労働時間を減らして所得を増やす
今月は運送仕事の荷量が増え、ファイナンシャルリテラシーの学校に入校し、親の介護が本格化するなど例年にない忙しい10月となりました。
おまけに今週は衆議院議員選挙(25日に早々に期日前投票に行ってきた)や請求書の作成もあって、改めて時間の大切さを認識しております。
コロナ騒動もようやく落ち着いてきて店舗の営業時間も平常に戻りつつあるなど、ようやく経済活動にも明かりが見え始めてきたようです。
しかしそんな中でも私たちの収入は減りはすれど一向に増えて行く気がいたしません。
企業は内部留保を増やしているくせに従業員には還元しようとしません。
そのくせ拘束時間、労働時間は賃金とは相反して増えていく・・・
私が働く上で重要視しているのが「労働対価」。
見せかけの収入に騙されないためにも、労働時間・労働内容が報酬に見合っているかどうかをチェックするのは非常に大事なのですが、これを怠っている人が実に多い。
私が現在一応本業としている軽貨物運送業の世界にも危うい働き方している人がいます。
ここ数年、YouTubeで軽貨物の仕事が数多く発信され、ちょっと良さげな仕事として勘違いする人が増えました。
確かに稼げる要素はありますが、「誰でも」というわけではありません。
収入の部分のイメージが強いですけど、労働対価を軽視して参入し結局は辞めていく人が後を絶たない。
数多く発生した軽貨物系ユーチューバーも、あっと言う間に半分以下に減ってしまったのが現実を物語っている。
軽貨物の仕事の問題点は「経費がかかる」ということと「仕事量が安定しない」ということ。
特にここ最近のガソリン代の高騰は運送業全体にも暗い影を落としている。
ガソリン代が上がっても配達単価は変わらないのが自腹な個人事業主には苦しい。
収入を増やすには配達数を増やすしかないのですが、配達数は自分で自由に決められないし、配達数を増やせばガソリン代も増えるし労働時間も増え労働対価は悪くなる方向に。
特に軽貨物に代表される「宅配」という仕事は、足し算収入の最たるもの。
低単価の仕事を数こなさねばならないという、経営側に踊らされている典型的な働き方。
労働時間が増えようが休日が無かろうが単価は変わらないし、残業・休日出勤という概念もない世界。
もちろんそれでも稼げる可能性があるだけ救われる部分はある。
ブラックな会社で逃げ出せない人に比べれば、収入は自分次第だし嫌ならすぐに辞めることができ、同じような仕事はいくらでもありますから。
ただし「同じような仕事」というのが問題でもあるんですけどね。
軽貨物に限りませんけれど、同じ業界の中では大体賃金相場と言うのは決まっている。
よほどスキルがあるなら別ですよ。そもそも突出したスキルのある人は自分で収入を決めることができるはずなので、待遇の問題で悩むことはないでしょう。
結局は同じような環境・待遇の中でグルグル回っているだけで、それでは根本的な問題は解決しない。
発想の転換は必要なんです。
本業としていた仕事から一旦離れて働き方を考えて見る。
これまでの本業の延長で環境を変えようとするから行き詰まる。
収入手段を労働と切り離して考えてみることが出来れば、新たな景色が見えてくる。
ここ最近の「FIRE」という考え方に大きなヒントがあるように思います。
今の仕事・働き方を続けて、自分の人生は幸せになるだろうか?
もっと劇的に自分を変えることは出来ないだろうか?
一つは副業・複業を取り入れハイブリッドに収入を増やす。
それには今まで以上に時間の使い方を整理しないといけませんが。
一つは投資にチャレンジしてお金に働いてもらう。
1馬力だった収入を2馬力3馬力にして、超効率的に資産を増やしていく。
ただし必ずしも稼げるわけではないというリスクを受け止められるか?
普通の労働者が長時間労働と低賃金の世界から脱出するには、投資のようなお金に働かせるやり方を取り入れない限り、一生ワーキングプアとなる可能性が高い。
65歳70歳になっても働き続けなければならない現実、想像以上に厳しいですよ!
投資と言うと未だに悪いイメージを持たれている方が多いでしょう。
きちんと勉強もせず一攫千金を夢見て安易に飛び込むと失敗する可能性は高い。
しかしお金の使い方をちゃんと学べば、結局は投資という選択肢に行き着くはずなんです。
私も独立してからは「働き方」と「お金の使い方」に関しては真剣に考えるようになりました。
複業を取り入れたハイブリッドな働き方は続けていますし、株やらバイナリーオプションやら労働とは違った収入手段を取り入れてもいます。
巷では評判のよろしくないバイナリーオプションですが、布団の上でゴロゴロしながら一晩で10万以上稼いだこともありますし、これを極めたら面白い(一晩で5万損することもある。毎日そう上手くいくわけではないので勉強は必要です)。
というわけで投資の勉強をちゃんとする必要を感じ、まずは自分に投資すべく学校に入校したというわけです。
投資で収入を得るようになれば、これほど労働対価の良いものはない。
労働時間はほぼ皆無で収入は青天井。上手く回るようになれば経費だってかからない。
自分の老後にも必要な収入手段だし、親の介護という現実に直面してみて不労所得の重要性はヒシヒシと感じています。
こういう楽して稼ぐような収入手段を信じない・攻撃する人がいるのは百も承知。
じゃあ死ぬほど汗水垂らして働けば良いかというとそれは違うでしょう。
私の場合は生活は軽貨物の収入で、投資の資金は複業の収入でと住み分けています。
決してイチかバチかという無謀なギャンブルをしているわけではありません。
今は労働時間はそれなりに発生していますが、やがてはこれを減らし、今育てている投資のタネたちが収入の本質となるようにきちんと勉強している最中です。
私の中の「労働」とは投資を学ぶこと、近未来の収入ネタを育てること。
ここに気付いたことが軽貨物をやって自分が成長したことだと思います。
ちょっと遅すぎましたけど・・・