何故かうまくいかない理由
自分は何をやってもダメな奴、運もツキにも見放されている、生まれつきの負け組・・・
こんなネガティブな感情に振り回されていませんか?
確かに人として能力や情熱に格段の差が無くても、常に上手くいく人と空回りする人っていますよね。
それがたまにならまだしも、毎度毎度のこととなるとさすがに気持ちも滅入ってきてしまいます。
そういう事象って偶然に起きてしまうものなのでしょうか?
どんな些細な能力差でも結果として反映されてしまうのでしょうか?
いやいや、どうもそれはもともとの能力差というよりも、悪癖・悪習慣に影響されていることが大きいのではないでしょうか?
上手くいっている人との普段からの思考回路や行動パターンのちょっとした違いが、結果として表れてしまうことが多いようです。
自己啓発や起業家マインド系のセミナーや書籍等では「これでもか!」っと出てくるのが「時間の使い方」の重要性ですね。
まずここで人に差が出てくるというのは、私も脱サラしてから強く感じます。
よく例として出されるのが多くの人に共通する行為である「通勤」の部分。
住まいや勤め先によって通勤にかかる時間や負担はずいぶん違いますが、仕事を開始するための準備時間という概念は一緒。
多くの人に共通する行為であるがゆえに、そこから生じる「何か」が人の差に表れてくる。
通勤は一つのルーチンとも言えましょう。
決まった時間に決まった場所に行こうとするのでどうしても行動はワンパターンになりがち。
朝7時に起きて軽い朝食を取ってバタバタして7時半には家を出て、7時45分の電車に乗って8時半に勤め先の最寄り駅に着く・・・
これが惰性で無意識に行われていることに問題があるのだと。
要は毎日朝の割と脳内がリフレッシュしている大事な時間が思考停止状態なのだと。
いやいや私は通勤電車の中で新聞読んでる・読書してる・ラジオで経済ニュース聞いてる・スマホやタブレットで予めダウンロードしたオンライン講義を視聴している・・・
確かにこの情報時代、頭に詰め込むには朝の通勤時間というのは非常に有効。
しかし情報取得行為もまた1パターンでもあり、当初はしっかり視聴していたものが最近はどうも眠くなったり頭に入って来ないと薄々感じていたりしていませんか?
それはルーチンが1パターン過ぎて脳が飽きて来ちゃっている。
どうせ新聞か本を読むんでしょ?ラジオ聞くんでしょ?講義視聴するんでしょ?って。
例えローテーションして変化を持たせたつもりになっても、受動的なんですね。
脳が楽しちゃっているんです。目や耳からフォーマットの決まった情報が入ってくるのをゴチャゴチャした棚に整理しているだけですから。
これを漫然と毎日繰り返し、今日もやった感を持つためのルーチンで終わっている人は、冒頭の努力が空回りするパターンに陥りがちなのだとか。
一見良さげな習慣が実は悪習慣にもなり得るというショック。
ヒントは脳を働かせる習慣をつくること。
これ、認知症対策にも有効らしいのでぜひ実行してみたいですね。
とある情報を読む聞くだけなら誰でもできる。
それを自分が情報を作る・捕まえることに変えると、あら大変、脳が働き出す。
例えば通勤の使う駅を一つ先で乗る、一つ手前で降りるという手間を加えるだけで慣れ切ったルーチンが新鮮味を増す。
利用する駅が変わることで時間や行動に緊張感が生まれます。
始業時間は変わらなくても時刻表や乗車時間を嫌でも脳に処理させることになる。
なんでそんな無駄なことしなきゃイカンの?
だってそうでもしなきゃ体質・習慣は変わらないでしょ?
本来なら自分を変えたいなら住む場所を変えるという有効な方法があるのだけど、さすがにそこまでやる人はあまりいないでしょうから、せめて住む場所を変える代わりに利用する駅を変えてみるということ。
駅を変えなくても会社到着前に喫茶店でモーニングするとかルーチンを変えてみることで、脳には新鮮な刺激を与えることができる。
時間の範囲内で工夫することでも時間の新たな活用方法になるのです。
どこまで役に立っているかわかりませんが、私も本業中に複業やったりファミレスで読書や投資したりして認知症予防に努めておりますだ(笑)
少なくても毎日朝から晩まで配達仕事で走り回されているよりは、自分で時間の使い方をチョイスできる考え癖ができる。
もう一つ、停滞している考え方を打ち破るものを挙げておきましょう。
よく街中では「閉店セール」などやっていますよね。
実際は閉店しないのに商品の入れ替えしたいために事実上の嘘広告である「閉店セール」をやっているお店はめずらしくありません。
コロナ以降はホントに閉店するシャレにならない閉店セールも増えていますけど・・・
チラシ等で「閉店セール」「50%~90%OFF!」なんて見つけたら食い入るように見ちゃいませんか?
普段はろくに目も通さずポイポイ捨てるチラシをその時は大事に神棚に飾ったりして。
で特段買いたいものが無くてもセール会場に足を運んでしまうのですよ。
そして会場での他客の争奪戦や「処分価格」「70%OFF」「早い者勝ち」なんていう煽り札を見てしまうともう冷静もへったくれもない。
とにかく必要かどうかは考えず、買うことに集中しより割引率の高いセール品取得にお得感を見い出すただの獣と化す。
まあ多くの人が安くなった商品に血まなこになるわけですが、上手く回る人というのはこの状況で何を考えるか?
そう、安くなった商品ではなく店や会社そのものを買おうと考える。
この思考回路はなかなか庶民では出てこない。
全ては目の前にあるモノしか視界に入って来ない。
まあ自分が出せる金額に限りがあるから仕方がないのですが、その仕方がないという変な限界が思考範囲を大きく狭め、可能性を閉じることに繋がっている。
セール品を買って自分にもたらすもの・・・
お店や企業を買って自分にもたらすもの・・・
そういう価値観でのものの見方・習慣が人生を変えていく。
就職や転職でも同じ。
自分は○○大学だから就職先などたかが知れている・・・
○○歳だから大した職に就けない・・・
どうして誰かに雇われることしか発想が出てこないのか?
どうせ雇われないなら自分の常識の枠を超えてみるといい。
下手な会社員よりバイトの掛け持ちでも収入や自由度が高いこともある。
いきなり結果を求めようとするからうまくいかない。
結果に近づくための工夫はしているのか?
そうこうしているうちに時間だけが過ぎてゆくのですよ。
多少遠回りでも今までとは違う自分をイメージして大胆な発想と変化を作っていかないと、人生何故かうまくいかない人で終わってしまいますよ!