成功するリスクを知らないから人生がつまらなくなる

今週の厚生労働省の発表によると、新型コロナウイルスに関連する解雇・雇い止めが現状の見込みも含めて約6万5千人を超えているそうです。

業種では「製造業」「飲食業」「小売業」「宿泊業」「派遣業」が上位を占め、今後は他の業種においても影響が出てくると予想されています。

 

これまでは解雇・雇い止めの多くは非正規労働者でしたが、徐々に正規労働者にも影響が及び出しており、年末に向けて感染の再拡大が進むようであれば日本経済はちょっとヤバい状況に陥るかもしれません。

現在従事している仕事に「望んで」就いた人もいれば、成り行きで就いた人、他に選択肢が無く仕方なく働いている人、様々なパターンがあるでしょう。

せっかく希望した職に就いていたのに突然のウイルス騒動で解雇・雇い止めなんて、あんまりですよね。

航空会社のCAとかアパレル関係とか憧れる人も多い仕事はもちろん、身近な例ですとディズニーランドやシーのダンサーを始めとしたスタッフ達。
夢の世界を演出して人々を楽しませることにやりがいを抱いていた者が、現実の世界に飲み込まれて働くことを許されなくなってしまう・・・

いくら自分が「やりたかった」「なりたかった」仕事でも、ちょっとした社会や経済の変化でいきなり職を失うという危うさがリーマンショック以降見られるようになってきている。

 

今、皆様の仕事・働き方はどんな状況でしょうか?

コロナの影響も微々たるもの、業績も堅調で人事・福利厚生にも変化なしという羨ましい環境はどんな業種なのでしょう?
テレワークやワークシェアリング等、組織を柔軟に変化させ衝撃を吸収できた企業や働き方は比較的影響を軽減できているようです。

 

ただ殆どの業種・仕事には何らかの影響があったと考えるのが普通です。
いや、コロナの直接的な影響というよりそれまでの潜在的にあった問題がコロナをキッカケに表面に噴出してきたと言った方が正しいかもしれません。

飲食業などは昔から衛生面でのリスクが大きい業種です。
ウイルス同様にO157 等の食中毒も風評被害を被りやすい。同業他店で起きた事故でもあっと言う間に悪いイメージが拡散してしまう。
人に問題がなくても仕事を失うリスクは高い。

ただリスクが高いからと言って仕事が面白くない、やるべきではないということでは決してない。
逆にリスクを背負うからこそやりがいがある仕事は多いと思うのです。
リスクを全く背負わないことに挑戦するのは挑戦とは呼べないでしょう。

転職もある意味リスクを感じますよね。でもリスクは悪い意味ばかりではないのです。

私達は普段「リスク」というニュアンスを「危険」というイメージに置き換えて使うことが多いですが、「不確実性」という意味もあります。
自分や世間の予想とは違う結果になるのもリスクです。

これまで使っていた危険という意味でのリスクを「不確実性」という意味に置き換えてみると、だいぶ印象が変わってきます。

 

つまり「リスク=危険」を「リスク=不確実性」としてみると、必ずしも悪い結果ばかりではなくなるのです。

転職は大抵「失敗したらどうしよう?」「収入が減ったらどうしよう?」という負のイメージにしか捉えない人が多いですけど、逆に成功したり収入が増えるリスクというものもあるんです。

飲食業を目指す人も全員が「リスク=危険」とだけ思って始めるわけではありませんね。
飲食業だけではなく起業・独立する人は皆危険も承知の上で、成功するリスクも頭の中に描いているんです。

「成功するリスク」をイメージ出来ない人は動けない

成功者は「決断力がある」「行動力がある」とよく言われていますけど、その根底には「リスクを楽しんでいる」ことがあると思うんです。

一見、無茶な行動・決断と思えるかもしれないけれど、その裏では綿密な計画と準備をしていたので結果が良い方にいくのは必然なのだと。

もちろん自信の裏付けがしっかりしているからなのですが、不安ばかりが脳裏を埋め尽くして行動できなくなるパターンとは全然違うんですね。
「こうやればこうなるからやるべき!」とストーリーがしっかり描かれている。

自分で自分を洗脳するというのはアスリート達も取り入れている。
俗に言うイメージトレーニングというやつです。
勝つイメージを植え付けることにより精神・肉体をイメージと同調させる。

上を目指す者は行動・決断にマイナス要因となるものを払拭することを習慣付けしています。
これが時々「ビッグマウス」とか叩かれることもある原因の一つなのですが、とにかく他人に迎合せず自分の目標をしっかり見ていることの裏返しでもあるんですね。

 

私は成功者でもないし人に自慢できることも何もしていませんが、軽貨物で独立する時には「成功するリスク」というより「失敗しないリスク」というイメージだけは持っていました。
「これやったら危険!」というリスクイメージは全くありませんでした。

中高年が中途半端に転職したってたかが知れている。
月収25万~30万程度の会社員となるのだったら(そもそも転職自体が難しいが)軽貨物に何か副業を絡めれば、収入面では確実に上回るし自由も得られるという妙な自信はありました。
すぐに始められるし。

独立初月から月収40万円以上にはなりましたし、これで「成功」とはとても言えませんが、少なくても「失敗」はしていない。
私には会社員になる方が危険だと思っていたんですね。

転職・会社員になるリスクと軽貨物独立のリスク。同じ表現のようで中身は全く違うリスクであり、リスクという言葉は不安とか危険ということではなく良い方に転ぶ不確実性として私の辞書には載ることになりました。

是非「リスク」を恐れないで良いイメージに変換してみてください。
行動力・決断力が驚くほどUPしますよ!

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