自己分析
性格・長所短所・癖・嗜好・夢・・・ 自分のことをどれだけわかっていますか?
自分をしっかりと把握せずに曖昧な動機で転職すれば、面接官に見抜かれる。たとえ採用されたとしても見栄や賃金等に心動かされただけの働き先では、やがては違和感を覚えストレスに耐えられなくなる。
「自分に合った働き方」 言うのは簡単だが本当に自分自身のことをわかっていないと見つけるのは難しいのではないか?有名企業とか高給料、しかも休みが多いから自分に合った働き方だぁ!と、人付き合いが苦手とかコツコツ黙々とやる作業が好きなのに営業職を希望するとかよくある話ですけど、結果は大体想像がつきます。休みは多いが残業はもっと多いとか高給料の理由とかを考えないと・・・そうそう美味しい求人はない。
そもそも働き方を採用条件とか机上の論理で「自分に合う・合わない」と片付けるのは難しい。実際にやってみないと合うのかどうかを判断できないのではないかと思う。介護の仕事とかは社会貢献の部分では相当評価できる分野ですし力になりたいと思っている志高い人も結構いらっしゃる。しかし志の部分で自分に合っていても短気な性格だったり人生設計が中途半端であれば、「本当に自分に合う?」と感じてしまうかもしれません。
正社員ですらなかなか自分の希望に近い働き方を見つけるのが難しいわけですから、ましてや独立して軽運送業でも・・・なんていうことに及び腰になるのは当然です。社員契約でなければ給料や仕事は保証されていないわけですし、合うとか合わないという以前に、それで生活が成り立つのかどうかさえ怪しいのですから(笑)
でもですね、こういう仕事・働き方こそ「自分に合う・合わない」がハッキリわかるのではないかと。まぁ体が弱いとか運転が嫌いとか外仕事は嫌だというような方には机上の論理で十分な判断ができますけど、労働時間とか収入とかに関しては実際にやってみると印象がガラッと変わる人が多いかも知れません。
私の場合はいろいろな職場・働き方を経験してきたおかげで、自分というものをだいぶ理解していたのと、軽ドライバーという世界は自分に合わせることができる働き方だと確信していたし、実際10年以上続いていることがその証明になっている。ブログが続いているのも働き方自体に広がりがあるからネタが提供できているのではないかと。決して仕事が好きだからではありません(笑)
そこで皆様に一つ、私が学んで強く伝えたいことがあります。生きるためには収入が必要だしそのために何かをしなければならないのですが、
仕事で選ぶのではなく働き方で選んで欲しい! これすごく大事!
軽運送業は誰にでも合う働き方というわけではありません。それこそ仕事の内容は千差万別であり、条件の良い悪いはあります。ただそこをどう考えるかで働き方として可能性が変わってきます。工夫を加えることによって自分に合う働き方に変えていくことが出来るのです。これは会社員ではなかなか難しい。
私は自分の経験でしかお伝えできないので、もしかしたら人によっては爆発的に飛躍できるのかもしれませんし、努力・工夫ができなければ可能性も何もあったもではありません。ハッキリ言えるのは10年以上前に開業した時と現在の「自分に合う度」は天と地ほどの差があります。これは運送仕事自体の中身の変化と副業⇒複業という働き方の変化を上手く融合させていった結果です。こういう事が自由に出来るのも軽運送業という仕事にこだわらず、働き方を軸に試行錯誤していけたから。
50歳目前の厳しい状況の転職から、まさかここまで人生が楽しくなってくるとは。仕事ではなく働き方を意識して考えていけば、平凡な人生にひと花咲かせることができるかも知れませんね。これも終活の一つと言えるのではないでしょうか。