大人の勉強
社会人になってから何か学びごとをしていますか?
高校受験・大学受験で詰め込み型の勉強は終了しちゃっている人は多いと思います。
今から思えば学生時代の勉強って、漠然と「卒業のため」「将来の就職のため」という感じで本当にやりたい事がわかっていなかったのだろうなと。
だから楽しくないなりに頑張っていたつもりであっても、結果的には将来に繋がっていなかったりする。
今現在の自分を見て、学生時代の勉強って何だったんだろう?とか振り返ったりしませんか?
理系出身の方はまだ学んだことの延長線にある職についているかもしれませんが、文系出身の場合は社会に出て役に立っている感じがあまりしないのは気のせいか?
社会人になってからも学ぶことは多々あります。
しかし学生のように学ぶための時間や場所が用意されているわけではない。
(新人研修とか特殊なスキルを求められる仕事には一定の時間・場所は用意されていますけど)
一般的なサラリーマンであれば自分が配属された部署の仕事を覚えていくことになりますが、資格取得や昇級試験でもなければ根詰めて勉強することは滅多にないでしょう。
最低限の仕事さえしていればお給料が貰えるわけですから、そのぬるま湯に浸かってしまった時点で既に人間としての細胞分裂は止まり退化が始まっている。
進化を続ける人は誰かに言われなくても課題を見つけ勉強を止めることはない。
むしろ学生時代より「自分のため」「夢のため」という方向性が明確になったことで、勉強への姿勢が積極的になる。
やらされていた勉強が前向きにやるスタイルへ!
何事もそうですが、やらされている状態と積極的に取り組んでいる状態では手応え・結果に大きな違いが出てくる。
学生で実質勉強を終えてしまった人と社会人になっても勉強を続けている人の違いも然り。
自分にとっての「勉強」を見つけられるか否かで人生は違う景色になっていく。
勉強をしなくなる原因の一つは「お給料制」。
頑張っても頑張らなくてもお金は自動的に振り込まれてくる。
これでは本来は怠け者気質の人間は自分を追い込もうとしなくなるのは当然か。
勉強する時間があればパチンコしたい飲みに行きたいTV見たい・・・
もう一つ最近の社会人が勉強をしなくなった原因は「出世欲の無さ」。
ちょこっと収入増えるだけなら責任だけ大きくなる昇級より、気楽な平社員でいいや!っていうゆとり世代的感覚の社会人が巷に溢れてきたから。
上司である中間管理職の哀れな姿を毎日見せられていれば、平社員でいいや!という考えはわからなくもない。
しかし競争や上昇志向を望まない人間だらけになれば会社は活性化しないですから、日本社会の将来はなかなか厳しい・・・
会社で役に立つ知識より社会で役に立つ知識
別に出世とか望まなくても構わないですけど、せめて自分自身をバージョンアップさせていくような勉強はして欲しいなぁ。
その会社で昇級して中間管理職になるイメージを捨て、転職や独立・起業のための自分磨きという、今の会社の枠を超えたスケールの大きなイメージで自分の可能性を考えていくと勉強も楽しくなるはず。
世の中には実に多くの働き方があることをまず知るべし。
自分の将来が今の会社の枠組みの中でしか完結しないようなイメージしかないと、勉強する意欲も湧いてこない。
独立・起業するんだ!という意欲を持てば、やりたい事への方向性が見えて来るし何を勉強すれば良いのかがわかってくる。
こうなると勉強することの楽しさを知ることができる。
学生時代とは全然違う、学びに飢えた自分に気が付くでしょう。
自分というすごろくのゴールは会社での出世ではなく、やりたい事ができる状態になるということ。
そのための時間や出費は惜しくない。そんなものは後から取り返せるんです。
昭和の時代と違って現代はインターネットという飛び道具がある。
誰もが使い方を工夫すれば短期間で違った人生を手に入れられる面白さがあるのです。
会社のルールに縛られ気の遠くなるような時間をお給料のためにそこで過ごす人生って魅力的ですか?
学生時代に発想と努力が足りなかったのが今の状況を築いているのです。
しかし、これからの勉強は過去を一気に挽回できる可能性を秘めている。
中卒・高卒でも成功者となっている人間は世の中たくさんいるんです。
若くして成功している彼ら彼女らは、「就職」とか「お給料」というものには興味を持たない。
それが自分を幸せにするとはこれっぽちも思っていないでしょう。
ただひたすら自分がやりたい事を早くから気付き、時間も労力もそこに集中させることで同級生をごぼう抜きした。
社会人になってからの行動が最後には勝者になれるという良い見本ですね。
勉強を始めるのは何歳になっても遅くはない。
ただ気付いた時からすぐ始めることです。そして楽しむこと。
60歳すぎてリタイアした人だって勉強を楽しみ、そこから起業して会社を立ち上げたり悠々自適に働いている人も何人もいらっしゃる。
勉強せずに60歳過ぎたら生きていくのは大変です。
工事現場の誘導員やビル清掃員という大変なお仕事で頑張れますか?
人生100年時代。
今はどこかの社員として働き何とか定年まですがりついていても、そこからまた新たな仕事・収入ネタを見つけて20年30年頑張らねばならんのです。
その時に何も勉強してこなかった、社会で闘える知識を身に付けてこなかったでは済まされません。
それでは低賃金の肉体労働しか選択肢が無くなってしまいます。
どうせ定年過ぎたら新たな働き方を模索しなくてはならないんです。
だったら早くから勉強始めて自分ワールドを構築しておくべき。
大人の勉強は学生時代の勉強より実践的で役に立つのです。