近未来的軽ドライバー元年
皆様 明けましておめでとうございます。本年も引き続きご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。
ブログ上では昨日の今日でたった半日程しかご無沙汰しておりませんが(笑)、多忙に流されている日々の半日とは全く違う正月の時間の流れ方は、何歳になっても良いものだと改めて感じております。
勤勉な日本人も電通やヤマト運輸の事件をキッカケに、ようやくこれまでの働き方についての疑問をオープンにできる雰囲気が整ってきました。ただ会社員の場合、どうしても働き方改革は会社・雇用主次第という他力任せの部分があり、労働の法整備がなかなか進まない中では改革という恩恵・変化を感じるにはしばらくの我慢が必要かも知れません。ブラックと呼ばれる環境では改革など到底望めないし、そういう人の痛みのわからない経営者の下にいる限り、貴重な人生を無駄に消化しているようなもの。まさにロスタイム。スポーツの試合においては、途中生じたロスタイムは最後に戻してくれますが、人生においては失った時間は戻ってきません。いかに早くロスタイムの生活から抜け出せるかです。
現在の職場・仕事に嫌気がさして転職が脳裏を占め、悶々として過ごしている状態も一つのロスタイムと言えるかも知れません。ただその困難な状況を経験していることが、後々の自分の糧となり役立つこともある。安易に転職することが逆に更なる悲劇へと繋がる可能性も冷静に見極めたいところです。
ほとんどが独立自営のスタイルである軽運送業・軽ドライバーは、組織のルールに左右されてしまう会社員とは違い、働き方はその気になれば自由に創造することが出来る・・・はず。しかし実際にはどこかの組織・元請け等と業務委託契約を結び仕事を頂くという働き方が一般的となるため、運送業をベースに働き方を硬直させてしまえば自由を謳歌するというのは難しくなる。ノルマは無いが実質的に課せられているようなもの。低単価低賃金の世界ですから収入を増やすにはどうしても長時間労働となる。
私がこの世界に入って疑問に思ったのは、なぜ収入を増やすためにわざわざ労働対価の低い仕事を長時間しているのだろうか?と。会社員ではないのだから副業自由だしもっと収入を増やす方法は考えられるのではないか?そこを利用しなければ会社員と何ら変わらない。社会保険も賞与も福利厚生もない経費全て自腹の会社員みたいなもの。普通にアルバイトやってるのと同じ。いや、下手したらアルバイト仕事の方が実質的な収入が上回ることも有り得る。交通費は出るし経費かからないし社会保険が付く仕事も多い。
ガソリン代等の車にかかる経費は相当なものです。なのに見せかけの収入に納得し軽運送業に収まっている方は結構いらっしゃる。軽運送業が稼げないという噂は、実は収入の数字ではなく経費・支出が多いため手元に残る金が少ないから感じる仕事感です。収入的には会社員と遜色ないが経費の違いで所得額は低い。経費の処理を面倒がって疎かにしていれば、そりゃあ稼げないと感じるでしょう。そんな仕事になぜ関わり続けているかというと、個人的には車に関する経費がほとんど認められる税務署対策という部分が大きい。今後の働き方においても車を使えるメリットは享受したい。運送仕事が減っても他の仕事で走ることは頭の片隅にある。
私が「走らないドライバー」という一見無茶なコンセプトを取り入れているのも、労働対価と経費と時間の使い方のバランスを考えた上でのこと。丸一日を運送業に費やすより、上手く複業を取り入れたスタイルの方が収入が良くなる事に気付いたということ。もちろん運送の仕事にもよりますけど、現在自分の置かれている状況から最大限の効果・メリットを引き出すことを考えていくのが近未来的軽ドライバー。ドライバーだからと言って運送の仕事にだけ囚われていては、結局は時間と収入に不満が残る働き方になりかねない。自由に出来る状況にありながら活用していないドライバーなんて、まるで○○○○を入れないコーヒーのようだ。 ^^;いつの時代のCMだ?
昨年は助走期間。今年からは本格的に近未来的軽ドライバーのスタイルを構築していき、軽運送業の新たな魅力を発信していければと思っております。働き方は自分で創る!という意識を強く持って進んでいきましょう!未来の扉は自分で開く。きっと希望に満ちた光がそこにあるはず。