研修隣席は73歳。介護鉄道99は今日も走る!

人生はファンタジ~!乗れたら奇跡ぃ!どこへ行く~?

10月になりました。
暦の上ではとっくに秋のはずが、今日の東京の最高気温の予想は30℃(結果は29.9℃)。
10月でも真夏日?というのは回避されましたが、今夏は東京で真夏日が90日を超えて新記録だと。
3か月 = 1年の1/4が真夏日ということでっせ。
学校の「夏休み」の期間とか、考え直す時が来ているのでしょうか?

さて、今日10月1日からは待ちに待った(?)あのインボイスがいよいよスタートしましたね。
腹くくって免税事業者として活動している皆様には、同士としてエールを送りたいと思います。
来年2月中旬~の確定申告に向けて今から頭が痛いところですが、その前に「2024年1月までに対応しなければ罰則の可能性もある改正電子帳簿保存法」という厄介な制度も始まります。
個人事業主・フリーランスには災難が降りかかる年になりそうですな。

まだまだ誕生して1ヵ月のキモカワイイひよっこ爺ズラ。

とすっかり他人事のように高みの見物をしている場合ではございません。
介護職に足を踏み入れてからちょうど1ヵ月が経ちました。
ようやく施設内入所者とスタッフの顔と名前が合致するようになり、仕事の流れもほぼ理解できてきたのでこのまま行けば70歳ぐらいまでは働けそうな感じもしてきました。

今さらですが、この年になって50名ほどのご老人たちの名前と30名以上のスタッフの顔と名前を覚えるって結構大変です。
小学生の時は1クラス30~40名いたのに、子供の頃は皆の顔と名前を覚えるのって苦労した記憶がない。
中学・高校も同じくいつのまにか周囲の顔と名前は自然と頭に染みついていませんでしたか?
クラスだけでなく部活や塾などで一緒してた人たちも含めて・・・

昭和の頃は携帯・スマホなど無く連絡手段は家庭への電話のみの時代を生きていましたが、親戚や知人友人宅の電話番号ですら数十件分は覚えていられた。
今では考えられませんよね。下手すれば自宅の固定電話や郵便番号すら忘れかけているし。
「最近、人の名前が出て来なくなった」「漢字が書けなくなった」なんてことありませんか?

厚生労働省のデータによると認知症の発症年齢は51.3歳であり、約3割は50歳未満で発症しているのだと。
平成25年頃のデータなので、現在はもっと若年化が進み発症者数も相当増えていると思われる。
中高年が「物忘れが激しくなった」と感じるのはある意味普通の事。むしろ自覚しているだけマシか。
意味不明な言動をしているのに自覚がなくなったら既に手遅れ?

徘徊ドライバーと再配達ドライバーは似て非なるもの。

介護の世界でも最近は特に認知症についての考え方がクローズアップされてきて、2024年3月末までに「認知症介護基礎研修」を受けていない場合、ほとんどの介護事業所で働けなくなるという制度が始まります。
受講が義務付けられる対象者は、すべての介護サービス事業所で直接介護に携わる無資格の従業員(福祉用具貸与、居宅介護支援を除く)。
ただしすでに医療福祉分野の国家資格を保有している、もしくは介護職員初任者研修や認知症介護実践者研修などの公的研修を修了している場合は受講が免除されます。

認知症介護基礎研修は限定的な学習範囲で下記のような方法で一日で修了できるので、これから介護職を目指す人にはさほど大きな負担にはならずに済みそう。

  • eラーニング
  • 集合型研修(オンライン配信も含む)
  • eラーニング+集合型研修の複合型 など

もちろん私も来春までに認知症介護基礎研修を修了する予定です。

自宅でもスマホでも受けれる研修だから誰でも修了できます

さて、認知症介護基礎研修とは別になりますが所属する介護事業企業の介護助手向けの研修のため、10月1日は都内の同系列の介護施設に行ってまいりました。
一応介護業界では大手企業なので首都圏の施設向けの研修として、わざわざ中間地点(都内)に集まって行うのだと。
研修は各人の都合を考慮して10月11月の日曜日の中から選択できる。
面倒なので早く終わらせたいので、いの一番(死語)に参加してきました。自分の所属する施設では日程は別になるが計約10名ほどが参加予定。

数日前の天気予報では晴れマークだったということもあり1日を選んだのだが、朝の雷で目が覚めた。しかも雨降ってるし。
都内に入る前に雨は止んでくれたが、何やら自分の未来に暗雲が立ち込めるような嫌な雲行きに久々の都内進出なのに心弾まず。

しかし研修会場の介護施設は首都圏で選ばれただけあって綺麗。
研修内容も詰め込んだものでなく、基本は人体介助をしないサポートスタッフのための研修ということで終始なごやかなムード。
現場の鬼気迫るピリピリ感はなく、企業としてこれからの介護現場の在り方とサポートスタッフの強化を進めていく方針の説明、車椅子の構造や使い方等の確認、レクリエーションのヒント・実演、とろみ入り飲料の試飲(介護される側はいつもこういうものを飲まされていることを体感するため)・・・

ピーチクパーチク、会社員の研修と違って和やかに進行する

研修初回の参加者は13名。
4つのテーブルに分かれて着座し、各テーブル毎のディスカッションも行われた。
私のテーブルで隣に座った方は横浜市内の他の施設で働く高齢者。貴重な介護系男子( *´艸`)
ただ話をしていてビックリ。定年後、デイサービスの送迎運転手から介護職に携わり、今の施設内介護助手に行きついたと。
ナント御年73歳!私よりちょうど10歳年上。
でも何か自分より高齢の方が同じような考えで同じような仕事をしているのが妙に安心する。

彼曰く介護助手は難しい仕事ではなく、年金を貰いながらあくせくしないで働けるのが良いのだと。
私の長期的労働計画とほぼ同じスタンスで働いていらっしゃる。
しかも相当にお元気で頭の回転も速い。是非見習いたいと思う高齢者の姿です。

73歳になっても活躍できて、年金以外の収入が得られるというのは簡単なようで実は難しいと思う。
まず70歳超えても自分が働けるほど元気でいられるか?というハードルは相当に高い。
そして認知症にならないというのも現代においては大したものです。
何より年齢を理由に仕事に採用されるのか?ということが誰にとっても大きな壁となる。

仕事上とは言え認知症で自力で動くことも困難な施設の入居者を毎日見ていると、「自分もやがてはああなるのだ」と未来の姿を思い浮かべることすらも怖くなる。
70代の介護入居者様も結構な数ですから70代で働けるほど元気ということが奇跡のように感じる今日この頃。
私も高齢者の一つの生き方のヒントをお伝えしているつもりですが、上には上がいるもんですな。

指定席は早い者勝ちだよぉ!見てないで乗らないと!

とりあえず私も70歳以降も働けるチケットは早めに手に入れて介護鉄道99に乗り込むことには成功しました。
99歳まで働くつもりはないですが、終点まで乗っている限りは高齢の職探しの苦労は避けられるかな?(企業及び仕事が存続すればですが)

皆様は定年間近になったら、どんな銀河鉄道の切符を買うのでしょうか?
銀河鉄道も人手不足ですから路線廃止にならなければいいのですが・・・

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