断る勇気

横浜エリアは今日も快晴。これで寒く無ければ言うことないのですが、雪国のドライバーさんの苦労を考えると贅沢は言えませんね。

今日から明日にかけて広いエリアで積雪予報も出ておりますので、油断は禁物です。インフルエンザにも気を付けたいですね。

 

この時期は荷量も少なく、天候さえ安定していればドライバーさんの負担もさほど多くないと思いますが、こんな時ほど運送会社の営業は無茶な営業をして労働対価の低い仕事を請けてくるので、要注意です。見かけの売上・数字を作れば営業マンとしての評価はそこそこ保てますが、他社が敬遠して請けないような仕事が現場の負担になっても知ったこっちゃない。

 

最近、私がお世話になっている運送会社の新規で取引が始まった荷物が本当に酷い。主に建築・工事現場向けの塗料や資材関係がここ数年かなりのボリュームになってきているのですが、よくこんな場所に家を建てるなぁ・誰が買うのかなぁ?というような、普通車も入っていけない、階段で上がって行かなければならないような現場ばかり。

以前、他社のトラックドライバーさんとたまたま現場で遭遇した時に会話してわかったのですが、「こういう誰もやらないような現場向け仕事請けているのはウチと御社だけみたいだよ」 と。その現場も急坂の途中にあり、狭い道で時間で一方通行の向きが変わるという場所。彼は2tトラックで無理無理入って来てましたが、「もうこんな仕事が増えるんじゃ辞めたいよ」と弱音を吐きながら帰っていきました。2tでもトラックで現地まで入ってこれればまだいいほうで、離れた所に車を止め台車で何十往復するとか、何十段もの階段上げみたいな場所で500~700Kgの資材を一人で運び入れるとか、手当ても何もなく現場1件で作業に1時間以上かかるとか、一体会社の経営上にプラスになっているのか疑問です。

 

トラックで現地に横付けできたり平坦だったりと普通に運べるような条件の良い仕事は大手に流れ、資金難の弱小ハウスメーカーや工務店がタダ同然みたいな土地を仕入れ、無理無理家を建てているような条件の悪い仕事は、中小の運送会社が頭を下げてでも取っていくという構図。これは何も運送業界に限ったことではない。広告業界でも大手メーカー等の仕事は大手広告代理店に流れ(まあスケールでメディアを抑える力は大手広告代理店にしか出来ないことも多いが)、単価が安かったり納期が厳しい仕事なんかは中小広告代理店の奪い合いになってましたが・・・

 

銀行や株主に向けて売上げ数字は大きく見せたいのはわかりますけど、会社のパフォーマンスが外部に向けてばかりで、労働環境が悪くなるばかりで従業員に何のリターンもなければ、そりゃぁ辞めていくし入って来ないしで人手不足になるのは当たり前。佐川がアマゾンから撤退し大きな売上げを失いましたが、逆にそれで経営状況が一気に改善したのはよく知るところ。ああいう英断が出来ずに目の前の数字に固執している経営者は早々にお引き取り願いたいものです。

 

独立した軽ドライバーも規模は小さくても一応経営者です。弱小な立場で足元を見られ労働対価の低い仕事ばかり請け負っていませんか?時給換算・経費換算にしてみて最低賃金を下回っている仕事をしてませんか?社員も委託もドライバー職の収入は恵まれてはいませんが、何に原因があるのか考えましょう。労働対価の低い部分・時間は思い切って切り捨て、場合によってはドライバー以外の仕事を取り入れることによって経営状況が改善することもあります。「軽運送業で独立したから運送仕事」みたいな変な常識・プライドはもう捨てる。

経営者は利益を出し労働環境を良くする方向に導くのが仕事。

稼げない荷物を運ぶのは何のため?その稼げない時間で他に出来ることは?

そこを意識して行動すれば、もっと生き方・働き方に幅が出てくるはず。平日の昼間に映画観に行ったりとか(笑) 軽自動車1台で生活しているドライバーでも働き方はいろいろあって良い。何を取り入れたらもっと収入が増え時間を有効に使え楽しむことができるか。一度運送仕事漬けの生活から離れて考えてみてはいかがでしょうか?

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