる。
信頼している上司の命令には素直に従えますよね?(笑) 逆に信用できない上司の命令には(?)の間が生じてしまう。この人の言っていることは正しいのか?と。これが決断が遅くなる原因。
転職を考えた時にいつも躊躇してしまうのは自分が信用できないから。つまり自信がないから決断も行動もブレるのです。

 

「自信」とは自ら発信すること。

原石に磨きがかかってくると輝きだし、地中に埋もれていても見つける事が容易になってくる。さらに磨きをかけていけば、その輝きはやがて誰の目にも魅力的に映るようになる。そうなると原石であったものはいつのまにか宝石となりその人の価値となる。可能性はう~んと広がっているはずです。

 

価値 は 勝ち

価値のある人は強い。自信なさげに人の顔色を窺っていた自分はもういない。自分の持っている価値を基準に判断できるようになるので非常にわかりやすく、どの相手にも対等に渡り合える。進むべきか退くべきかの決断も速くできる。ようやくオンリーワンとしての自覚が芽生え、人生が本当に面白くなってきます。

 

何やっても上手くいかない、自分には才能が無い、と諦めちゃってる人。
ちょっと待った!

上手くいかないのは自分の土俵で勝負していないから。いや、自分の「好き」を育てていないからではないのでは?
好きなことには一生懸命になれるはずだし、そこには上手いも下手もない。楽しむことが大切であり、他人との優劣を持ち込むから楽しむことが出来なくなる。

誰にだって得意不得意はあるし好き嫌いはある。「周囲と比べて上手くない・自分には才能が無いんだ」と思わないで、これはたまたま相手の得意な土俵の中にいただけと割り切って次へ行きましょう。

 

自分の原石の見つけ方

まず自分が本当に好きなこと、やっていて楽しいと感じることを見つけましょう。
好きなこと、楽しいことには徹底的に時間をかけて良いと思います。そこに必ず原石をみつけることが出来るはずです。

個性的な子供がいなくなったと嘆かれていた時代がありましたが、その原因には「お受験ブーム」が大きくかかわっていたと思われる。学校以外の時間を親に制圧され、塾やら習い事やらと自分を見失っていた子供ばかり。自分が本当に楽しめることを見つける余裕など無く、良い大学に行き良い会社に就職するという人生を押し付けられたロボットのような画一的な子供ばかりでしたから、個性など感じられるわけがない。
まあ中には学ぶことに原石を見つけ、それを磨き輝いていった人もいるのでしょうけれど稀な例でしょう。

 

数年前から子供も個性を取り戻しつつあるように思います。
最近の子供のなりたい職業ランキングなどを見ても、YouTuber とか 経営者・起業家、エンジニア、ゲームクリエイター等、絶対に親の方針ではないな(笑)というのが感じ取れるようになってきた。自分で原石を見つけてそうなりたいと思っているのであれば大したものです。是非親は見守ってあげて欲しい。

個性を殺して受験して良い会社に就職して、挙句の果てに人員整理なんていうパターンでは誰のための人生なのか。
他人のために生きるような原石の磨き方はしないで欲しいなぁ・・・

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