できるけどやらない?できないけどやらない?
個人的には本業の軽貨物仕事は今週で仕事納め。
毎年同じパターンですが本業がいち早く終了するってどうなんでしょうね?
複業の軽配送もその他の収入源も来週まで続きます。
本業がイマイチでも複業がしっかりサポートしてくれるおかげで、収入的には慌てなくて済むのですけど・・・
このように軽貨物の仕事は様々な働き方を可能にしています。
週6で朝から晩まで配達放題という働き方もあるし、他に本業があって週末だけとか夜だけとか副業的に軽貨物をやっている人もいます。
どれが正解?でどれが稼げるか?というのは人それぞれの捉え方によって違います。
年齢やお住いのエリア、生活レベルによって感じ方が変わるのはある意味当然です。
しかし軽貨物でスタートしようという時に、働き方の選択肢が妙に狭くなる傾向があることに注意されたし。
まず自分がどうして軽貨物という働き方を選択したのかが深掘りできていない人。
その前段階でそれまで勤務していた会社や仕事を辞めるという作業があったはず。
その辞める理由と軽貨物を選択した因果関係は何?
これは軽貨物に限らず転職一般にも言えることですが、そこにストーリーが無いと次のステージに行っても同じ苦労を繰り返すような気がいたします。
誰でもできるから、流行っているから、稼げそう、なんて安易な理由で考えているとたぶん長続きはしないでしょう。
見た目ほど生易しい世界ではないです。
確かに軽貨物の仕事って宅配を代表するように自分が頑張れば収入はいつでも増やすことができる下地はあります。
これまでどんなに頑張っても報われなかった人、人間関係で疲れ切ってしまった人などはやる価値は大いにあると思います。
ただ結果を出すには少々時間がかかります。
これは年齢が上がれば上がるほど時間がかかるかもしれません。
最近は端末を使った作業がほぼデフォルトになってきていますし、会社によって仕事によって結構面倒臭い使い方をするモノもあります。
パソコンやスマホをさほどいじらない人には余計にハードルに感じるかもしれません。
今でこそYouTubeやブログ等では様々な軽貨物系の情報が流れているので、恵まれた時代にはなっています。
ただ端末の使い方や説明について解説している番組等は見たことがありません。
もし軽貨物を始めるなら機械音痴な中高年には端末というプチハードルがあると覚悟されたし。
単にバーコードをこするだけではなく、例えば持ち出し前に荷物の破損等を見つけたら端末で写真を撮り配達中の破損ではないことの証明を送信しておく。
また、置き配がOKな場合でも荷物を置いた場所や時間を記録する。
端末一つでいろいろなことが出来てしまうので、いろいろと面倒です。
ひと昔前と比べると配達にかかる時間はかなり増えているように思います。
まあ何の仕事をするにせよ覚えなければならないことはいくつかあります。
そこでつまづいているようでは、そもそも転職すら難しいということになってしまう。
ただやってはいけないことは、知ったかぶりをして学ぼうとしないこと。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という有名な諺があります。
いくらいい歳したオッサン(オバサン)だとしても転職先・新たな仕事においては新人です。
新人が質問をしたり教えを乞うことは何も恥ずかしいことではありません。
しかしサイクルが速い世の中、いつまでも待ってくれはしません。
最初に聞きそびれたことは時間が経てば経つほど聞き辛くなっていきます。
知っていて・理解していて聞かないのなら全然問題はありません。
しかし知らない・理解していないのに知ったかぶりする人って結構います。
特にトラックドライバーに転職で入ってくる人。
もともとトラックドライバーだった人ならほぼ問題はありません。せいぜい車種の違いによる操作性の問題ぐらいでしょうか。
しかしトラック初心者の転職者には普通車を運転していたから大丈夫だろうという慢心で苦労する人が結構いるようです。
普通車とトラックの違いなんて素人でもわかりそうなぐらい違いますよね。
車体のサイズによる取り回しの違いだけでも苦労するのに。
車は特に人の命に関わることですからどんな些細なことでも確認するべきです。
普通車と大して違わないだろ?なんて軽く考えてやれることをやらないのは、その後の人生においても損はあっても得にはなりません。
学べる時には貪欲に何でも吸収しておきたい。例えその時点で直接役に立たなくても。
もし目の前のことができないと諦めていて、やれることをやろうとしないのはその人に関わっている全ての人に対して失礼なことです。
「できるけどやらない」のと「できないけどやらない」は全然違います。
例えばある職場において先輩・後輩が作業をしていたとします。
そういう時、先輩は自分ができることだけどあえてやらずに後輩にやらせてみたりします。
これは教育の一つとしていろいろな職場においても見られる風景。
しかしもし先輩が自分ができることではないので後輩にやらせるという場合には少々話が違ってきます。
先輩は後輩のお手本・見本であって欲しい。
できるけどやらないのは先輩としての余裕。できないからやらないのは先輩自身がその場しのぎに走っている。
何事も準備が大事だし学ぶことも大事。
軽貨物を始める時にも初心者として堂々と質問し、自分の中でしっかり消化しないうちにスタートしてしまうと後からそこを埋めていくのは結構大変です。
すぐに軽貨物を辞めてしまう人は端末の使いこなし方だったり、荷物の積み方だったり、速く配達するコツだったりを我流でやろうとしてはいなかったか?
「できるからやらない」ではなく「面倒だからやらなかった」という怠惰な部分があったのではないかと思ったりする。
あっ、そうそう。
運転中にスマホではなく端末をいじっていても、見つかれば「ながら運転」として捕まる可能性は高いから注意しましょう。
一応運送業の端末も「通信機器」という位置付けになるため、「スマホや携帯ではねぇっス!」と言い訳してもまぁ見逃してはくれないでしょうなぁ・・・