軽運送業 始めの一歩

軽運送業に興味がある、やってみたいという潜在的ニーズは一定数あるようです。

ただそこから更に一歩踏み出してこれない原因は一体どこにあるのでしょうか?

 

転職するのも独立するのも勇気がいりますよね。特に世間の軽運送業に対する評判等が期待より不安を煽っていると言えそうです。どうしても周囲からの声に決心を鈍らせてしまう。聞こえてくるのは悪い方の話ばかり。何故か良い方の話は耳に残らないので不安ばかりが増長してしまう。
そして軽運送業の中でもどのジャンルを選択すればよいか?という迷いも踏み出せない大きな原因となっていると思われます。

 

宅配・商業貨物・スポット・チャーター・企業便・・・
ネット上ではいろいろな人がそれぞれのメリット・デメリット等を論じておりますが、ハッキリ言って誰にでも通用する正解は無いでしょう。会社・元請けによって当たりハズレはあるし、参入するタイミングによっても運・不運はついて回る。何より独立しようとしている人の「どうなりたいか?」によって選択肢も変わっていくでしょうし。

転職も独立も最初から100点狙いで動こうとするとそりゃあ無理だ。
今、軽運送業で月に60万70万稼いでいる「成功者」の部類の方々だって、最初から稼いでいたわけではないしそれなりのステップを踏んでいる。
数か月経験していくうちに稼げるコツみたいなものを感じる時が来る。それがその人の仕事のリズムであり、他人が理屈で教えられるものではない。

稼げるかどうかを悩むより、まず方向性を決めていきたい。
開業・仕事を探すには大きく3つのパターンがあると思います。「説明会に足を運ぶ」「求人情報から選ぶ」「コネ・紹介を頼る」

私の場合、開業に至るまでは「説明会」にも行きましたし「求人情報」からピックアップした元請けさんにも数人直接お会いして話を聞きました。大事なのは他人の声ばかり参考にしていないで、実際に自分の目・耳で確かめる事。説明会に行ったり元請けに会ったりすれば、その人が信用できるかどうかは第一印象でも大体わかります。その場で仕事についての疑問点や条件の詳細を確認できますので、ネット上で拾う噂や評価より余程信用できる情報を得ることができます。

私は何人かの元請けさんに会って話を聞き、別の説明会にも参加した後日、説明会の事業者の事務所を訪問し実際にその事業者が抱えている案件のリストを見せていただき、その中から選んだ案件の一つが現在でも一応本業として継続しているのですから話の進め方としては良かったと思います。それぐらい相手の懐に飛び込んで行って情報を穿り出して来るぐらいやればさすがに納得できるでしょう(笑)
要は何かをする時に相見積もりをするのと同じ。いくつかの条件の中から選ぶことが出来るようにしておくこと。比較検討材料があれば失敗する確率を減らしていける。ネットや情報誌を眺めているだけではいつまで経っても不安は解消できません。

コネ・紹介を頼る事ができるのなら、それが一番間違いないのでは?間を取り持ってくれる人がいるなら話は早い。面接や書類選考みたいな段取りはほぼ形式だけで済むでしょうし、相手にとってもどこの馬の骨やらわからない人と契約するより、紹介されて来た人の方が少しでも安心できるのではないか?

 

軽運送業の仕事に何を求めているのかを明確にすれば選択肢は絞れていく。
とにかく我武者羅に稼ぎたいのか、労働時間はそこそこに最低限の生活費が得られれば良いのか、副業としての位置付けでやりたいのか。

頭に入れておいて頂きたいのは、最初の条件が最終ではないということ。
最初に見た数字が一生続くと考えてはいけない。
会社員と違うところは、その数字を自分の力でいかようにでも変える事ができるのです。良くも悪くも。

最初から上手くいくと思わない事。この世界では新人なのですから。
ありがちなのは、これまでの経歴が変なプライドとなって立ち塞がる。
この世界でやっていく覚悟を決めたなら、とにかく自分の可能性を広げていくことに焦点を当ててやって欲しい。時間を生み出す事を意識して取り組んで欲しい。

軽運送業は新たな人生の単なるスタート地点です。そこをベースにすれば会社員には出来なかった働き方を創り上げることが可能です。

仕事に追われるのではなく、自分の未来を追いかけていきましょう!

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