GPT-4 Customized for Japanese
昨年「ChatGPT」で一気に知名度を爆上げしたOpenAI社が東京にオフィスを開設することを正式発表いたしました。
拠点としては「サンフランシスコ」「ロンドン」「ダブリン(アイルランド)」に次いで4ヵ所目であり、アジア初ということで日本を重要視していることがうかがえます。
法人セールス、カスタマーサポートを主に活動し、日本におけるAIの制度整備とAI活用の普及に尽力するということ。
日本法人代表は、元アマゾンウェブサービスジャパン(AWSジャパン)代表執行役員社長だった長崎忠雄氏が就任。
最も注目すべきは日本法人の設立に合わせて、GPT-4の日本語特化モデル「GPT-4 Customized for Japanese」を発表したこと。
日本語の処理速度が「GPT-4 Turbo」との比較で3倍向上しているという。
これは期待できそうですね。他国に先駆けて最新の性能を利用できる強みをいかに活かしていくか。
情けない首相と政党の駄策に国力が右肩下がりを続け、目標・やりがいすら失いかけている日本国民にとってはちょこっと明るいニュースと言えましょうか。
先週には Microsoft が日本のAIインフラとクラウドコンピューティング増強のため、今後2年間で29億ドル(約4400億円)を投資すると発表していました。 北京に続いてアジア2ヵ国目という「マイクロソフトリサーチアジアラボ」を東京に開設。こちらでも最新のGPUを含む高度なコンピューティングリソースを日本で利用できるようになり、300万人にAIスキルを提供するプログラムも展開するのだと。
高校・大学生などには、このような環境が次々と日本に導入されることは非常に恵まれていると思うし、是非活用して欲しい。
疲弊して新鮮味が無くなっている日本社会を再び世界で注目されるところまで引き上げて欲しいものです。
このように世界の先進的企業は自国のためと言うよりも世界での覇権争いで優位に立とうと有望な国・市場に積極的に攻勢をかけています。
企業がAIを活用することももちろんですが、個人間でも副業等に利用しているのがもはや当たり前であり、AIを使える人使えない人の差は収入や労働時間等様々な生活スタイルにおいても「勝ち組」と「負け組」の2極化が進みだしたような気がいたします。
もう「興味がない」なんて言っている場合ではない。
嫌でも無理にでも関わっていかねばならない時代になっているのです。
どんな職業もこれからはAIは避けて通れません。
毎日のように新しいAIが誕生するような中で、自分の今の仕事はいったいどこを向いているだろうか?
AIを使う側になるか、AIに使われる側になるか。
消えていく、無くなっていく仕事としていろいろ具体的に職種名が挙げられています。
まだ推測の域をでていませんけども、その前に収入に影響が出てくることが考えられます。
特にAIに使われる側の労働者は、いわば人間がやることによってかえってコストパフォーマンスが落ちるような立場に置かれる。
機械がやれば休憩いらずで24時間稼働できるような仕事は世の中に結構いっぱいある。
銀行のATMだってスーパーやコンビニの無人レジだってそう。
駅の改札だってずっと前から自動改札になってるしね。
今の若い人たちは昔はどの駅も改札に人が立ち、一人一人の切符にパンチを入れ定期をチェックしていたなんて信じられないでしょう。
日付けや区間を瞬時にチェックとか、どんだけ動体視力が優れていたのか?
毎日何千何万もの入場者相手に小刻みに手を動かしていればそりゃぁ腱鞘炎にもなるわな。
まさにこういう仕事は機械かAIにやってもらうべきですよねぇ。人も削れるし。
学校の教師や塾の講師なども数は減っていくでしょう。
すでに大手の塾では動画配信もやっているし「いつでもどこでも学べる」を可能にしている。
学校の授業をいきなり動画配信に変えるというわけにもいかないでしょうけれど、既にタブレットは多く使われているので教師不在でも最低限の学習が可能な環境はできる。
教師としては試験解答の添削やチェック、問題作成や報告書作成等裏方の仕事がAIで代用できればかなりストレスは減らせるのではないか?
DX(デジタル・トランスフォーメーション)の波はとっくに押し寄せています。
人を使って生産を上げてきた世の中が、今度は人を使わずに生産を上げていく方向にシフトしています。
今まで汗水垂らして頑張ってきた仕事が、ある日突然AI や機械に取って代わられる。
特に単純作業ほど人は必要なくなるし、まさか無くなるまいと思われる営業の仕事だって交通費かけて足運んでなんてことは時間と経費のムダという時代になるかもしれない。
保険の営業なんかがわかりやすいが、商品は一覧でホームページに載せておけるし見積もりも利用者が好きに組み合わせて知ることが出来る。
これまでは最後の一押しを営業マンがやってきたのだろうが、今は逆効果というか詰められたくないから営業マンに会いたくない人が多い時代。
保険商品はわかりにくいものも多いが、電話でなくてもチャットポットで24時間対応してくれる保険会社もある。
不動産なんかも今はネットで物件の内覧までできてしまう。
一昔前までのように営業が電話攻勢かけて案内まで引っ張り出すというスタイルは通用しなくなっている。
逆に言えば客側が自由に商品を見ることが出来、見積もりが取れ、銀行の審査まである程度自分で確認できてしまう。
こういう時代に古いスタイルを貫き通そうという会社は客側から相手にされなくなる。
AIをいかに仕事に活用していくか?
もうこれにつきますね。
この1年間で数えきれないほどのAIが出現し、その利用方法も微妙に違うし使う側の意図次第で想像もしていなかった効果を生み出すことも可能。
そのためには食わず嫌いではダメで、とにかくイジリまくる。さわりまくる。使いまくる。
そこまでしなくても、YouTube上ではわかりやすくAIの特徴を説明してくれたりしているので、1日1個見ているだけでもかなり参考になる。
あとはAIを自分のために使いこなすことができるかどうか?
そこがアナタがAIを使う側になれる瞬間です。
自分が必要とするAIを見つけ指示通りに動かし目に見える結果を導き出す。
それができればAIに使われる側ではなく「使う側」として、収入を増やすことができ無くならない仕事側に回ることができる。
つまりAIをコントロールする立場になることが、これからの時代においては「勝ち組」になる最低条件。
もしAIに振り回されAIの指示下で働くようなことになると、先行きは暗い。
それは機械に取って代わられる働き方をしていること。長くは続けられないでしょう。
冒頭でご紹介しましたOpenAIのChatGPT-4の日本語特化モデル「GPT-4 Customized for Japanese」のようなニュース等は常にチェックする習慣をつけておきたい。
それは何が凄くてどのような影響があるのかを考えるクセをつけておきましょう。
その積み重ねがAIというものを理解することに繋がり、その先の「勝ち組」をイメージしやすくなると思います。
そして自分の仕事や生活にどう影響するかがわかれば、その先の行動にも役に立つと思います。
「自分には関係ねぇ!」
それだけは言ってはいけない。