確定申告作業始めました
そろそろ自営業者・個人事業主・フリーランスの方々には気が重くなるイベントが近づいてきました。そう!確定申告です。
年賀状や宿題同様、なぜかギリギリにならないと始めない。私も独立開業してから2~3年はそのパターンで苦労してきました。
さすがに最近はこんなオヤジでも学習してきましたので、早めに取り掛かるようになりました。昨晩、経費をまとめる作業から開始しました。初めて自分で確定申告をする人もいらっしゃると思いますが、大丈夫。すぐ慣れますよ。一度に全部やろうとしないで、少しづつ焦らずやっていけばさほど難しいことはないはず。
毎年事業をコロコロ変えているような人でなければ、記帳する内容は多少金額が変わるぐらいで毎年同じようなものになりますので、1回やってみれば意外に簡単。特に軽運送業だけやっている人は仕入れもないし商売は単純です。せいぜい支払いサイトが1~2か月後になることで年またぎの売上をどっちの年で処理するかぐらいが最初戸惑うかも知れませんが。
会社員ですと末締め翌月10日払いとか25日払いというパターンが一般的でしょうか。自営業・フリーランスの場合は取引先が多種多彩・いろいろな支払いサイトがありますので自分のルールを決めた方が良い。例えば私の本業の運送仕事の場合、末締め翌々月10日払いという気の遠くなる(笑)ような長い支払いサイトになっていますが、他の複業において10日締めの同月末支払いとか末締めの翌月5日支払いとか、どこで統一するんだよ?みたいに全部サイトが違っています。私の場合は売上げも経費も締めた日(請求書を出した日)で計上処理しています。人によっては入金があった日で処理する人もいるようですが、売上げも経費も内容が確定した日で計上しておいた方が間違いない。
例えばガソリンをカードで支払っている方は、購入した日と請求されてくる月が違うのが普通になるでしょう。1月に購入したガソリンなら1月の経費として処理した方がわかりやすいと思います。月毎にあやふやな計上をすると税務署からツッコまれるかもしれないのでその辺は注意して下さい。
勘定科目も最初は「これって何だ?」というものが必ず出てきますけど、大抵はネットで調べられますし、それでもわからなければ税務署に聞けば教えてくれます。まあ事務所費(家賃)や駐車場代、保険料なんかは毎年同じ金額でいけるでしょうから、勘定科目さえ決まれば毎年やる事はそう難しいことはなくなる。単に数字の入れ替えで済んだりするぐらい軽運送業の確定申告は単純なはず。ちょっとわかりにくいのは、中古車を購入した場合の減価償却。中古年数や購入月によって計算結果が変わりますので注意して下さい。
私の場合、マルチワークしてますし経費の種類もそれぞれの仕事で違ってきますので、軽運送業だけの人とは違って少々面倒なことになっています。これも最近は複業が固定されてきましたし慣れてきましたのでさほど苦にならずに済んでいます。習うより慣れろですね。
確定申告作業に慣れてくると自営業・フリーランスも、より楽しくなってきます。経費の概念がわかってくると会社員よりかなりお金の使い方に余裕が出てきたりします。法の抜け穴ではないですが、解釈次第であんなことやこんなことが経費で落とせるようになってくると、多少収入に不満があっても支出が抑えられれば手元に残るお金は余裕が出てきたりすることも可能。逆にそういう部分を活用できなければ自営業・フリーランスの醍醐味を知ることが出来ずに、会社員の「安定」に負けたような気分になってしまうかも。
まあ最近は確定申告用のソフトも有料・無料のものが多数出てきているし、ソフトで打ち込んだものをそのまま e-tax に送信して完了できる便利な機能があったりする。売上げや経費が発生する度に入力する習慣をつけていけば、大晦日で申告提出資料が完成することも可能。あとは申告期日が来れば送信するだけ。確定申告もずいぶんと簡単になったもんだ!