引退する日

引退してからが本当の人生の始まりさ!

形あるものはいつか消えてしまう運命にある・・・
生物は「死」から逃げられない・・・

今どんなに絶頂期であったとしても、やがては幕を閉じる時が来る。
理屈ではわかっていても、信じたくないし信じられないですよね。
ただ、「その時」が来るのが早いか遅いかの違いがある。
そして大事なのは「その時」を誰が決めるのか?

 

職業・仕事を辞めることを「定年」「勇退」「引退」などと表現します。
一般会社員なら法律や社規で概ね決められており、いくら元気でやる気があっても「定年」の壁は個人が勝手には先へと動かせない。
定年より早く辞めることは可能だが。

政治家さんは割と地位にしがみつきたがるイメージってありませんか?
アレッ?選挙で落ちたはずなのにいつのまにかシレっと復帰している人、いますよね?
政治家さんがタダでは引き下がらないために、国民のためより政治家のために作ったと悪評高い「小選挙区・比例区」制度。

メインの小選挙区で落選したのに比例区では当選とか、ゾンビ議員と揶揄されても涼しい顔で議員バッチを誇らしげに「先生」と呼ばれる優越感は一度味わうと病みつきになるのだろうか?

先生方のお昼寝場所?

そんな虚栄の塊みたいな名声を得た先生たちがついに去ることになっても、政界を「勇退」のように称えられる。
中には惜しまれて辞めていく人もいるでしょうけれど、国民からみれば「やっと辞めてくれたか」と感じる人の方が多いかな。

大企業の社長さんなんかも割と息の長い人が多い。
大抵は創業者であり社内だけでなく取引先等対外的な影響力が大きいので、辞めないでいてくれた方が経営的には安定するので、後継者が育つまでは辞めたくても辞められないというのが実情だろうか。
こういう経営者は「勇退」という表現は似合いそうですけどね。

アンタがいなくなって会社はガタガタさ。

プロのスポーツ選手は昔も今も「引退」という表現が浸透している。
現役で活躍できる期間が10年~20年と短く、成績の動向で限界がある程度誰にでも見えるのでスパッと去り際も潔いイメージがある。
もちろん本人はもっと現役に固執したいかもしれませんが。

スパッと辞めることができるのも、しっかり稼いでいた土台があるからこそ。
もしくは次のステージでも生活が成り立つことが確約されているか。
いずれも恵まれた一部の選手の話ですが。

ひっそりと辞めていく選手の多くは「引退」ではなく「リストラ」的な扱い。
期待される以上の実績を短期間で残せなければ居場所はなくなる。

華々しい未来を一旦断ち切り、引きずることなく新たな目標を立てることができれば、違ったステージで花開くことも可能です。
知名度はそれなりにあるので、それを武器に営業マンとして活躍している人もいる。
プロの世界は入る時は華々しいが実に厳しい。

5年後はプロ野球選手、でも10年後は何してる?

外資系の企業で働くことも似たような感じですよね。
報酬は高いし社風も風通しが良さそうだし世間体も良いし、一度は憧れた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし実際は相当にドライ。実績を出せば天国だし出せなければ即切られる。

もし日本の会社群が外資系のような基準で経営したらどうなるか?
ワールドワイドに国際的競争力が高まるか、ゆでガエル達が多すぎて人材不足で朽ちてゆくか。

人だけではなく企業の引退というのもある。
いわゆる外堀を埋められたあげくの「倒産」という幕引きが多いが、個人商店レベルでは後継者のいない「店じまい」的な終わり方も増えている。

もし身近に後継者問題に直面している個人商店や小規模会社があったら、他人の自分が事業を引き継ぐというワークスタイルもある。
今はクラウドファンディングという支援募集も可能だし、しょぼい会社員のままこき使われるより経営者として即スタートができるし、軽貨物ドライバーよりはよっぽど事業主っぽいことできますよ!(笑)

あぁ、誰かに任せておけば良かったぁ・・・

そんな私も個人事業主軽貨物ドライバーという世を忍ぶ仮の姿に身を置いてもう十数年。
いつまでたっても仮の姿から脱皮できないのも悲しいが、あと2週間もしないうちに62歳になる。
昭和の時代の会社員ならとっくに定年して年金で生活している高齢者の部類です。

さすがに体力的にはしんどくなってきている。
通勤もストレスも無く快適であるが、あと何十年も出来る仕事ではない。
特に高齢者の運転事故の増加は他人事ではないし、どこかで自主的に「引退」を決断する時はそう遠い話ではない。

幸いフリーの軽貨物ドライバーは、年齢等で他人に引退を決められる働き方でないのが救いだが、それだけに辞め時・引き際も難しい。
年金だけで生活が成り立たないのも辞め時を判断できない大きな理由。
これは全ての労働収入者に言えることですけどね。

会社員なら「定年」という目安があり、少しの退職金があるかもしれないし、年金も自営業者よりは多いでしょうから早めに準備に取り掛かれる。
しかし自営業者や個人事業主、フリーターは長く働けるかもしれないが、収入は安定しないし労働の引退時期の判断が正直見えてこない。

私のように複業収入があれば少しづつ取り崩しながらソフトランディングして着地点まで時間稼ぎすることもできる。
しかし副収入がないままに引退=無職となるのは誰でもヤバいと思っているはず。

今提示されている年金額だって年々減少していく可能性は極めて高いし、健康保険・介護保険料だって上がっていくでしょう。
そこへ物価高が直撃し、戦争リスクだって高まる一方。世界的な疫病・感染症も高齢者にとっては脅威でしかない。

つまりこのまま年齢を重ねていっても良いことは何一つない。自分にとって悪いことが重なっていくのだと覚悟できますか?
もう自力で解決できる社会情勢ではなくなり、日本の国力では国民を救うことも怪しくなっている時代なんです。

私達に残されたことは、残りの人生をどう豊かに過ごせるかを考え実行すること。
その一つが「引退」の日を明確にし、やり残したことがないように自由な時間を使い果たしてこの世から去る。

 

引退してようやく遠回りしていたことに気付くんだよなぁ・・・

不安や苦しさは他人に時間を支配されていることからも起きています。
生活のための収入の問題は切実ですけど、引退という踏ん切り・区切りを曖昧なままにしていれば、恐らく何も解決しない。

引退という一つのゴールを設定すれば、それまでに何をしなければいけないかが見えてくるし、これから自分が出来ること・出来ないことも見えてくる。
要は早め早めに考え動くことで、可能性は変わってくるのだと。

私も60歳過ぎてから軽貨物ドライバーの引退を具体的に考えるようになりました。
最近仕事用の車両を買っちゃったんで少し引退計画に狂いが生じておりますが、複業をメインにした収入のポートフォリオの組み直しを入念に行い、「その日」に備える日々を送っておりますだ。

普通預金の数千倍の利率の配当金が毎月のように入るようになってきたのも引退に備えての投資運用の成果が出始めている。
遅くても何もしないより何かした方がよっぽどマシ。
ようやく一生懸命生きている感じがする今日この頃でございます(-_-;)

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