すべての機知は結果に通ず
平成という元号での最後の年末もとうとう残りあと2日となりました。
毎年のように良い事悪い事があり、悲喜こもごもで1年を振り返るタイミングですが、皆様にとってこの1年、反省するべき点はいつもと同じではなかったでしょうか?
大体、問題を先送りするタイプの人はなかなか前へ進めないと言われています。それまで先送りして何とかなっていたのが自分のペースとして染み付いてしまっている。今、年賀状を慌てて書き始めた人、心当たりありませんか?(笑)
自分を変えるということは言うほど簡単ではありませんよね。ただ変われなければこの先もずっと同じような人生が続いていく。いや同じであればまだ良い方で、サイクルが速く激しくなってきた時代の変化に適応することができなければ、その報いは変われない自分に降りかかってくる。
人生、誰しも良い事悪い事は経験します。そこで得た経験・反省が次に生きてくるはずなのですが、結果オーライだったり痛い思いをしなかったりすると、反省どころかズルズルと自分を甘やかす方向になっていき、それがマイペースとなってしまう。年賀状作業などはわかりやすいですよね。元旦に届かなくても別にペナルティもなければ文句を言ってくる人はいないので先送りしやすい。もし納期に投函できなければ罰金とか減給・降格とか身に迫る罰則があれば寝る時間削ってでもやるでしょう。実際はそこまでしなくても出来るはずなのですがやらない・先送りする^^;
毎年反省している内容は似たような事が多いと思います。ではその反省する点や悪い事を減らすにはどうしたら良いか。自分を変えていくためには何をしたら良いか?ただここでハードルを上げてしまうと結局はやらない人になってしまうので、すぐ出来そうな事を習慣として取り入れていくことから始められれば。
意識と行動の連動性が劣っている人ほど先送りする傾向が強いと思われます。心では「あぁやらなきゃ」と思うが行動に移せない。私もそういうタイプの人間だったのでだいぶ遠回りしてしまいました。意識的に「こうしなきゃ」と思うが体が動かない。これを習慣として体に染み込ませるところからスタートです。習慣になれば意識とは関係なく行動できる。朝起きたらと寝る前は歯を磨くみたいな(これできない人もけっこういますが・・・^^;)
基本的には「人より少しだけ早く動き出す・始動を早める」「人より少しだけ多く何かをする」。たったこれだけのことを意識していくだけでも運というか物事の巡りが良くなってきます。例えすぐに効果として結びつかなくても習慣として当たり前のように出来るようになると違った自分になれると思います。私がダラダラしたサラリーマンから独立して現在に至る過程で実践してきて、だいぶ運巡りが変わったなという実感が強くあります。
私が独立した当初は金銭的な不安はありましたし、何から手を付けて良いかもわかりませんでしたが、とりあえず「1日あと千円余計に稼ぐにはどうするか?」というテーマを持って働き方を考えていました。その行動の結果というか現在においてマルチワークというスタイルに辿り着いている。多くの人は何か仕事が決まるとそれに安堵して他の可能性を考えなくなる。1日24時間あるのに使いこなさない。私が軽運送業という仕事に安堵してしまっていれば、昔の自分と何ら変わっていなかったでしょう。
マルチワークという効率重視の働き方に至ったのも、人より多くの求人を見て来たからだと思います。自分が出来そうとか興味ある仕事だけしか見なければ働き方の可能性は閉ざされる。結局は自分が出来る・やりたいという過去の創造の中でしか可能性を見い出せないのは残念。実際いろいろな求人を見ていくと意外に条件がマッチしていたり、今まで気付かなかった(スルーしていた)面白い働き方に出会うことは結構ありました。私が好き嫌い興味あるなしに関係なく手当たり次第に求人は見るべきと言っているのは、そういうことです。「人より速く人より多く」というのは、求人活動においても必須です。出会えるかどうかは貴方の行動次第。「年明けてからでいいや」「次のボーナス貰ってから」なんて先送りしているなら、出会いのチャンスも先送りしているということ。
年も変わるし年号も変わる。何かを始めるキッカケとしては良いタイミングです。自分は今何をすべきか、しっかり察知して即行動に移せれば必ず結果となって返ってくるはず。2019年が皆様の転機になることをお祈りしております。