ウイルス感染が広がる中で近未来的軽ドライバーが生き残るには?

恐れていたことが次々と現実味を帯びてきました。

コロナウイルスは人々の想像以上に「速く」「広く」「強く」拡散を続けています。高齢者だけが命に関わることではなくなっている。

 

人体に感染する直接的な影響は当然怖いですが、生活に関することで影響が出始めているのも「楽」「便利」に慣れてしまっている現代社会においては脅威です。
「コンビニが夜間営業してないのって不便すぎる!」なんて、いかにクダラナイ次元で文句を言っているかがよくわかります。

インフラが止まるショックを報じたのがこのニュースでした。

名古屋高速 料金所事務員が新型コロナ感染 6料金所を閉鎖

高速道路の料金所がいきなり6か所も閉鎖となったことには驚きました。
でもこれ、感染が拡大していけば全国どこの高速道路でも起きうること。運送会社やトラックドライバーなど物流関係者には死活問題となってくる。

 

ただでさえ時間との闘いでギリギリの消耗戦をしているドライバーが高速道路が使えなくなればもう無理。
高速の料金所があちこち閉鎖されていけば、そのしわ寄せは当然迂回した車が流れてくる一般道にも及んできます。
こうなると車を使う仕事や生活は修羅場を迎えます。

前からこのブログでも警鐘を鳴らしておりましたけど、運送会社のドライバーの誰かがウイルス感染すれば、今回の高速道路の会社と同様に職場内で感染の可能性がある者は2週間ほど自宅待機を余儀なくされる。

そうなれば運送の仕事は回らないでしょう。しかも全国の運送会社で感染者が出てくれば日本の物流はアウト。
ヤマトや佐川急便、日本郵便が次々と感染者が発覚し営業自粛を始めたら・・・
規模が大きい企業ほど感染者が発生する可能性も大きくなるし社内感染率もしかり。

 

しかし企業や職場において感染者が確認された場合、もはや隠すこと= 企業のエゴ =は通用しません。そんなことが発覚しようものなら社会的信用は失墜する。
感染を防ぐことがほぼ強制的に企業の使命となってきますので、売上は2の次となり業績への影響は避けられず給与や賞与にも影響が出て来ます。

新型コロナ 感染女性は小学校の給食配膳員

 

市中感染というステージに進みつつある中で、もうどこに行けば安全、何をすれば安心ということは無くなっていきます。
体調が悪くても病院に行くことが更なるリスクを孕んでいる異常事態。しかも当初は死には至らないと軽く考えられていたウイルスが、老若男女、あらゆる層で死亡例が報じられてきている。

できることは自己防衛。そして家族防衛の徹底ぐらいしかないのが現状ですが、教師や給食配膳の方に感染者が出てしまえば子供を守ることも難しい。
今後感染がエスカレートしていけば学校閉鎖も視野に入ってくるし企業や会社の在り方にも影響がでてくるでしょう。

すでに自宅待機やテレワークといった対応が始まっていますけど、それができない会社や企業では相変わらず電車やバスといった「通勤」という感染リスクの高い行動を余儀なくされている。

軽貨物運送業を営む者はほとんどが車通勤・移動で仕事に向かうでしょうから、仕事開始までの感染リスクは非常に小さくて済む。
しかし途中でコンビニやマック等に立ち寄りコーヒーや朝飯を買うことが習慣になっている人も少なくない。まずここで感染リスクを一つ拾うことになる。

 

普段の生活・行動の中で何がどのようなリスクとなっているかというのは、あまり真剣に考える機会はないでしょうね。せいぜい喫煙が健康リスクであることぐらいはわかっているでしょうけれど、でもすぐに死ぬわけではないから止められないのが現状。

しかしウイルス感染の健康リスクにおいては感染から数週間で死に至る事例を見せられているからリスク管理に疎いドライバーも反応している。
物流倉庫に出入りしているトラックドライバーのトイレの後の手洗い率が格段に向上してますから(笑)

切羽詰まらないと行動できないのは人間の悲しい性ですが、近未来的軽ドライバーは先手先手でリスクを回避していきましょう。

何度もお伝えしているウイルス感染による運送会社の営業自粛リスク。
もし今請け負っている相手が営業自粛という事態になったら仕事はどうなるでしょう?収入は?

運送会社の場合、ウイルス感染だけが仕事がなくなるリスクではない。
コンプライアンス上の問題で営業自粛どころか営業停止というリスクもある。

一つの仕事に依存することは委託請負スタイルの働き方では危険

収入を生むネタを柔軟に複数持っておくことは精神衛生上好ましい。
意識としては「働く」ということではなく「収入を作る」という感覚で考えた方が視野と可能性が広がります。

それとドライバーだからと言って運送の仕事に固執するのも問題がある。
何やっても自由なのに一つの方向しか見ないのは自ら限界を作っている。

軽ドライバーのユーチューバ―を参考にするのもありです。
彼(彼女)らは軽運送業を楽しみながら別のことで収入を作っている。これが軽運送業のスタンダードだと私は思うのです。

真面目に配達仕事をやっている人にはムカつくことかもしれませんが、例えば今回のウイルス騒動や大雪・台風といった外的要因が仕事に影響を与える職業ですけど、配達仕事が一時的に無くなっても、動画の企画編集や制作はいつでもどこでもできるし収入に繋がる。

私の場合も根底においては同じで、クラウドソーシングを活用することで自宅でも車内でもファミレスでもどこでも収入を作るスタイルを必死こいて構築している最中です。
昨年の台風の時などは運送の仕事は止まっていましたけど、自宅で収入は作れていましたから。

特に軽運送業は中高年の方が多いですから、加齢に合わせた収入の作り方は意識しておいた方が良いと思います。

異常気象が増え、ウイルス感染や病気のリスクも年齢と共に高くなっていきます。
どこかへ移動しないと仕事ができないというのは高齢者こそ回避したい働き方。
メチャクチャ稼ぐことより柔軟に収入を作るスタイルこそ長く続けられる働き方。

 

世間がどうこう言おうが関係ありません。常識に縛られ会社を辞める勇気もない者の妬み僻みと受け流しておけばよい。
自分が納得できる働き方を作った者が勝ちです。

仕事を辞める・変わることがリスクではない。
貴方が変われないことが最大のリスクです。

 

近未来的軽ドライバーは未来を見据えて準備・行動していきましょう!

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