働く事の価値観
働く場所、働く時間、収入、そして働く事自体への価値観。人により世代によりそれぞれ違うと思いますし、歳とともに変わっていく場合もあります。
会社員、自営業、フリーター、ノマドワーカー等、今現在において皆様が携わっている働き方は、それぞれの価値観が生んだ結果となっているのでしょうか?
幼稚園や小学校の頃、将来は何になりたい?って質問されたことがあると思います。その時皆様は何になりたかったか覚えていますか?
昔は男子なら「スポーツ選手」「警察官」「電車やバスの運転手」が多く、女の子なら「お菓子やさん」「お花屋さん」「歌手」という回答が一般的でしたね。身近に目にする姿に憧れたものでした。ところが最近の調査によると時代の移り変わりを感じざるを得ないものがありました。男の子の回答で目についたのは「スポーツ選手・監督」「ユーチューバ―」「公務員」等で、女の子は「パティシエール」「ダンサー・コーチ」「ペットショップ経営」といったもの。
方向性としては昔と同じような感じなのですが、その中身がより具体的になっている。例えば男子の「スポーツ選手」は相変わらず人気ですがそこに「監督」という職業が加わっている。「ユーチューバ―」はまあ目立ちたがる男子気質みたいなものにウケるのはわかりますが、「公務員」というのは何を見て意識しだしたのだろうか?親・家庭生活から感じる何かがあったのか?(笑)
女子の「パティシエール」というのは菓子職人のことで、昔の「お菓子屋さん」とほぼ同意語のようなものでしょうか。「スチュワーデス」→「キャビン・アテンダント」と総称が変化してきているものはいくつかあるので、世代間ギャップとかで片付けられてしまう一つなんですが・・・^^;
ちょっと感じた部分を太文字にしてみましたけど、「監督」「コーチ」「経営」という部分がイマドキの職業キーワード。菓子職人の「職人」という部分にも感じますけど、子供達はより専門的な分野に足を踏み込んで来たなぁと思いませんか?マネージメント的な働き方に興味を抱いているんですね。指示待ち族より自分でコントロールできる側に魅力を感じると。サラリーマンを「安定」と思ってノホホンとしている大人たちはウカウカしていられませんね。イマドキの子供達の方がよっぽど野心・向上心がある。働く事に疲れている親の姿を見せられた結果なのでしょうか。子供達の危険回避本能にスイッチを入れてしまうのが今の日本の労働事情なのでしょうか。
大人達のなりたい職業ランキングなんていうのも面白そうなんですけどねぇ。きっと上位には「会社員」とか「公務員」は入るんでしょうけど(笑)。私なら「億り人」とか「非常勤顧問」とか書いちゃいますけどね。憧れますよぉ、なりたいですよぉ(*´Д`) 働かないのが積荷オヤジの価値観? いや働きたくないのではなく、働かされるのが嫌なのです。
なりたい姿が「自分の上司」って自信を持って回答できる人、いますか?
働き続ければ、今の自分の職場の上司の仕事・待遇が自分の未来像になる可能性は高いですよね。その姿になりたいというのであれば、その職場・会社は素晴らしいなと思います。上司や中間管理職を見て転職を考えたりする人も多いですし。 もし自分が上司の立場であるなら部下に対してどのようなメッセージを送りますか?「こんなとこにいちゃダメだ」「一緒に会社のために頑張ろう」・・・
どっちもダメですね。部下に対して価値観を与えていない。そういう大人の姿が滲み出ているから子供達は自らマネジメントしたくなるんです。こんな仕事で働きたくないって思われちゃうんです。周囲に魅力を発信できる働き方に価値観を感じるんです。
働かされる側から価値ある働き方を生む側へ
自分は働く事のどこに価値を感じているのか。今の給料に自分に対する価値を感じているか?単なる労働力の歯車の一つとしての価値しかないのか?誰かに魅力を伝えられる働き方なのだろうか?
近未来的な働き方は子供達のなりたい職業の回答の中に見えました。