長く働き続けることが出来るために

月日の流れは速いもので、軽貨物運送業で独立して今月から14年目を迎えております。

50歳直前で会社員生活に別れを告げ、全く知識も経験も無い業界で独立デビューするなんて無謀もいいところです。
当時の軽貨物という仕事は良い評判は全くと言ってよいほど無く、家族や周囲は当然良い顔をするわけありませんでした。
そんな状況で何故、今まで続いているのでしょうか?

 

仕事が続けられる理由としては次のようなことが考えられます。

  1. そこそこ納得できるような稼ぎがある。
  2. 仕事の内容に満足している。
  3. 人間関係にストレスが無い。
  4. 自分の時間を確保することができる。
  5. 将来に夢・希望が感じられる。

大体このような部分で及第点を与えられるような働き方をすることができている人は、まあ日頃意識することもなく淡々と働き続けていることでしょう。
ただ、どこかに亀裂が生じてくるとそれがストレスとなり転職等を考えることになっていく。

では現在の私は上の5項目においてどのような感想を抱いているか。
軽貨物運送業の仕事の全てが当てはまるわけではないことだけ最初に申し上げておきます。

まず1番目の「そこそこ納得できるような稼ぎがある」について。

 

この部分は軽貨物という働き方が「会社員ではない」と感じる1番の部分ではないでしょうか?
サラリーマンのお給料のような感覚で始められた方がすぐに辞めてしまいたくなるショッキングな現実をつきつけられます。

事前に聞かされていた収入がそこそこ納得できたから軽貨物を始めたわけですよね?
でも軽貨物はいざ始めてみると、「あれっ?」てなることは不思議ではない。

私の場合は日収契約で稼働日に対しての収入となるので、実際の月収も事前のイメージ通り。
ただそれでも祭日や大型連休が絡むので毎月収入額は変わってきます。
そこで毎月の収入変動を極力安定させるために複業を取り入れ、収入部分での満足度を高めることをしています。
本業の稼働日が少ない時には複業の時間を増やすといった収入バランス操作ができるのです。

もし軽貨物1本の収入に頼っていたら納得できる稼ぎとはなっていないでしょう。
軽貨物を始めたけれど去っていった方々は、軽貨物の仕事に時間を取られ過ぎて他の収入方法が取り入れられなかったか、想像以上に経費がかかり手元に残る金額に唖然としてしまったか・・・

私が車を使わない複業を多く取り入れているのはガソリン代節約を意識しています。
いつも申し上げておりますけど経費を減らすことは収入を増やすことと同じ
1日中走り回ればガソリンも消費する。ここを何とかできないか?という複業を取り入れています。

軽貨物+複業という働き方で時間のロスも少なく経費も抑えめで、会社員時代の収入・所得は軽く超すことができています。
この生活安定感が軽貨物ライフを続けることが出来ている大きな要因であることは間違いありません。

2番目の「仕事の内容に満足している」について。

実はこの部分に対しては素直にイエスとは言えません。
軽貨物の仕事が満足か?というと、仕事に関してはどちらかというとNO!
軽貨物の働き方という部分に満足しているというのが正直なところです。

運送業という世界は結構古臭い考え方を持っている経営者が多く、未だに「気合いだ!根性だ!」というものが蔓延っている。
荷主が神様という歪んだ信仰がまかり通り、どんな原因であろうともトラブルの責任は末端のドライバーに押し付けてくる体質はどうしても好きになれない。

こういう闇の部分は根っからの運送仕事をしている者にはわかり辛いかもしれませんが、外の業界から飛び込んできた者には異様な光景でしかありません。

会社員の延長でこうした会社のルールに封じ込められてしまえばそれがストレスとなる。
稼げない働き方に自ら身を投げ打ってどうする?
せっかく個人事業主となったのですから、自分の働き方を知るべきです。

今は働き方も労働時間も収入も自分でコントロールできるようになったので、軽運送の働き方には大満足しています。
60代の爺さんがこんなに気楽に稼げて良いのでしょうか?
決して仕事の内容に満足しているのではありません。

 

3番目の「人間関係にストレスが無い」。

これは軽貨物を始めてみれば納得です。
もしかしたら契約先や納品先にウマの合わない人がいるかもしれませんが、毎日顔を合わせる上司に比べれば大したことはない。

労働時間のほとんどは一人旅。
最低限のことすら守っていればラジオや音楽聴きながらのドライブみたいなもの。
車内ドラレコで監視されている社員ドライバーに比べれば、いつどこで休憩していても何も言われません。

自分に口出しする者がいない快適さ。まるで独身時代に帰ったようです(笑)
不要不急の飲み会も無く、改めて人間関係・距離感の重要さを知ることができます。
特に我々中高年以上の世代ではもはや年下の上司というのが大きなストレスですが、それも全く関係なし!

私は昔は群れるのが好きな人間でしたが、実は一人でいることがこんなに心地よいとは知らなんだ。
もはや会社員に戻るなんてあり得ません!

 

4番目の「自分の時間を確保することができる」。

これは時間の使い方の上手い下手で恩恵を受けることができる人とダメな人にわかれますね。
軽貨物の仕事しかしていない人にありがちですが、せっかく自分の仕事が早く終わってもダラダラと職場でお喋りしていたり次のやるべきことが見えていない人がいます。

こういう人に限って「稼げない」とか言うんですけど、何も稼ぐには軽貨物の仕事だけではないんだけどねぇ。
次にやるべきことがある人ほど軽貨物の仕事をテキパキとこなします。
そうして生まれた時間の使い方がわかっているから。

軽貨物の仕事を「主」と考えると、「従」の時間が疎かになる。
私は軽貨物の仕事は「主」でなくても良いと思っています。
場合によっては複業の中から「主」になる働き方が誕生しても良い、いや、軽貨物が「従」となるぐらいの働き方を考えているからこそ、ここまで快適に続けられているのだと思っています。

自分の時間を確保する。一見難しそうに思えますけど、時間の使い方がルーズだったり間違っているのでは?
他人に拘束されている働き方を選択しているのですから、「自分の時間が無い」という不満はどうなのだろう?
我慢ならない不満なのであれば働き方を変えましょう。自分を変えられないなら文句は言わないこと。

会社員としてぶっ続けで8時間以上働くことより、こま切れで違う仕事を数時間づつやるというのは気分転換というか、いろいろな世界を垣間見れて結構楽しい。
私には浅く広い世界が合っているようです。

 

最後に「将来に夢・希望が感じられる」。

60歳過ぎのオヤジが将来を口にするのはおこがましいですが、自分の時間はあるのでやりたいことが出来ているというのは一種の終活だと思っています。
好きでもない仕事で時間を奪われ、生涯働き詰めで人生を終えるなんていうのは勘弁願いたい。

軽貨物でも宅配のように配達数ノルマを課せられて時間に追われて働かされているのは、結局は他人の手のひらの上で転がされているような感じがして好きになれません。
例え瞬間的に稼げることはあっても、人生のスキルとしてはどうなのかなぁ?
直近でどうしても必要な金が要るのであれば別ですけどね。

夢・希望なんて人それぞれだし一概にどうこう言えることではありませんが、将来が見えていない働き方だけはするべきではない。
ダラダラとサラリーマン生活に浸かっている人は、45歳定年制などと口走り始めた経営者が出てきたことをどう感じているのか?

サラリーマンを辞めてみて「自分の力で生きる」ということがようやくわかり始める。
それまでの「夢・希望」は単なる妄想であったことを知り、これからの「夢・希望」は叶えるための行動の道筋としなければなりません。

やりたいことやりたい

時間を生み出し活用する。
今の働き方でそれが出来るか?出来ないならどうするのか?

自分で考え行動するのはこれからの社会では必要不可欠。
会社員でいることが正解では決してない。ではどうする?

軽貨物ライフは自分にいろいろなことを教えてくれ、悲観的だった60歳以降の人生に光をもたらしてくれました。
軽貨物だけでなく、人それぞれに自分にマッチした働き方は絶対にあるはずです。
それを少しでも早く知り、自分のものにできれば人生は豊かな方向に進んで行くことでしょう。

職種に拘らず働き方を考えましょう。
せっかく与えられた命ですから、楽しく過ごしたいものですね。

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