軽ドライバーの可能性 何を目指すか?

令和元年の大晦日です。
横浜エリアでは昼間に気温20℃を超えましたが、夕方以降は冷たい風が吹き荒れて寒い!

異常気象が当たり前のようになりつつあり、春夏秋冬という常識が常識でなくなることになったら日本人は受け入れることができるでしょうか?

 

この2019年は気候だけではなく世の中全般に「変化」が感じられた年ではなかったでしょうか?

特に日本社会の構造の歪みが是正に向かうのか更なる崩壊に向かうのか、大きな過渡期にあるのだと思われる出来事が数多くありました。
終身雇用や年金という日本人の絶対的な心のよりどころが怪しくなっている。
経営が順調な大企業でさえ数千人規模のリストラを始め出した。
半強制的な働き方改革における労働量と労働時間のバランス・矛盾・・・

これらの波をもろに被ってしまっている人もいるでしょう。
ただし単なる被害者で終わってしまってはいけない。被害を回避する・最小限にすることを考え実行していかないと、これから次々と襲ってくる時代の大波に飲み込まれてしまいます。

会社員の方であれば会社に自身の命運を預けてしまっているようなものなので、自力で危機を回避するのにも限界があると思います。というかそんな「会社員という過去の安全安心安定神話」の上に乗っかっていることがリストラという危機を招いている不条理。

しかし不安定と言われるフリーランス・自営業・個人事業主のメリットは自力で人生の舵を切れること。
デメリットを仮想敵として対策を準備することができれば危機を回避できる。会社辞めて独立する人が失敗するのはメリットの部分に依存しすぎてデメリットへの準備が不十分なように思います。

 

今年私は複業全体の中で総労働時間を減らしました。
ところが先ほど計算したところ、昨年より大幅に総収入が増えています。
経費の部分はまだ詳細を計算してませんが、毎年税務署を意識して大きく変動しないようにしているので昨年とはさほど変わっていないはず。むしろ運送業以外の経費が少ない収入が増えてきているので所得は収入以上に増えると思う。
時短と増収を意識すべきです。

労働時間を減らしても増収増益が可能になる働き方を探そう!

労働時間と収入が比例するような軽運送業において、この矛盾を可能にしているのは「複業」の存在です。
今年労働時間を減らそうと舵を切れたのもフリーランスのメリットを活かしたからであり、仕事・働き方の内容を変えて労働対価を上げることができたのもフリーランスのおかげです。

会社員が自分勝手に労働時間を変えるのも難しいでしょうし、仕事や収入を自由に操作できるわけでもない。働き方改革で残業が減って収入がぁぁぁぁぁ!と嘆く人も多いようですが、何のための働き方の改革なのか迷走も甚だしい。

会社員のような働き方をしている軽ドライバーはフリーランスのメリットをもっと意識し活用するようにできれば、労働時間と労働対価を改善していける余地はあるはずなんです。

毎日12時間以上働きたいならそれもよいでしょう。
150個200個配達できれば確実に2万3万ぐらいの日収になる。その生活が夢なら叶います。
しかしその働き方は運送業という仕組みとして用意されたもの。
そこをゴールとして目指すのではちと物足りない。

収入ネタ・働き方があふれかえっている恵まれた今の時代で、目先の収入に釣られて昔ながらの長時間拘束型労働に生活を支配されることが果たして最高の働き方なのだろうか?

軽ドライバーのスタート地点としてはハードな仕事を経験しておくことは将来的にはプラスになります。その苦しさ・理不尽さを肌で感じることができれば、そこから脱却するモチベーションになります。運送業のおかしなビジネスモデルを理解できると思います。

運送業をやるな!ということではなく、長時間拘束型労働にどっぷり浸かることなく上手くドライバーという立場を利用することを考えて働き方にオリジナリティを加えることができれば満足度はUPします。
長時間拘束型の働き方はある程度収入を作ることが可能にはなりますが、長期的展望に立った時に自分の存在意義を疑うことにもなりかねません。一生変化に乏しい労働環境を続けるという現実を迫られて、将来性や可能性を感じられないことに気付くからです。

10年以上軽運送業を続けてきましたが、この間に基本報酬は1円も上がっていません。
多くの委託ドライバーは同じような待遇だと思います。これで将来に期待が持てますか?
他人がセッティングした働き方なんてこんなもんです。であれば運送業以外の可能性を見極めていく必要があります。

軽運送業で最低限の生活費を捻出しつつ、できる限り自由に使える時間を生み出して将来に向けた使い方をする。私はいくつか複業をとっかえひっかえしてようやく自分が求める働き方が見えてきました。
それが還暦寸前で遅かりし感もあるのですが、軽運送業をやってきたおかげで到達した回答です。たぶんどこかに雇われてサラリーマンとして働いていたならば気づかずに平凡な人生で終わっていたことでしょう。

 

働き方は自分で考え実現できる世の中です。
自分の可能性を信じてとことん追求して欲しいのです。軽運送業はそれがやりやすい働き方のはずです。

年々変化が激しくなっていく世の中では、変化に柔軟に対応できる働き方とブレない自分の働き方をどう融合していくか。
それを考えるのも楽しい作業ではあります。

もう一つお伝えしておきたいこと。
働き方は加齢とともに上手く変化をしていくと労働寿命を延ばせます。

 

新しい軽運送業の働き方を考えて誰よりも楽しく過ごしていきましょう!
可能性は誰にでもあるのですから!

 

今年もブログにお付き合いいただきありがとうございました。

来年は私の干支「ねずみ」です。

ただのドライバーというラットレースから抜け出しましょう!

ハムスターの回転車から抜け出しましょう!

それでは良いお年を!

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