自分の仕事のビジネスモデルと将来性を知ろう!会社と沈没する前に!

皆様はお気づきになられたでしょうか?
企業の倒産ラッシュとリストラの急加速に警鐘を鳴らす報道・情報発信が急増しています。

きっかけはもちろんウイルス騒動の世界的拡散と長期化が、私たちが過信していた近代科学・医学の進歩以上に深刻な事態を招いていること。

 

ワールドワイドに展開している世界経済が互いの交流・人の移動を封鎖する事態は、多くの業界・企業に影響を与えています。
飛行機が飛ばなくなっただけでも航空会社や観光産業が大きなダメージを受けるのがわかりますよね。

実際に各国の航空会社の客室乗務員が数千人単位で一時的解雇や帰休・休業となっており、CAのみならず地上職員やパイロットにもその動きが広がっています。

今かろうじて通常営業できている職種もいつ人員削減や事業整理が起きてもおかしくない状況にあります。
「うちの会社はまだ平気」なんて楽観視している方も少なくないのですが、従業員と経営者の間にある温度差に気付いていないだけかもしれません。

多くの経営者は会社と従業員の雇用を守ろうと苦労しています。
あのトヨタ自動車でさえ多額の内部留保がありながら1兆円もの融資枠を要請し、これから起こるであろう不測の事態に備える動きをしています。

「今普通に給料を貰えているからうちの会社は来月も大丈夫さ!」

本当にそうでしょうか?

悲劇は突然やってくる!

トヨタのような多層構造の最上位に位置する企業はまだいい。
万が一会社に危機が訪れるにしても、事前に株価の変化や数多くのシンクタンクや経済コンサルタントなどが騒ぎ出すので危険を察知することができます。

問題なのはガテン系の業種に多い。建設業とか運送業とか。
自動車業界もそうですが、下請けの企業が多数連なる多層構造、特に階層が下になる会社ほど利も薄いし経営基盤が弱い。

建設業界では大手が現在建設中の現場で作業を中断する動きが出ています。

当然下請けしている多くの会社にもその影響が出てくるわけで、例えば重機をレンタルして作業に加わっている会社は工事が中断している間もレンタル費は発生し続けます。
売上げが発生しない中で人工の支払いをどうするのか?

 

人工が日雇いなら稼働日清算で済むが下請けレベルの会社なら自転車操業しているところも多く、倒産も時間の問題となる。

下請け・孫請け・・・ 酷いところになると5次請け6次請けなんていう構造もある。
親亀こけたら皆こけた という危険極まりない繋がりになっている。
いや、親亀だけではなく階層のどこがこけてもヤバいのです。

 

今は経済活動が複雑に絡み合っており直接取引がないところでも火の手があがると、アッという間に被害は広がっていきます。
ウイルス騒動だって正月の時点で誰が想像してましたか?たった3ヶ月で世界中に広がるなんて信じられませんよね?

運送業だって数ある業種の中でも自粛要請はされないインフラ的扱いを受けており、通販需要の伸びで一見安泰に思われる方もいます。
しかしその裏では確実に業務に支障をきたしている状況が広がっています。特に企業便。
そう、荷物の出所と配達先に営業自粛するところが拡大し荷物が止まり出しています。

荷物が動かなければ運送業も航空会社と同じような動きを余儀なくされる。
今はまだ人手不足が解消される程度の荷量の減少ですが、自粛が長引けば減便やドライバーの解雇も視野に入ってくる。
車を動かさなくても車検や定期点検、保険代も固定費として重くのしかかってきます。

どの業界も階層が下の業者ほど自転車操業率が高い。何か起きればその期間的猶予の無さが手の打ちようがなく倒産・廃業になってしまうのです。
今月給料貰えたから来月も大丈夫なんて本気で思っていたらマズイのです。
経営者は従業員には余裕な顔をして、裏では資金繰りに奔走しているケースは少なくないのです。

 

そして呑気な従業員に悲劇は突然やってくるのです。

期限の定めのない休業、どうしたらいいの?

「荷物を運ぶ」「人を運ぶ」という職業は自粛という状況に大きく影響を受けることがよくわかりました。

観光バスや夜行バスは減便どころか開店休業状態で従業員の給料を払える状況では無くなってきています。
人が動かなければバスやタクシーも減便や一時的解雇も起こりえるでしょう。しかしただでさえ人手不足な業種であり、一度従業員を切れば再募集は難しい。

ウイルス騒動が終息した後、私たちの生活の利便性の一部が無くなることも頭の中に入れておかねばなりません。

インバウンド景気に支えられてきた業種はたった数ヶ月で深刻な状況に陥っています。
世界的に国を跨いだ人の移動が無期限に制限されている中、この業界の先行きに見通しが立ちません。
移動制限が解除される頃にはかなりの数の企業が淘汰され復興には相当な時間がかかりそうです。

 

先が見えない中、ただ会社にしがみついて嵐が去るのを待っていることがベストなのでしょうか?
緊急事態宣言・自粛活動が長引けば、多くの業種・企業で仕事にあぶれた人が多数出てきます。
正社員で雇われることが絶対的安全安心ではないのです。

自分が従事する業種・会社は社会の中のどういうポジションにあって、その周囲にはどのような業種・会社が関係しているか?
ビジネスモデルはこういう状況において強みと弱みは何か?
常に自分の従事する会社・職種・関連産業の動向を注視しておくべきです。
危険を察知したらどう動くべきか?シミュレーションしておいた方がよい。

連鎖倒産というワードもメディアでは目立ってきました。取引先や多層構造で繋がっている他社の倒産が引き金となって、ドミノ倒しのように倒産が連鎖していくという恐怖。
いかに薄氷の上で経営を成り立たせている零細企業が多いか。

 

準備を怠った者は逃げ遅れます。座礁した会社と共に社会の底に沈んでいくのが嫌ならば現実逃避していてはいけない。
貴方の強みは何か?転職できそうな会社・業種は何か?

転職先もその周辺の関連産業や位置付けを確認しておきましょう。
もはや連鎖倒産という地雷があちこちに埋まっているのです。

ウイルスから生き延び社会でも生き延びていかねばなりません。
息つく暇もない大変な時代になったものです。

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